劇場公開日 2022年1月28日

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「身体と心で感じる、体感型アクションムービー」Pure Japanese makimaki7さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0身体と心で感じる、体感型アクションムービー

2022年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

大きなスクリーンいっぱいに広がる
迫力のアクションシーン。
立石の狂気が宿った鋭い眼光。
神社のある山深い大自然。
忍者ショーのテーマパークがある
どこか懐かしく、怪しげな街の風景が
独特のトーンの照明に映し出される事で
より神秘的なものに感じました。

物語が進むにつれて
不気味な重低音が、身体中に響きわたり
物語の不吉な展開を感じさせます。

アクションシーンと共に流れる音楽は、
幻想的で日本の伝統美を感じる雅やかなものでした。

これらの、視覚、聴覚、身体全体で感じる感覚の
相乗効果で、初めて観た時は、衝撃的で、
ただただ圧倒されてしまい、放心状態でした。

また、物語の内容も、日本人の定義とは?
というテーマも、1回観ただけでは理解できずに、
頭の中が、疑問だらけでした。

映画館を出た後も、ずっと考えて
家で自分なりに考えた事を確かめに、
何度も映画館に通いながら、徐々に謎が解けて行き、
自分の心境が変化して行く過程は、今まで味わった事のない楽しさでした。

物語の中で感じた
人間の逃れられない運命、奥底に眠る怒り、
人生の儚さ、刹那的な煌めき、散り際の美学のようなものに、魂が震えました。

映画館の、空間内で受ける、身体的な刺激と
脳内の想像力とが相まって
自分の奥底に眠っていた
Pure Japanese の魂が、共鳴して、
映画館に通う毎にその共鳴が、強くなって行くのを
感じています。

初めは理解するのが難しかったですが
内容を理解すればするほど、共鳴と感動が深くなり
何度も、映画館に Pure Japaneseを体感しに行きたくなります。

makimaki7