「本当の性的搾取とは」ラストナイト・イン・ソーホー 不敗の魔術師さんの映画レビュー(感想・評価)
本当の性的搾取とは
ショーンオブザデッドやホットファズのイメージからは随分と乖離してますが、でも魅力的かつシリアスなテーマを抱えた見事な映画だと思います。
昨今、架空のキャラクターのスカートが短いとか胸が大きいとか言って「女性の性的搾取だ!」と騒ぐ人々がいますが、これこそが本当の性的搾取だと思わされる作品でした。
言葉の意味が軽くなるので是非やめて貰いたいと思いましたね。
芸能界では今も枕営業(ハリウッドではカウチオーディション)の噂がまことしやかに囁かれたりしてるわけで、何故あのテの人達は架空の問題の前に現実の問題に斬り込まないのか不思議でなりません。
それはともかく私はこの作品、60年代ロンドンのギラギラした存在感と主演二人の魅力、特にサンディの勝気な美しさとその転落に惹き込まれたんですが、
パンフにはエロイーズ役のインタビューしか載っておらず、日本人には理解の難しい当時のカルチャーやらの解説なども全くありません。映画評論家複数の能書きでページ埋めしている劣悪なものなので買わない事をお勧めします。
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