マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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70年代〜80年代B級ホラー映画への愛溢れるオマージュ
「SAW」、「死霊館」、「インシディアス」とハリウッドのモダンホラー界を常にリードしてきた鬼才ジェームズ・ワン監督の最新作「マリグナント」を鑑賞。「アクアマン」の世界的な大ヒットに恵まれ、今ハリウッドで最も信頼されているヒットメイカーの一人とも言われている。この監督の映画は人によって好き嫌いが分かれるが本作でも正に「やりたい放題」。彼は自分が撮りたいものを必ず一定のクオリティで成し遂げてきた。それがどんなに内容がくだらなくてもとにかく見せ方が上手いので彼の映画は全てテンポが良くて見ていて飽きさせない。
「マリグナント」は彼が時たまやる「オマージュ」作品で80年代のB級ホラーの「あの感じ」への愛溢れるオマージュ描写にホラー映画ファンとして感動してしまう。
特に本作はアート色が強く、ダリオ・アルジェントの映画を愛してきた者なら誰でも少し懐かしさを感じてしまうのではないか。カメラワーク、わざとらしいスモークを使った霧の演出や色合いなど、同監督は恐らく70年代後半から80年代のホラー映画から多大な影響を受けたのだろう。あまりグロテスクな要素に拘らず、サスペンスをメインに持ってきている辺りも好感度が高い。そしてアクション!本当アクションを撮るのが上手い監督。
かつてジェームズ・ワン監督は「狼の死刑宣告」というオマージュ映画を撮っていたが今回もその時と同じような感動があった。これからも期待大の監督だ。空気を読まずにがんばれジェームズ!!
色んな要素をぶち込んで美味しく焼き上げたケーキ
ポップコーンぶちまけながら観たい映画。
夢の世界ってこうだよな、さっきまで明るいシーンだったのに急に変なキャラでてきたりして…と思ったり。
主人公マディソンの夢の中に出てくるモンスターの正体と、現実世界とのリンクの謎を追いかけるというのが本筋なのですが、とにかくアップダウンの激しいジェットコースターに乗せられている感じ!
ホラーか、ミステリーか、サイコサスペンスか、アクションもありか!
生地にいろんな材料(要素)をぶち込んでものすごくうまいこと焼き上げたケーキ、そんな映画です。
個人的には何度も「ありえない!」と爆笑しそうになって、それがまた楽しかった。
R18でそれなりにグロもあるのですがあまり気にならなかった。
イットフォローズ?エクソシスト?リング?家のミニチュアはヘレディタリーかな?
といろんなホラー映画を思わせるカットがあるのがまたニヤニヤしました。
「キャビン」(ネタバレなしで見てほしい)が好きな人なんかは好きかと思います。
覚悟して観ましょう♪
夢か現実か分からない状況で、凄惨な殺人もあり、話がテンポよく展開。
犯人は誰なんだ!?
後半になると凄まじいシーンの連続になっていきます。
犯人も判明。
昔の【マトリックス】ばりの激しいアクションも。
ラストはいいけど、後半のストーリー展開はもうちょい感動出来る感じだと5点満点(4.5にしました)でした。
期待して観ていい、ホラー映画だと思います。
こんなの初めて♡すごい
伏線回収と映画の中のリアリティーと面白い画角、スタイリッシュともいえるアクションと音楽。
無茶苦茶な設定もまあいいかと見逃すことにした。
こんなの初めて♡すごい
来年のハロウィンはガブリエルが渋谷を闊歩しそうだな。
最終的にはパート2作る気満々だなと思わされて、ちょっと笑ってしまいました。
すげーな、ジェームズワン。
久しぶりにやりすぎ展開を笑えた。どんだけ予想の斜め上を行く展開を考えるのか。
悪魔?多重人格?ジェットコースターレベルな展開に息つく暇なし。空撮やら霧のシーンやらカメラの動き方やら全て極上。おまけにぶっとびなアクションシーンまで見れるとは。
ホラーと呼ぶには内容の幅が広がり過ぎてジャンル分け難しいぞ、と。
脱臼
人面瘡の手に負えない版だった。
なるほど、よく出来た設定だった。
ネタバラシの後の辻褄がパタパタと合っていく。
電気を何故操れるのかは分からないけれど、人の体が動くのも微細な電気信号によるもので、痛みや筋力ってのも操作できるのかもしれない。
犯人像は結構早い段階で察しはつくのだが、まさかあんなネタを仕込んでたとは、な感じ。
…いや、まぁ、うーん。
それなりに腑に落ちたりはするけども、いちいち皮を剥ぐのは…ましてや骨をぶち破るのはどうなんだ?
悍ましいけどね。
奇怪な動きのアクションは、よく出来てたなぁ。
前後が時々分からなくはなるのだけれど、テンポも早いので、その違和感は秒速で過ぎていく。
ちょっと理解できないのが、ハッピーエンド風なラストだ。…妹、半端ねぇな。
つい数分前まで、あんな形相のクリーチャーに殺されかけ、尚且つアレが体内に収まる過程も見てるだろうに…もっと怯えていいんじゃないだろうか?
警察署の大半を虐殺した犯人でもあるしな。
…強引なハッピーエンド演出に、少々萎える。
というか…
エミリーの状態で、あの力を引き出せたのなら、続編はガブリエルと仲直りして、ダークヒーローな話もありかとふと思う。
モンスターユニバースだったっけ?
なんかそんなシリーズもあったよなあ。
ホラー映画としては、まずまず。
オーソドックスではあったけれど、ツボを心得た演出でもあった。
それなりに怖かったです。特に前半は。
にしても…表面の美貌とのギャップがそそられる。
少女時代の子も美しかったなぁ。
「なんだなんだ!?なんでだ?」って思うトンデモ映画
久しぶりに観たトンデモ映画。
前情報まったく無しで観に行ったんで、オープニングから「なんだなんだ!?なんの話だ?」って感じ。
もう、ずっと緊張を強いられる。
そして真実が解ってからのスピード感、ハチャメチャ展開。
映画で例えるのもなんだけど”アイデンティティー”観た時の衝撃だよね。
ただ、妹が始終明るい存在なのが救われる。
malignantの意味は「悪意のある、きわめて有害な、悪性の」、まさにそれ!
控えめに言って最高!
自分はそこまでホラー好きではないですが、有名どころはほとんど観てきました。
ホラー部分はあの有名なジャパニーズホラーを彷彿される要素もありますし、サスペリアや遊星からの物体などからも引用されてると思います。そこにバイオレンスアクションもあり、他のアクションメインの映画も顔負けの面白さがあります。ミステリーも最初になんとなくこうなるだろうと予測できる感じで作られてて、いざ蓋を開けるとそれを上回る展開があり泣けました!
正直今まで見たホラー映画で一番面白かったと思いました。
ワン君が好き放題やってます映画。
ワン監督が撮ったジャッロ映画という、ふれ込みだったので、最初の病院のシーンが想像と違ってビックリ!
思ってたのと全然違う。後から考えるとツッコミどころは満載だけど、観ている間はグイグイ引き込まれて、勢いで観れた。
まさか、この映画でワイスピの様なアクションと、アクアマンや狼の死刑宣告の様な逃走シーンを見せられるとは…
さすがジェームズ・ワン!
デジャヴ
仕事の疲れは吹っ飛んだー!そして既視感。
子どもの時に読んでた少女漫画雑誌(少女フレンド、マーガレット、リボン、なかよし)の中の恐怖漫画を思い出しました。古賀新一さんか楳図かずおさんか全く別の漫画家さんかは忘れてますが、人面瘡みたいな感じだったかな。懐かしかったです。エンドロールを必死に見ましたが日本のホラー漫画家さんの名前は挙がってませんでした。
刑事役の俳優が竹野内豊さんに似ていて素敵で「がんばれー!」と応援しました。
少女をレイプして妊娠させるとか、妊婦である妻に暴力ふるう夫は有り得ない、だめです。
後が大変そう
ジェームズ・ワン
マレーシア出身の映画監督
オーストラリアで大学で知り合った
リー・ワネル(この人も昨年透明人間という傑作を撮る)
と練った企画「SAW」が低予算ながら高評価を得て
大ヒットを記録し一気にスターダムへ
その後は「ワイルドスピードSKYMISSION」
「アクアマン」なども手掛ける
死霊感シリーズなどボチボチホラー映画も
撮っていましたが今作もその一作
感想としては
最近のホラー映画ではちゃんと怖く
真相がちゃんと後半までわからなく
なるよう作ってあり楽しめたと思います
冒頭びっくりするような低クオリティの
断崖絶壁の病院のCGで面喰いますが
どうも謎の生物を女医がどうにかしようと
しているシーンから始まります
その後現代に戻りとある街で
夫婦で暮らしているマディソンは妊娠しても
妊娠しても流産してしまうという悩みを抱え
その話題で夫に暴力を振るわれると
その晩夫は何者かに惨殺されてしまいます
警察は現場で気絶していたマディソンの
事情を聴くも状況からマディソン自身の犯行
ではないかと疑いと持ちますが
徐々に同様のやり口で次々に惨殺事件が起こり
その現場をマディソンがハッキリ記憶している
ことがわかりマディソンは妹に
実は血が繋がっていない事などを話しだします
その真相はマディソンは実は
双子だったが身体が融合してしまった
「寄生性双生児」であり背中にくっついてしまった
「ガブリエル」を当初は研究対象として
精神病院が預かったものの電波を操ったりあまりに
狂暴なため完全に融合してしまった脳を除いて
切り離したのですがガブリエルの体を
のっとるべく胎児の栄養等を吸い取って
ガブリエルは成長していたのでした
マディソンはガブリエルを認識しており
幼少期は話し相手になっていましたが
切り離されガブリエルが成長してからは
凶行の間別の記憶を見せられているため
気付かなかったのです
こうなってくるとそこまで観てきたシーンも
本当なのか悪夢なのかと言う感じに
なってきます
警察はやっぱりマディソンの犯行じゃい
と留置所に入れてしまいますがそこで
女チンピラに絡まれガブリエルが覚醒し
大変なことになってしまいます
最終的にはガブリエルは実母に復讐しに
行きますがそこでマディソンに
本格的に脳内に閉じ込められて事なきを得ます
最初からそうし・・いやなんでもない
EDは妹と抱き合ってよかったよかった
的なんですが何十人も殺害した
犯人としてはマディソンになっちゃうんだろうな
この後どうするんだろとは思ってしまいました
なんかショボい画と妙に凝ったカメラワーク
CGなどが入り乱れクオリティが安定しない
感じが終始ありワザとなのか班の違いなのか
と思ってしまいましたが
なるほどの面白さ!
最近のホラーで良くある恐怖の正体が単なる『概念』では無く、キチンと描かれていた所にニンマリさせられました。
結局、彼女が犯人な訳ですが、精神病的な扱いで無罪になるんですかね?
再びガブリエルが頭を出した時、彼女は彼を上手くコントロール出来るんでしょうか?
その後が気になります。
予備知識無しで
オープニングの印象から「ゲットアウト」のような映画かと思ったら、「呪怨」のようになり、「パラノーマルアクティビティ」になって、終盤は「キングスマン」を思い出し、最終的な印象は「フロムダスクティルドーン」でした。
風変わりなホラーといった趣
ホラーの映像としては色々な要素を試してる映画かもしれない
私はホラーから遠ざかっていたが
ツイッターで話題だったので観た感じ
残念ながらホラー観ない私を魅了するほどの映画ではなかった
カメラワークとか凝っていて面白いのだが
怖さはない感じがあったかな
なんとなくオチも読めていたので
ガブリエル登場してもそんな感じだよね〜
って思って特に感動はなかったかな
何も情報なく観たら楽しめたのかも
ホラー映画
ホラー映画はあまり観ないのですが、これは面白そうだなと思い観てきました。
前半部分と後半部分では違う映画を観せられている感じがして、映画1本の中で色んなものを詰め込みましたみたいな映画でした。
ちゃんと怖がらして、バックのストーリーもしっかりしている。だけど、ダラダラ説明するのではなく、テンポ良くストーリーが進む。いい映画だと思います。
ただ、個人的には少し物足りなさを感じてしまいました。観る前に期待し過ぎてしまったかな。
SAWとか好きな人にはオススメできるかも。
ホラー苦手な人・反対にホラーはただ怖ければいいって人にはオススメできないかもしれません。
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