マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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音楽、カメラワーク、内容、新感覚!
なんだか巷の評価が高かったので観てきましたが、
(必要な部分での)残虐なシーンはあるものの、怖くはないです。
まず、冒頭の音楽で持っていかれました笑。
低音好きな私は「おおぉ!」となりまして、いつもと違うホラー映画の展開に「おおお??」と。
多少のツッコミどころはあるものの、後になって「ああ、そういう事なのか!」となるのが気持ちいいです。
カメラワークと音楽、そしてアクション!
なんだかホラーじゃないホラーという感じで、もう一度観てスッキリしたいっ(笑)
ジェームズ・ワンてんこ盛り
DV夫に悩まされる妻が、ある日夫が"何か"によって殺され自分も流産してしまったことを境に、"何か"が殺人を犯すところを目撃するようになる話。
"何か"の正体がわかるまでは、今までのジェームズ・ワン作品の要素が散りばめられてる。
例えば、地下でガイドをしている女性が"何か"に襲われて目が覚めると、ってシーンの見せ方は完全に『SAW』。どんな恐ろしい器具に拘束されているんだ!?と期待してしまうぐらい(笑)他にも家の感じ『死霊館』っぽいし、「悪魔」という言葉が出てきた時にやっぱり悪魔のせいなのか!?と思ってしまう様な思わせぶりな演出も。
そうやって過去作の要素を出すことで"何か"の正体を1つずつ潰していきながら、さらにホラー映画あるあるの主人公の女性頭のおかしい人として捕まりがち要素、冒頭貞子っぽい髪の長い"何か"という要素を全部回収して、正体が明かされていく気持ちよさよ。
ホラー映画を見た後って後ろに何かいないかふとした時に怖くなることあるけど、今作を見た後はそれより怖い、自分の後ろに何かついているかもしれないという怖さが付きまとう。しかも後ろに本当に何も付いてないかは絶対に確認できないんですね。あぁ怖い(笑)
モンスター系のホラーなので多少は笑えるとこもある。特に私は怪物が警官に結構長時間追われるのが、怪物がこんなに追われてるシーンあんまり見たことなくて笑ってしまった。ここもあとから思えば伏線だったのだろうけど、ヒョロい警官を一撃で仕留められない怪物と得体の知れない怪物をどこまでも諦めず追っかけていく警官の姿が滑稽でした。
あとは怪物の造形が中学生の時に見た遠い記憶の『ゼイラム』を思い出したなぁ。
なかなかの気持ち悪さにビックリ
ある事件を境に、悲惨な殺人現場を目撃する悪夢にうなされる。
序盤はよくあるホラーものというか、不安を煽って急なタイミングで、得体の知れないモノが襲いかかってきたり…
かと思ったらそいつの正体が明らかになっていくにつれて物語は急展開、あんまりよくないけど、マジ!気持ち悪って思ってしまった。
マディソンを信じない警察に少しイライラしつつ、妹シドニーの姉をただただ信じる姿は胸糞悪い展開が続く中よい緩衝材になっていた。
メッセージ性重視のホラーも悪くないが、ストレートなホラーも重要。流石のジェームズ・ワン監督
21149.正体が明かされた後、伝統的なホラーの様相が一変、アクションホラーへと変貌。アクアマン、ワイルド・スピードを経て絶妙な配合
暴れっぷりが予想の斜め上
暗闇から何かが忍び寄る不穏な空気に、グロテスクな惨殺描写で、安定したホラーな雰囲気を味わえました。
ガブリエルの正体については予想通りと言うか、先が読める感じでしたが、そのアグレッシブな暴れっぷりは予想の斜め上と言うか。
いや、ムリムリ、嘘だろ、と思いながらも、楽しめました。
殺人現場を見るというシーンは、理屈で言うと犯人の目線かその反対の目線じゃないか?とか、あれだけ暴れまわって、擦り傷なり打撲なりの怪我してないのか?とか、ちょっと疑問に思うところもありました。
一応考えてみると、殺人現場のシーンは、ガブリエルが脳の電気信号を使って客観的視点を見せていたともとれますし、主人公が自分の記憶との辻褄を合わせるため自己防衛で客観的視点になっていたともとれるかと。
怪我とかも、脳を活性化させて強靭な肉体にできるとか、解釈できなくもないのかと。
観ている時は、そういう細かい疑問は、ガブリエルのド派手な暴れっぷりで吹っ飛んでいたと言うか。
そういうことを考えずに観るものでしょうか。
サイコホラーと思ってたら、アクションホラーだったのか?と。
個人的には、ある意味、意外なとこを突かれた感じで、楽しめたものです。
期待はずれ
レーティングがR18+ということで、怖いモノ見たさで鑑賞。客席も同じような人達でなかなかの入りだったのだが、正直ショボかったかな。
そもそも、エイリアンもどきのモンスターが出て来た時点で「なんだかな~」という感じで一気に興冷め。
アメリカンホラーのパターンに嵌めて安易な手法に走っても予告編の煽りで客を呼べる公開初週は良くてもその後はすぐに閑古鳥が鳴いて早々に打ち切りになるのは見えている。
コロナ禍で海外作品が入りにくくなっている今年ならではのB級ホラー。
なかなかクレバーなプロット。ただやり過ぎ感ありでバランスが悪くなった。色々とホラー&スリラー映画のオマージュがでてくるが、ヒロインが『ヘルハウス』のゲイル・ハニカットに似ているのもオマージュかな。
①『ジキル博士とハイド氏』『悪霊島』『プレデター』『ターミネーター』を足して割ったみたいな話。ただ『プレデター』『ターミネーター』部分のうち女囚留置所シーンは謎が明らかになるシーンで意味もありまだ怖さがあって許せるが、警察署内のシーンは派手な見せ場なだけで必要だったか疑問。②エミリーとガブリエルの秘密が明らかになるシーンは何処かで同じようなものを見た気はするがなかなか衝撃的。③なかなか強烈な話だったのに最後(血の繋がりを越えた)姉妹の絆を再認識して終わるのがあっさりしすぎているのと、いかにも続編が有りそうな勿体ぶった終わり方もありきたり。
悪夢が現実に…
『アクアマン』や『ワイルド・スビート』の製作にも携わってきた、ジェームズ・ワン監督が、オリジナルストーリーで描く、エンターテイメント性の高いホラー・ムービー。
ホラーは、基本的にはそれほど好きではないが、レビューもこの手の作品にしては、なかなか高かったので、鑑賞。初っ端からグロい映像も散りばめられていたが、基本的にはスプラッター系のホラーではなく、謎の殺人鬼の正体が次第に明らかになっていく過程を、よく練られたサスペンス的な恐怖によって展開されていく。
夫のDVをきっかけに、得体の知れない殺人鬼が、事件を起こす現場に居合わせる悪夢にうなされるようになった主人公・マディソン。そしてその悪夢が、現実の殺人事件へと発展していく。その事件の真相とマディソンの悪夢の謎の解明に向けて、妹のシドニーと2人の刑事が立ち向かう。そして、殺人鬼の意外な正体には、ワン監督の手腕を大いに感じた。しかし、あの場面、シュワちゃんの『トータル・リコール』でも観たような…(笑)
前半は、見えない殺人鬼との対峙の中で、殺人鬼が、いつの間にか自分のすぐ後ろに忍び寄る恐怖に、ドキドキ、ハラハラさせられる。後半は、ホラーというより、SFモンスター的な色合いが強くなる。見終えてから振り返ると、正体に繋がる布石がいくつも撒かれており、そのシーンでは、何となく「あれ??」と違和感を感じたのも確かである。まあ、あまり深く考えないで、素直に観た方が、正体が明らかになった時の衝撃を楽しめると思う。
主演のマディソン役のアナベル・ウォーリスは、トム・クルーズ主演の『マミー』で主役級に抜擢された女優さん。ワン監督とも『アナベルの死霊館の人形』でもコンビを組み、、恐怖に怯え、惑い、憂う演技がアナベルの美しさによってより引き立ち、観る者を魅了する。
面白かった!! かなり満足
普通に面白かった。出鼻でなんとなくネタバレがしてるきがしましたが、映像で飽きさせず最後まで引っ張っていけてる気がしました。そして後半のアクションはかなりみのも!!意外性も十分あったのでなかなかいい作品だと思いました。さすがジェームス・ワン。最近の日本のホラー作品の陳皮ぶりが気になるので、是非見習ってほしい。もっと作品に愛を! ヒット作の続編という安易な劣化作品の連発を止める! 新しいものへ目を向けると同時に過去の作品の良い部分のリスペクトを忘れずに! 今後のジェームス・ワン監督の新作に期待
殺戮の天使
休日の朝、ふと劇場へ行こうと思い立ってちょうどやっていたのがこちら。
(エターナルズは中座なしで乗り切れる自信isナシ。。)
始まってすぐ、そういやホラー耐性あんまないんだけど大丈夫かな?となったけどセーフでした。ヘレディタリー行ける人ならぜんぜん余裕だと思います。
客席は10代と思しきグループが多かったりと正しい層にリーチしてたしほぼ満席でした。
大枠としては子供の頃に母(70代)から聴いた都市伝説みたいな話。
割と早めにネタがわかってしまうので、種明かし待ちタイムがやや長かった。
アイデア自体はいいと思うし、ホラー描写はさすがの安定感だったけど、残念ながら予想外のことは起こらなかったなぁ。。
まあきっちり楽しませてもらったので全体的にただの贅沢なんですが。
80〜90年代のホラーものの志向を強く感じて、ノスタルジックな気分にはなれました。
小難しいことは言わないけどしっかりエンタメ、でも基本はドラマ重視だっていう感じが。
音楽の使い方がわざとらしくダサいねぇ(好感)。
sawの時は新時代のホラーみたいなイメージだったけど、御年44歳の監督としては近年は原点回帰みたいな感じかしら。
子供の頃に心動かされたものを長じて手がけるなんてクリエイター誰しもが憧れるだろうけど実現はとても難しいだろうし。
ただ呎は題材からいけばちょっと長い。この内容なら途中の連続する事件のくだりをもう少しタイトにやって100分くらいに収めてくれたらもっとありがたい(膀胱的にも)。
キリスト教における大天使ガブリエルは、マリアをはじめとする人物たちに受胎を知らせる優美な青年として描かれる…と。つまりは皮肉なネーミング。
彼が実はエミリーの望みを代行してるだけなのでは?という実存の揺らぎ方向に持っていくことも可能だったわけですが、話が長くなるし内向きになるので避けたのかな(DV問題もあるし救いのないオチになってしまう)。
とにかくアッパー系でウジウジしてないのは確か。
ただドラマ的にも、デザイン的にも、彼のキャラにもうひとひねり欲しい感じ。
正直見ただけではそんな怖くはないし、グッズが欲しくなるようなフェチ感も弱かった。
もしも続編作るならその辺を頑張ってほしいな。
これぞホラーって感じ!怖かった
後半の大どんでん返しにびっくりします。あ、そういうことだったのね!って。
悪人じゃない人まで死にまくるのが悲しかったけどなかなかの傑作ホラーだと思います。こういうホラーをたくさん観たい。
最近のマーベルより圧倒的におもしろかった。
荒唐無稽なホラ話なので真面目なひとには向いてないかもしれないが性格の良い妹ちゃんといいキャラクターも雰囲気も抜群。
正体まさかの妖怪だったよ。
パンフレットどこも売り切れで買えなかった、残念。
シャンチーやエターナルズは買う気もおきなかったのでわかりやすいですよね。
観てる間は楽しかった
けど、観終わってみると余韻が薄いと言いますか…
話が無闇にややこしく、の割にホラー描写が単調。
スピード感がいいので観てる間は気になりませんでしたが、後から考えるとうーん?な点がいくつも。
まぁ、それでもとりあえず楽しめたのでスコアは甘めに。
ひぃ
何これ最高!!面白いっ!!怖いっ!!きゃああああ!!どゆこと?!この発想はすごいっ!!後半は動くっ!動くっ!これホラーだっけ?!ってくらい動く!!
怖くなるシーンはしっかりとホラーの古典的見せ方でヒヤヒヤしながら。洗濯物取りながらとか、急に子どもが走ったり、ラジオのドアップは「インシディアス」「死霊館」「デッドサイレンス」を思わせる憎い演出。謎がわかった後は畳み込む様にあらあら!暴れ出したら止まらない!しかもなんかカッコいい!!これは「ワイスピ」などで魅せるシーン満載。
レビュー高かったから見たら!
パニックホラーB級映画だった!めちゃくちゃ期待して行ったので裏切られた気分。
エミリーの後頭部やたら血溢れるなあと思ってたけど、殺しに行ってたからねー。え、多重人格かと思ったら奇形児か!これはびっくりした。だけど、ガブリエルがなんでここまで凶暴な性格なのかも分からなかった!エミリー普通のやつだし。
怖いポイントもそんなにビックリも怖くもなかった
あと後ろ向きで人をバカスカやりまくるのはなかなか見応えがあった笑!エミリーの顔が後ろについて見たことないモンスターが暴れてるみたいでアクションは笑えて面白かった。
最後が超微妙な終わり方だったーエミリーが血の繋がり求めてるのはなんとなーく分かったけど、流産そういえばしてたなあ、あーガブリエルのせいなんやー、あ、妹の呼びかけで戻る感じね。なるほどーラストのシメにするには理由が弱くね?こざっぱりしすぎちゃって。シンプルにあの後どうなったの?50人くらい惨殺してましたけどガブリエル封印したところで塀の中でしょ?なんかそばに大切なものあったわ!とか言ってもこれから血繋がってなくてもシリアルキラーの妹として生きなきゃいけないし、大変じゃね?記憶なく大虐殺したエミリーメンタル大丈夫か?あと刑事どうなったん?
とてもよく出来たホラー
人に悪意が生まれるのは、何歳ころだろうか。生まれたばかりの赤ん坊には悪意はない。しかし5歳くらいの子供で意地悪な子がいる。人を叩いたり、騙したりする。
当方は4歳くらいの頃に近所の5歳くらいの悪ガキに「行けって言ったら走るんだよ」と騙されて、遮断器が閉じようとした踏切を走って渡ったことがある。自転車で通りかかった駅員にこっぴどく叱られたが、悪ガキは逃げていた。この悪ガキはこの15年後くらいに、二十歳で自殺した。
もしかすると彼は死に関心があって他人の死が見たかっただけで、悪意はなかったのかもしれない。しかしそんなふうな言い方をすれば、世の中に悪意が存在しなくなる。他人が不利益を被ることを願うのはすべて悪意だと考えるのが一般的で、正解だと思う。
では不利益とはなにか。痛い思いや辛い思いをさせられること、自分の持ち物を盗られたり取り上げられたりすること、他人と比較して不当に低い扱いを受けることである。子供は殴られたり罵倒されたり、服を脱がされて外に放り出されたり、おもちゃを壊されたりすると、それが自分の不利益であることを理解する。
しかしそこから悪意に至るプロセスがわからない。子供に悪意はないと言い張る人がいるが、本当にそうだろうか。当方に列車で轢かれるかもしれないダッシュをさせた近所の5歳くらいの悪ガキに、本当に悪意はなかったのだろうか。
本作品の冒頭に登場する病院は、まるでビデオゲーム「Resident evil」(邦題「バイオハザード」)の洋館のようで、怪しい雰囲気が満載だが、CGの出来はいまひとつかもしれない。当方には何故か新宿の都庁に似ているように見えた。
そこに入院しているのは8歳児だ。8歳ともなれば、被害者意識が生まれているし、リベンジの思いから悪意が生じる場合もある。被害者意識が強ければ強いほど悪意は根深くなり、一生消えることはない。当方も、小学校2年生のときにモノサシで酷く叩いた教師のことをいまだに忘れていない。その理由が教師の誤解だったことで、すぐに謝ってきたが、謝られても痛みの記憶は消えることはない。もし将来会うことがあってもモノサシで殴ることはしないが、嫌味のひとつも言ってやりたい気がする。
世の中には当方と同じように、被害者の思い出にいつまでも消えない怒りを抱えている人もいると思う。本作品はそういう人にとって、溜飲の下がるシーンを連発してくれる。権力と暴力に対してそれを上回る暴力で圧倒することは、リベンジできない被害者意識を持ち続ける人間にとっては、なんとも爽快である。
謎解きのような前半から、真相が判明する後半へテンポよく進む。目が離せない展開の中で無残な殺人が繰り返される。特に広い留置場から警察署内のシーンは本作品の白眉で、チンピラや警官を相手の立ち回りは、日本の時代劇の殺陣(たて)のようだ。このシーンを観るだけでも本作品を鑑賞する価値はある。ストーリーといい、ディテールといい、とてもよく出来たホラーだと思う。
そうきましたか!
なんとなーくそうかな??と思ったオチの斜め上をいっていた。なるほどね。
妊娠中にみる映画ではないけど、面白かった。
グロはたいしたことないです。
あとホラーとしてもそんな怖くないかな。
イケメン刑事と、妹ちゃんがほんと素敵でした。
今年のホラーNo.1かな
今年見たホラーでは群を抜いておもしろかったです。R18なので大ヒットとはいかないと思いますが、さすがジェームズ・ワン!
流産を繰り返すマディソン、身重で体調が悪い中でDV夫に暴力をふるわれ寝室に閉じこもって休んでいると夫が変死。自らも得体のしれないものに襲われる。
その後、金縛りが起きるたびに幻影の中で得体のしれない何かが殺人を犯す場面を目撃するように。刑事に相談するもあしらわれるが、証言内容は正しく、捜査が進むに連れて被害者がマディソンが幼少期に収容されていた病院の医師と繋がりが分かるとマディソン自身が疑われるように。マディソンの妹シドニーは独自にマディソンの出生を追い、マディソンが奇形結合児(正確な表現は忘れました)であり病院で実験体だったことを突き止める。
マディソン、シドニー、ケコアとメインキャストが美男美女で最高です。
ガブリエルの造形がおぞましく、身のこなしはアクション映画のよう。ガブリエルの正体はヒントだらけなので、ネタばらし前には分かってしまう人が多いと思いますが、それでも十分に楽しめます!
最後はひょっとしてMCU的なヒーロー誕生?とか思っちゃいましたが、次作への含みをもたせた感じですかね。
ホラー映画が好きならぜひ見てくださいませー!
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