「不快感」ラストナイト・イン・ソーホー みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
不快感
映画は何のために観るのか。
人それぞれだろうが、私は非日常を体感しストレス解消するため。
だから、ストレスを逆に溜めてしまいそうな映画はごめんだ。
この映画、本当に不快でストレス倍増した。
まず爺どもの醜悪さ、死を以て償うのは当然だろう。
また、ルームメイトの女の卑しさ、お咎めなしだったのは残念だった。
と言って、過去の方のヒロインに問題はなかったのかというと、
それなりの下心、思惑はあったわけで心底同情はできない。
そんなわけで、ストレスフルな展開だった。
R15だったのも頷ける。
ホラーとしても大いに物足りなかった。
心霊的な怖さはなく、結果的にやはり一番怖いのは人間だった。
ラストはやや予想外だったが、それはそれまでのヒロインとは違っていたからで、
ストーリーとしての面白さではない。
但し、切り裂きジャックのような、
ロンドンの底辺に流れる独特のおどろおどろしい雰囲気は感じられた。
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