「男に搾取される女性の悲劇」ラストナイト・イン・ソーホー Nightwalkerさんの映画レビュー(感想・評価)
男に搾取される女性の悲劇
予告はホラー強めだが、不思議な力を持つエロイーズが過去を幻視した事で事件に巻き込まれるサスペンス。
構成としては中盤までサスペンス、終盤ホラー、結末謎解き(ミステリー)という感じ。
全編通してオシャレな音楽とカメラワークや演出が凝っていて色彩美しい作品。
同じようなテーマの『プロミシング・ヤング・ウーマン』と違い、事件の真実や結末は共感出来ない部分もあり、男による性暴力のシーンもあるので、そういうシーンが苦手な人は鑑賞を避けた方が良い。
音で驚かせる演出は全編通して6回ぐらい?でその半分はいきなり腕掴まれるとかなので、音で驚かせるホラーが苦手な人でも観れるとは思う。
トーマシン・マッケンジーの繊細なヒロインも良いし、アニャ・テイラージョイの歌もダンスも見れたので加点。
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