劇場公開日 2021年12月10日

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「ホラーと知らずに観た感想」ラストナイト・イン・ソーホー waisighさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ホラーと知らずに観た感想

2021年12月12日
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鑑賞方法:映画館

ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。新居のアパートで眠りにつくと、歌手を夢見る魅惑的なサンディに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。だある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。という内容のサイコホラー。

大した事前知識がなく、SFサスペンス・ミステリーだと思って鑑賞したので後半のホラー要素に驚き。ただそこまで直接的な描写もないので観れないということもない。

後半の展開は意外性があって面白かった。込められてるテーマも最近の流行を抑えている(男性にはやや肩身が狭いが)

ただ、後半に詰め込まれてるので前半がやや間延びしてる印象を感じる。後半の怖がらせる部分もワンパターンで、展開は早いのに退屈な部分も多かった。

60年代のソーホーの掘り下げもイマイチで、クズな男しかいなかったかのようなイメージしか残らない。ここを期待して観に行っただけに残念。

他にもリンジーの理不尽な扱いや、能力の詳細など中途半端に終わってしまった部分が多く、消化不良感が残る。また、何故ジョンがあんなに献身的なのかがわからない。

キャストはエロイーズもサンディもハマってたように思う。特にトーマシン・マッケンジーは愛らしさもあり、恐怖に歪む顔も美しい。

waisigh