「アニア・テイラー=ジョイの存在感」ラストナイト・イン・ソーホー arlecchinoさんの映画レビュー(感想・評価)
アニア・テイラー=ジョイの存在感
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アニア・テイラー=ジョイはこういった超自然な美女役がものすごくハマりますね。人間じゃない感じ笑。
オカルトにしてはまあまあ面白かったですね。
私は基本的にオカルトは好きじゃないんです。どんなに理屈が通らなくても文句のつけようがないから。いかに理不尽であっても「オカルトですから」が免罪符になる。
この映画で言えば、主人公だけが”力”を持ってて「幻影」は彼女にしか見えないって設定もなんだか。あばあちゃんの言った”力”って伏線だったのかよ?! そのせいで「急に都会に出たので神経病んだ」みたいに勘違いされちゃってドツボにはまる、ってとこはトワイライトゾーンみたいで面白かったけど。
そして最も騙されたのは、エリーに幻影として見えているのが「誰にも知られていない*事実*」だと思っていたら、事実ではなかったこと。殺されて幽霊になってると思しきサンディは死んでもいないし、殺した側じゃないかよ(生霊か? だからどんでん返しになるんですが笑)。それはだまし討ちだろ? 「オカルトですから」何でもありなんですね。「私はある意味あの部屋で死んだのよ」そうですかはいはい。
....まあ、そういうところを突っ込む映画ではないのかもしれませんね。若干期待が大きすぎたうらみもあります。映像美とか音楽とか、そういったものを楽しめばよいと。オカルト嫌いは個人的な趣味なので。
エドガー・ライト監督も私の中では特に可もなく不可もない凡百の監督。特に感銘を受けた映画もない。あ、「ショーン・オブ・ザ・デッド」は面白かったな。あれはサイモン・ペグがいいんだ。
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