「グッドメロディにのせて不安と恐怖が踊る」ラストナイト・イン・ソーホー あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
グッドメロディにのせて不安と恐怖が踊る
ポップミュージックを信じている作品だった。
ポップミュージックのメロディとリズムに合わせてきちんと怖いホラーを描けてしまうとは。
女性の潜在的な恐怖感を反映した幻影の怖さ、オールディーズへの憧れ、ロマンティックさ、裏側のグロさ、がどんどん映像で溢れてくる。
その溢れるテンポが実に音楽的なのだ。
だから心地よく、ただしっかりと怖い、というあまり観たことない映画になっていた。
ジャンル映画のアップデートの担い手としてのエドガー・ライトに、リズム感の良い映像の連打という記名性が強く刻まれた良作でした。
満足っ!
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