「マリグナントとプレグナント」マリグナント 狂暴な悪夢 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
マリグナントとプレグナント
予想がつかない怒濤の終盤。イマジナリーフレンドでしょっ!という言葉にずっとミスリードされたというか、観客自体も集団催眠にかけられたかのよう。30年前のオープニング映像から名前だけずっと登場していたガブリエル。妊娠を告げる大天使の名前なんだから悪い奴じゃないと思っていた・・・
『ソウ』シリーズ、『インシディアス』シリーズ、『死霊館』シリーズ等々、とにかく売れっ子監督になってしまったジェームズ・ワン。『アクアマン』とか『ワイルド・スピードSKY MISSION』なども手がけたりして、ハズレがない。このマグリナントも続編製作の可能性を残しているのがニクいところだ。個人的にはやっぱりホラーをメインにしてもらいたい・・・
お気に入りなシーンは、修羅場と化した警察署内で監察官(?)の女の子が間違って警察に電話かけてるところ。ブタ箱に入れられたときに『ソウル・トレイン』に出てくるような女性がいたこともウケる。こうしたギャグを取り入れるのが好きだなぁ。
お気に入りのキャラはやっぱり妹シドニー!マディソンが養女であることを明かされても気にとめることもなく姉妹愛を貫く姿。それにしても実母はいつからあそこにいたんだろ・・・
共感を有り難うございます。
ガブリエルは受胎告知する天使だったから、その名が使われたのですね。でもおっしゃるように、作品全体でちょっととぼけたギャグを交えてくるから、陰惨な話がかえって現実味を増したりもします。
にしても決闘と血統(DUNE2)とか、マリグナントにプレグナントとか、巧みですな。妊娠とか妊婦の意味なんですね。