マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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3.3ビビリの私も楽しく見れた
R18指定ということもあって最初はビビりながら見ていたのだが、実体を持つ系とわかり、少しずつ「こいつはクリーチャー系」であり幽霊ではないなとわかるにつれてビビり具合が解除された。
R18な部分は殺し方の瞬間がスプラッターで骨やら肉やら飛び出る系。でも全然気持ち悪くなるほどはグロくない。
個人的には背景や雰囲気づくりが非常にエンタメでポップで、ホーンテッドマンションとバイオハザードのような見やすさを感じた。カメラのアングルと背景セットがとても好きだった。
最後の真相の部分となるとアクション映画となり、もう怖くない。エイリアン系かあ。早く言ってよもう。多重人格かと思ったわ。背面の動きは新鮮だった。
ホラーというより超人との戦い
最初からネタバレしてて、主人公の腫瘍が意思を持ってる設定なのはわかってたけど、あまりに非人間的な動きなのでそこだけはファンタジーすぎて、空想なのかなとも思ってました。双子の片割れが吸収されてる例とか、漫画だとブラックジャックのピノコが腫瘍ですよね。だから、この設定自体はまあまあ見るかなと思います。その様相からホラーでもあるし。ただ、ここまで化け物じみた体力はないと思うし、脳は共通化してないと思うので、その辺はファンタジックでユニークかな。
ラストでガブリエルを心の中に閉じ込めた、みたいな部分も、なぜそれができるのかに対する理屈があまりなく納得感はなし。自分の赤ちゃんを殺された恨みパワー、ってことかな?
ただ、人を殺しすぎだよね。
面白いけど、ホラーというよりは超人との戦い。
マリグナントとプレグナント
予想がつかない怒濤の終盤。イマジナリーフレンドでしょっ!という言葉にずっとミスリードされたというか、観客自体も集団催眠にかけられたかのよう。30年前のオープニング映像から名前だけずっと登場していたガブリエル。妊娠を告げる大天使の名前なんだから悪い奴じゃないと思っていた・・・
『ソウ』シリーズ、『インシディアス』シリーズ、『死霊館』シリーズ等々、とにかく売れっ子監督になってしまったジェームズ・ワン。『アクアマン』とか『ワイルド・スピードSKY MISSION』なども手がけたりして、ハズレがない。このマグリナントも続編製作の可能性を残しているのがニクいところだ。個人的にはやっぱりホラーをメインにしてもらいたい・・・
お気に入りなシーンは、修羅場と化した警察署内で監察官(?)の女の子が間違って警察に電話かけてるところ。ブタ箱に入れられたときに『ソウル・トレイン』に出てくるような女性がいたこともウケる。こうしたギャグを取り入れるのが好きだなぁ。
お気に入りのキャラはやっぱり妹シドニー!マディソンが養女であることを明かされても気にとめることもなく姉妹愛を貫く姿。それにしても実母はいつからあそこにいたんだろ・・・
初めての方は、映画としての見た目がチープだし、役者も安っぽいな、、...
悪魔系かと思わせて
こんなホラー映画初めて。
ホラー??
大技展開は結構好き
巧みな伏線回収というよりも、どかんと一発大仕掛けで物語の謎を全て解き明かしていく、謎が謎呼ぶ超人身体能力キラー大暴れホラー作品。
冒頭は謎の病院シーン。状況がつかめないまま、大の男を吹っ飛ばすわ念力?謎のパワーで電気を操るわ、もうやりたい放題の謎の患者が次々に看護師や医師を手にかけていき、リーダー格の女医が謎の一言を発して、突然タイトルバックが入る。
場面はいきなり変わり、身重の女性マディソンが体調を崩して帰宅、するとベッドに寝転がってテレビを観ている彼氏登場。体調を心配しつつもなんだかクズ臭をそこはかとなく漂わせる。
マディソンは実は二度流産していて、今度の妊娠もかなりナーバスになっている。なのにこのクズ野郎ときたら…口論の末にマディソンの後頭部を壁にズドン!と打ち付ける。
なんでこう、DVクズ野郎が定番なんやろ、どうせコイツも早々に…
その夜、マディソンに寝室を締め出され、リビングで眠っていた彼氏が人の気配に気づき、暗がりの中周囲を見渡すとキッチンから音が。
何故か回っているジューサー、止めると今後度は冷蔵庫が開いている。
はい、もうお分かりですね。DVクズ男退場です。
そこから、マディソンはその場に居合わせたかのようなリアルな夢を見るようになります。夢の中では、壮年の男性が、女性が惨殺されていきます。
そして、その殺人は夢などではなく実際に夢と全く同じ手口で殺されているのです。
何故殺人は繰り返されるのか、そしてなぜマディソンはそんな夢を見るのか。
もうネタバレ絶対したくない本作なので、是非気になったら観て欲しい。
九割がた決まったところでのいきなりのどんでん返しとかいう設定ではなく、ひた隠している真実にすべてのベクトルが向かっている感じ。
なので、丁寧に観ていくと、幾つか散りばめられている知恵の輪が少しずつスルッスルッとほどけていく感覚で、あ、もしやこういうこと?とか分かってくる。
そうなると、物語の途中でも、あーこうなるな、多分これはみんなイッちゃうな、とか想像できてしまうけど、だから急に興醒めするのではなく、むしろそういやあの話、この人、どう繋がるんやろ、と推測しつつ答え合わせしていくのも面白い。
斬新かつよく考えられたストーリーだな、と。こういうオリジナル作品を作れるジェームズ・ワンは大した監督だと感心させられた。
参考までに、グロ描写多少多めかなぁ、苦手な方はお気をつけて。でも、そこだけ目をつぶって他全部見ても結構面白いと思うよ!
妹の献身ぶりが癒しすぎる
妊婦さんがDV男から暴力受けた夜から身の回りで変なことが起きまくる話。
ネタバレに注意という口コミを沢山見たので、大まかな情報だけ入れて観てみたら、たしかに何も知らずに見た方がいい笑
暗いところにいると思いきや、明るくなって油断したときにバーンとくるやつ。
その間の無音。風や床の軋む音だけが聴こえてくる。
前半は王道のホラー展開でハラハラ。
ところどころ、カットが上からだったり定点カメラになったりと、PS1のバイオハザードみたいだなと思った。
中盤から「ストーリーの根幹となる一体犯人は誰なんだ?」の謎解きパート。男性警察官と犯人のバトルを見るに、主人公がやったとは思えない。かといって状況証拠はめっちゃ揃ってる。
妹は廃病院行って姉に何があったの調査に行く。なんで一人で行くねん。あとわざわざ夜に行くな。
そこで姉の診断書とビデオを発見。ここのビデオの見せ方がめっちゃ上手い。正面からのカットで何気ない診察してるところと思いきや…
正体が判明した瞬間からの怒涛のモンスターパニック。やられました。脳から出るところとか、腕が後ろ用(?)になるシーン、キモすぎて最高でした。
終盤からはもうホラーというよりパニック映画。ヴェノムを思い出した。あっちをもっと体の内部と共有したバージョン。仲良くやれたはずなのにね。
とりまDV男と元の父親がクソ。妹と男警察官が癒し。
あらゆるジャンルを入れ込んだ究極のホラー
やっぱりホラー映画は最高だって改めて思わしてくれた作品でした。ホラーはルールも何もないので、それをうまく使った映画に出会えると、アドレナリンが出るような、興奮を思えますね。病みつきになります。
もうね、ホラーなのですが、幽霊物なのか、カルト系なのか、異常殺人鬼のサスペンス物なのか、モンスターなのか、スプラッター映画なのか、鑑賞していて分からないのです。疑問だらけで、前半~中盤まで過ぎていきます。もう私は何を見せられているのか…。
からの後半のアクション映画さながらのシーンと来たもんだから、びっくり仰天な展開です。からの、ラストは家族愛ですからね。
もう、なんのこっちゃな映画なのですが、思わず2度3度と観たくなるような感覚になりますし、正直最高に面白かったです。ちょっとネタバレになりますが、この映画を観ていて個人的にはブラックジャックのピノコを思い出しましたね。
そして、映画全体的なテーマとは裏腹に、なぜか音楽や映像の映し方なんかも、スタイリッシュな感じなんですよね。すでにオープニングから興奮してしまうくらいの見せかたで、そのまま一気に映画に入り込んでしまいます。
あの、殺害シーンになるときの、『サイレントヒル』ばりの周囲が変化していく様子も面白い演出でした。いやね、もうグロいシーンや怖いシーンを見せられながらも、なにかカッコよさを感じてしまうという感覚で自分がおかしいのかと思ってしまう程。
いや~、さすがジェームス・ワン監督です。鑑賞者の遥か斜め上を行くような新感覚のホラーには流石としか言いようがないです。
そこか!!!!!
最高😱
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