「とにかく、追われるのです」殺人鬼から逃げる夜 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく、追われるのです
久しぶりに都内の映画館へ…
もう、韓国の猟奇犯罪映画にハズレはないと言い切る。
ディテールはともかく、間違いなくスリルがあって面白い。
やや雑な脚本に対して、見事な演出とカメラ。
監督・脚本のクォン・オスンは新人だという。見せたい画のイメージが先行してストーリーは後付けだったのかも。
そして、主人公の女優(チン・ギジュ)と殺人鬼を演じた俳優(ウィ・ハジュン)が良い。この二人が無尽蔵のスタミナで走る。とにかく、走る。
「人が居るところに逃げろ〜っ」と心で叫びながらハラハラしていたら、繁華街に逃げ込んでまさかの展開。
そんな馬鹿な…とも思うが、観客の意表を突く。
繰り返しになるが、チン・ギジュという女優は良い。
韓国にはまだまだ良い俳優がたくさんいるのだろう。
邦題があまりにそのままで笑ってしまうが、料金分は充分楽しめた。
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