マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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いないない〜ばあ
私がよく見ている映画レビューチャンネルの「シネマンション」にて、芸人のあんこさんとジャガモンド斉藤さんが2021年ベスト1に入れていた本作。特にみたいなと思わず、完全スルーしていたらまさかの大絶賛だったから、なんだかすごく悔しくて。早く配信で来てくれないかな〜と思っていたら、Netflixで配信開始のお知らせが!意外にも速くて驚き。早速、鑑賞しました。
度肝を抜かされるってよく言いますけど、今までのは全部嘘でした。これが本当に度肝を抜かされるということです。ってくらいの衝撃的な作品でした。あまりにも面白い。間違いなく、今まで見てきたホラー映画の中でベストでした!!!ここしばらくはこの映画をおすすめし続けることとします。
ネタバレ大厳禁映画なので、あまり踏み込んで語れないのが惜しいところ。なんの情報も入れずに見て欲しいのですが、これだけだったら見たいとは思えないでしょうから、「これを聞いたら見たくなる!マリグナントの魅力、徹底解説!」という動画の企画のような感じでレビューしていきます。
まず、どのような話なのか。
ざっと説明するのがなかなか難しい映画ですので、序盤のストーリーだけお話しようかなと思います。何も聞きたくない!完全にゼロで見たいんだ!という人は、星マークが羅列してある行が1番上に来るまでスクロールしてください。
主人公のマディソンはお腹に赤ちゃんを抱えながら、夫と2人で小さな屋敷に住んでいました。一見、幸せそうに見えるこの夫婦ですが、実はマディソンが赤ちゃんを授かったのはこれが初めてではなく、過去に3回流産を経験していました。そのせいか、夫は妻のマディソンにだんだんと当たりが強くなってしまい、遂には手を出してしまうのです。壁に頭をぶつけた彼女からは血が流れてき、流石に慌てた夫は焦って氷水を取りに行きますが、もう嫌気をさしたマディソンは鍵をかけ、その日は別々の部屋で寝ることになります。
その日の夜、夫は何者かによって殺されてしまいます。マディソンも犯人に追いかけられますが、ケガはなく、しかしながらまたもや流産をしてしまいます。しかも、その犯人の足跡や形跡がなく、警察はマディソンを疑うのです。疑いが晴れたものの、精神的におかしくなってしまった彼女は、退院してから家に戻った日の夜、とある悪夢にうなされてしまいます。悪夢の内容は、とある病院の先生が惨殺されてしまうというもの。恐怖に怯え、飛び起きた彼女は、現実ではなかったことに少しばかり安堵しますが、なんとテレビには夢で見た内容がそっくりそのまま映し出さられているのです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、彼女が見ている夢はなんなのか。そして、夫を殺し、自分を追い詰めた犯人は誰なのか。何のためにそんなことをしたのか。謎だらけで物語はスタートします。
そこまで捻りが無いように思えるストーリー。
確かに、序盤は少しつかみが弱くてあまり興味がそそられませんが、それすらもジェームズ・ワンは計画的。ベタベタなホラー要素を詰め込みながら、ひっそりと伏線を張っておく。観客はお見事な音楽とカメラワークにビクビク。でも、知らぬ間に物語の地盤は固まっていく。
中盤からはもちろんホラー的な怖さもあるけど、それ以上にミステリー要素が強くなり、心理的な怖さも加わってくる。しかもハイテンポで、時間の経過を忘れてしまう。どういうことなんだろうと、気づいたら映画の虜に。家で集中して映画を見ることが苦手な私は、自分の没頭具合に驚きました。いつの間にこんなにハマっていたのか!と。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、物語の深みがじわじわと底知れぬものになっていく感覚が、異常なまでに気持ちいいのです。
そして、驚きの結末。
ぐわあああああ!!!そういうことだったのか!!!と体が思わず動いてしまう面白さ。そして、それだけで終わらないのが本作。ちゃんちゃんじゃなくて、結末こうなんだけど、更に見せちゃうよみたいな感じで、尺を贅沢に無駄なく使っているのが、本当に本当に最高。その怒涛の伏線回収が、ジャガモンド斉藤さんも言っていたように、ズルくない伏線貼り?回収具合?なので、見ていて超爽快だし、後味がめちゃくちゃいい。ホラーでミステリーで、ラストはまさかの○○○○○。ジェームズ・ワン、脱帽です。
こんなに怖くて、後味が気持ちいい映画は見たことないし、これからも見ることないだろう。さすが、ジェームズ・ワン監督。してやられました。これ、もし2021年に劇場で見ていたら、クルエラに次いで第2位でした。本当に悔しい。映画館で見たかった。もう1回みます。その時に改めて、またレビューしよっかな。この夏に、ぜひ。
横溝正史シリーズだね!
アメリカンホラーもネタが尽きたのか、何処かで聞いてきたのか?
怪談話を現代風にしたモノだが何か見た事有る様な作品。
エクソシスト2?ドクタースリープ!ザ・マミーが頭に浮かんだ。
日本人なら人面瘡作品見慣れているので哀しき人間模様が有ると感じるのでぜひ、見てもらいたい。
気持ち悪いよ。
絶対観ないと思ってたけど
一緒に観ようって言ってくれて友達と観ました。怖いのは怖いんやけど最後まで観たらあの家にいつまでも住む理由とか分かって凄いなーと。まぁでもこれピノコやんって分かってしまった。あとガブリエルはフルCGかと思いきやスタントの女の人が演ってて驚き。あと画作りのためだけに崖ギリギリに車止める妹のサービス精神に頭が上がらない。映像リテラシーが高すぎる。以上!
すごく汚らしいので小綺麗にしてほしい
後頭部に顔があって電子機器を壊すソーセージと戦う映画。
1:30くらいから強烈に怖い。怪物の顔じゃなくて人間。
人間の顔が飾りのようにくっついている状態は生理的な怖さがある。バイオハザードやサイレントヒルのそれに似ている。
映画としてはここからアクションチックになってホラーをやめてしまっているが、もはやこちらの方が面白い。
ラストは主人公が「脳内で抑えつける!」でとりあえず解決しており、なぜ最初からできなかったのか疑問が残る。
ということで後半までの大部分をカットし、
後ろの顔は汚いだけなので綺麗にして、
話し方やアクションシーンはそのままでよしとして、
ラストの解決方法を何とかすれば、
ホラーキャラクターとしての地位を築けたように思う。
なにやら、評価が良いし、コメントもそこそこなので、観てみました。そ...
メリメロサラダ
音楽は大事
怖い怖いと思っているところで流れるノスタルジック?な音楽に恐怖心が消される。
そこが狙い、というわけではないだろうけど、自分はそこでようやく息をつけるのだ。←怖がりか
よくひとりでいられるよねってくらい怖いんですけど、あの家。部屋を上から映すところがなかなかおもしろかったけど。
血の繋がりはなくても姉思いの妹はキュートで癒される。先日観た映画(消えない罪)でも同じような設定があって、そういうのはやはり胸アツである。
警官(男の方)もかわいらしい顔をしている。が、相棒(女)は主人公の言い分を信用しないし、笑えるほど決めつけ感が半端ない。なぜだ?
冒頭のシーンで、切除とか言っていたので、なんとなく双子の相方?が絡んでいるんだろうなと思ったが、取りきれなかったということ?
とにかく、残虐なシーンは多い。関わった人達への恨みが強いってことなのだろうけど、母親に対しては?謝罪の言葉にあっさり反応するとは(笑)
囚人達、警官もこてんぱ(死語?)にやられ、超人的な身体能力はどこから?
いろいろツッコミどころもあったけど、怖い映画としてはよかったかも。
悪夢に翻弄されて・・・
2021年(アメリカ)ジェームズ・ワン監督作品。
タイトルの『マリグナント』は“悪性腫瘍“を意味する単語だそうです。
マディソン(アナベル・ウォーリス)は、夫の暴力を受けており、
ある日、何者かが夫を殺害する。
直後、マディソンは3度目の流産をしてしまう。
それからは、まるで現実にその場にいるようなリアルで恐ろしい
《悪夢を見るように》なった。
夢と現実が入れ替わるシーンが、
壁がびろーんと伸びたり、家具がザクザクと崩壊したり、
映像的にかなり美しいがゾッとするシーンが続く。
そして、続けて起こる医学博士たちの連続殺人が
マディソンのせいではないかと疑われてしまう。
不気味な病棟〜
イマジナリーフレンド(空想上の遊び仲間!?)〜
妊婦と胎児〜
などなどのホラーテイストが次々と散りばめられる。
どうもマディソンの過去に秘密があるらしい。
前半は静かな映像の中に“ガブリエル“と呼ばれる悪魔が、
醜い存在をチラつかせる。
後半はまるで別の映画のようにスピード感あふれて、
恐怖の連続で息つく間もありません。
(パフォーマンスダンス専門の女性が吹き替えた、
(クネクネ関節バラバラ踊り・・・これは見もの!!)
マディソンの実の母親はレイプによって妊娠して、
出産後、自分では育てられぬと養子に出された過去。
しかしながら養母に慈しまれ、血の繋がらない妹も、
マディソンを深く愛してくれていた。
結局は《家族愛》礼賛のホラーアクションかも!?
惨殺場面の見せ方!!
音楽とグロテスクな描写。
凝りに凝った複雑なストーリー。
さすがのホラーの巨匠=ジェームズ・ワン監督。
芸術的かつ斬新で満足度の高い作品でした。
サスペンス要素も楽しい傑作ホラー
私はホラー映画が苦手です。特にスプラッター系のホラー映画が苦手で、自ら進んで鑑賞することはほぼありません。しかし本作は映画ファンの間では非常に評価が高かった作品であり、私が楽しめた数少ないホラー映画『ソウ』の監督であるジェームズ・ワンのオリジナル作品と言うことで、重い腰を上げて鑑賞いたしました。
結論ですが、かなり楽しめました。
私が苦手なグロ描写を含んだ作品でありながらも、サスペンスのような謎解きや伏線回収、そして今まで観たことのない新感覚のアクションシーンなどが盛り込まれていますので、あまり怖がらず鑑賞することができて楽しかったですね。
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子供を切望しながらも死産を繰り返していたマディソン(アナベル・ウォーリス)。度重なる死産で夫婦仲は冷え切り、夫からDVを受けるようになっていた。そんなある日、マディソンは謎の怪物が人を殺すという幻覚を目撃する。翌日のニュースで、幻覚の中で見た女性が実際に殺害されたことを知り、妹のシドニー(マディー・ハッソン)とともに警察に相談をするのだが……。
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多くの映画ファンが大絶賛している本作。アメリカ本国での興行収入はあんまり振るわなかったらしいんですが、日本での評価はめちゃくちゃ高いですね。
低予算ながら大ヒットを記録した名作ホラー映画『ソウ』や『死霊館』シリーズの監督であるジェームズ・ワンが、『アクアマン』や『ワイルドスピード』などの大バジェット映画を経て、原点回帰として制作した低予算のホラー映画。細かな分類をするなら殺人シーンをメインとするミステリを指す「ジャッロ(ジャーロ)映画」というジャンルあたるらしいですが、私はそういう細かいことは分かりません。
R18+作品と言うことでグロシーンは結構あります。しかしながら「R18 +の割にはこの程度か」と思うくらいのグロ描写だったので、あまり構えずに鑑賞しても良いと思います。先日観たP12映画『死刑にいたる病』の拷問シーンの方がよっぽど残酷でしたね。映倫の基準が全然分からん。
序盤はホラー映画としてしっかり怖いし、中盤あたりからのミステリ的な謎解き要素も面白いし、終盤のモンスター映画的なアクションシーンも見応えがあり、ジェームズ・ワンお得意のミステリー的ホラーだけではなく、『アクアマン』や『ワイルドスピード』で培った迫力のアクションシーンなども堪能できます。ジェームズ・ワンの集大成とも呼べる作品に仕上がっていると感じました。
個人的に印象に残っているのは映画の序盤、夫を亡くしたマディソンが家の外から何者かの気配を感じ、家の窓やカーテンを閉めて回る場面ですね。どうやって撮影したのか想像もつかない、頭頂部が見えるくらいの真上からの俯瞰ショット。そしてそのまま家の中を走り回るマディソンをカメラが追いかける。テレビゲームではよく見掛けるアングルなんですけど、実写映画でそれをやってしまうというのは驚きです。非常に新鮮でしたね。
また、終盤の警察署でのアクションシーンも面白かったですね。
今まで観たことがない後ろ向きでのアクションシーンは、『TENET』の逆再生アクションを観た時と同じくらいの衝撃がありました。後ろ向きで歩いているだけで、こんなに恐ろしい化け物に見えるんですね。
DVDの特典映像も見ました。ジェームズ・ワン監督が本当に楽しそうで、「撮りたい映画を撮ってるんだな」と観ていて感じましたね。
今後も、ジェームズ・ワン監督のホラー映画には期待していきたいですね。オススメです!!
カップルにオススメ。
ちっちゃいお手手が可愛い
おちょぼ口も可愛い
そして、まさかのアクション映画!
面白かったです!
夏はやっぱりホラーですね!
怖過ぎてテンション下がっちゃうような映画じゃないし、飽きさせない展開が色々あるし、カップルで絶対みたら楽しい。1人で見ても絶対楽しい。
良質なホラー映画。真相があまりにも読めやすいのが欠点。
良質なホラー映画。
妹ちゃんがおバカでかわいい。
真相(=ガブリエルの正体)は、開始30分の時点で予想が付き、60分の時点でどうやら当たりらしいと分かる。
そこから暫くは「もう分かってるって」ってことを警察や妹ちゃんが捜査するからちょっと辛い。
前半でヒントを与えすぎかも?あれじゃ早い段階で真相に気づいてしまう。
ただそれでもクライマックスが良いから楽しめた。
90~100分にまとめるか、少しヒントを抑えめにするとさらに良かったと思う。
なぜこれでR18?全然グロくない
新感覚ではあった
やはりジェームズ・ワン監督の代名詞と言えば『意外性』。
マリグナントも毎度おなじみの伏線回収、ストーリー性抜群、衝撃の真実、と言った感じ。
ネタバレを知ると伏線の隠された意味を知った時の爽快感が減るので言いませんが、ホラー映画として見たらダメ。
ジェームズ・ワン監督はホラー映画として見るより、「ジェームズ・ワン監督の映画」として見るのが1番の正解な気がする。
でもちょっと思ったのは、「そんなCGの使い方いる?CGのせいでホラー映画として見れない」と思いました。
終わり方が完全にアメコミで、そこだけは心底ガッカリしたのでホラー映画、アクション映画、サスペンス映画を同時に見たい時にいいな。
ダークヒーロー登場か?
双子の片割れが超人的な力を発揮して、次々に殺していくバイオレンスホラー。
最後の方はちょっと殺しすぎだな…しかも警官だもんな〜(٥↼_↼)
バカとハサミは使いようで、これが対悪人なら面白かったかも(ジャンルが変わってしまうが…)
今回は主人公の強靭な精神力で封印したが、「オレは絶対に帰ってくる」とも言っていた。主人公のその後も知りたく…(お咎めなしか?)厳重な監視体制に置かれるのは間違いないと思うが…さては続編あるか⁉
アイディアはすごい
ジェームズワン作品と言うだけで、期待してしまうと言うもの。
しかしながら初っ端からB級感がすっごい。
これは“インディーホラーに回帰する作品”という意識が強すぎたのでしょうか?っていうくらいでした。
空想か現実か、化け物か人間か。その立ち位置に翻弄されて、ホラーというよりもミステリーのような不穏さがずっとあります。
ここら辺は合う合わないがすごい別れそうな流れでした。
しかし一転、“ガブリエル”が明らかになってからは加速度的に面白くなります。
作中繰り返し撒いていた「悪性腫瘍を切除しないと…」が開花するんですね。
ここら辺のアイディアはすごい。さすがジェームズ・ワンと唸りました。
「エルム街」のような立ち上がりに「エクソシスト」のようなムーブを始め、他ホラー作品の要素も散見できて面白かったです。
やはりホラーとは少し毛色が違うと思うのですが、それでも面白い作品でした。監督の次作にも期待しています。
ホラーっつーか
期待してた方向のホラーではなかったなと。
これはホラー?
死んでほしくない人が死ななくてよかった。
最後のバトルが承太郎VS DIOとジョルノVSキングクリムゾンみたいな感じだったw
2022年 76本目
物凄く期待して行きました!!!
すごく見たかったのですが合わず、見逃したのですがやっと新文芸坐でスクリーンで見てきました。
感想は面白くなくもなかったですが、ツッコミどころが多すぎてホラーでなくコメディかな?と思いました。見た後どれだけツッコミどころがあったか考えるのが面白いですね。
•旦那を殺す動機があった?•封印されてたはずなのに結婚や、妊娠を知ってた•屋根裏に工作機械まで入れて使いこなしてる!•機器を通さなくとも喋れるじゃん!•身体能力なんで?•警察人少なすぎるし、刑事が単独で行動しないでしょ•妹の行動力刑事並み!•似顔絵書いた時点でガブリエル確定していたじゃん!!!ガブリエルはなんであんなに邪悪になっちゃんたんでしょうね。結局相当の人を殺してますしこの場合やっぱりマディソンが捕まるんでしょうね。
でもアイデア一発の面白い映画でした。期待値上げすぎました。ガブリエル、正義に目覚めてダークヒーローになってシリーズ化しないかなあ。
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