劇場公開日 2021年12月10日

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「今週(12月10日の週)では本命に来るかな…。」ラストナイト・イン・ソーホー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今週(12月10日の週)では本命に来るかな…。

2021年12月11日
PCから投稿

今年200本目(合計264本目)。
※ 大台を超えてしまいましたが、その中でよかった作品などは次の投稿(「ドント・ルックアップ」のほうで)。

sohoという語は日本では一時期流行った言葉ですが、ここでは「ロンドンの中心街」という意味(ほか、ロンドンに限らず、一般に大都市とされる都市で、その中心街一般をさす単語として使われる模様)です。これを事前に把握しておかないとある意味ハマりそうな気がします(映画内では説明は一切ない)。

ストーリーは他の方も書かれている通り、1960年代と現代の描写が混ざり、また、いわゆる「ループもの」にホラーを足して、さらにミステリー要素も足してそれらを2や3で割った感じかな…と思います。ところどころ流れる音楽がとても当時の雰囲気を表しているので、(この映画はいわゆる音楽映画のくくりではないですが)当時の音楽に興味がある方も行かれても損はしないかなと思います(内容的にも音楽や踊りのお話もでます。なお、主人公の女性はファッション学科に入学してきた子)。

 ※ 前半はそのように学校の装飾科(服を作るというお仕事の学校)のお話が続くので、最低限だけでも知識があると良いのかもしれません(女性の方だと何の問題もないのかも)。

レーティングがR15である関係か、やや不穏当な表現(大半は大人の営みに関するところでひっかかったと思われます)がありますが、そこはレーティングがありますし問題はないかなという印象です。そこまできつい表現ではないですし、高校生以上のお子さんがいる家庭なら今週どれ観に行く?となったら本作品になるのでは…と思います(大人の営みも出るのは出ますが、R15という観点ではソフトなほう)。

 ※ まだわかりませんが、来週になるとマトリックス(新作版)という超大作が来るので、1週間前の作品と言えども大幅に放映回数が減りそうな気がします(ここは注意しないと、一気に「見逃し作品」が出てきかねないので注意です)。

 ストーリーや内容、ネタバラシになるような内容は他の方も書かれているのでここでは省略。ミラー(鏡)を使ったトリックって古典的なのですが今でもこのような作品ができるように結構よくできているなぁと思うし、今週どれ見ようかなと思ったらまず本作品が来るのでは…という印象です。

 やや英文法的に怪しいところがあるのは気になったものの、理解を妨げるほどではないので(前置詞の抜け等)、そこは特に気にしませんでした(字幕以外の解釈はできない)。

 特に作品として気になる点はないのでフルスコアにしています。

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(減点なし/他事考慮) tohoシネマズなんばさんで観たのですが(シアター4)、シアター4って、ミニシアターを一回りか二回りか大きくしたくらい(定員120人くらい?)の大きさなのですよね…。
そこで今週、おそらく本命枠になると思う作品をシアター4に入れているので、三密どころかすごい状況になってました(現在でも「1マス開けて座る」という暗黙のルールはあるものの、暗黙のルールに過ぎないので、ほぼ満席な状況)。

さすがに予約を開始してからシアターを入れ替えるというのは無理なのは当然ですが、過去のデータ等から「この映画にはこのくらい来そう」というのは相場観というのはあると思うのですが、映画館側もできるだけ三密にならないようにしていただければ…というところです。
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yukispica