「幻影の正体」ラストナイト・イン・ソーホー リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
幻影の正体
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何かが「見えて」しまう少女の物語でした。
見えるのが亡くなってもまた会いたい肉親とかなら逆にほのぼのするんですが、
その場所に留まってしまった怨念のようなものだと下手に自分しか見えない分、警察に訴えても頭のおかしい人と思われるだけで。怖かっただけでなく陰でバカにされるという、、見える力があると2重苦になってしまうところは切なかったです。
でも主人公の女の子には、例え自分には直接見えなくても、他人には不可解に見える行動をしてしまう彼女を理解しようとして、見捨てずに側にいてくれた彼がいてくれて救われました。。人生に必要なのは「自分の理解者」だと改めて実感。
今ちょうど公開されているビョルン・アンドレセンの映画「世界で一番美しい少年」でも芸能界での問題点に関するテーマがありましたが、とりあえず芸能界は怖いところだと思いました。
そういえば途中で亡くなった元警察官が、犯人の名前までは辿り着いていました。あとは行方を追っていたんですね。でもその名前で郵便物が届いていたのに警察はどうしてあの犯人を捕まえられなかったんだろうか?と思いました。まさか、生きのびたあの犯人の姿も幻影?それはないか、物理的な行動をしていたし。
後半に、犯人の名前を聞いてからその宛名の郵便物を見た時が一番衝撃でした。そうかそういうことか、と。。
なかなか見応えのある作品でした!
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