アレックス STRAIGHT CUTのレビュー・感想・評価
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【強烈な暴力描写から、2002年のカンヌ国際映画祭で賛否両論を巻き起こした問題作を、ギャスパー・ノエ監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築・再編集した逆転完全版。】
■恋人のマルキュス(ヴァンサン・カッセル)と幸せな日々を送るアレックス(モニカ・ベルッチ)は、ある日、元恋人のピエールとマルキュスの3人でパーティへ行くことになる。 しかし、マルキュスとささいなことで口論になったアレックスは途中で帰ってしまう。帰り道、アレックスは地下道で突然男に襲われる。
◆感想
・私にとって、変態性溢れる映画を作りつつ、世に認め認められる映画を作り続ける監督を記載する。
1.ポール・ヴァーホーベン
2.ミヒャエル・ハネケ
3.ランス・フォー・トリアー
である。
ども監督も社会的に容認しづらいテーマで作品を制作しながら、世に認められている。
・ミヒャエル・ハネケ監督などは、問題作を多数世に出しているが、「愛、アムール」の様な作品を出しているので(劇場で鑑賞した際には、涙した。)油断がならない。
・昨日、映画館に行った際に、ギャスパー・ノエの最新作の予告編を見た。どう見ても、ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」を意識しているように見えた作品であった。
<今作は、女性を(モニカ・ベルッチが演じている)をレイプするシーンは、正直言って吐き気がする。だが、この映画でギャスパー・ノエ監督が伝えようとしたメッセージも感じてしまったのである。
欧州の映画批評家たちからでも認めがたい作品を作り続けるギャスパー・ノエ監督の最新作は時間が会ったら、観に行こうかなと思っている。
重ねて書くが、今作の様な作品は私には合わない事は敢えて記す次第である。>
オリジナル版はあまり覚えていないんだよなー
レンタルで観たのか?
おっさんがどつきまわすシーンしか覚えておらず
時系列が逆になっていたなんて全然失念。
なので本作は素直に物語に入っていけたのかね。
監督曰くこんな暴力的描写は現在では撮影できない。
しかもその前に資金も集まらないと。
その機会を得れたことに感謝。
にしてもモニカ・ベルッチ
とてもエッチです。
80点
京都シネマ 20211118
パンフ購入
暴行シーンがグロい
時系列を逆のぼるという構成のオリジナル版を、時間軸に沿ったて再構築したとの事。
恋人マルキュスと幸せな生活をしてたアレックスは、元恋人のピエールと3人でパーティへ出かけた。マルキュスと些細な喧嘩をしたアレックスは1人で帰る途中の地下道で男に襲われレイプされ顔をぐちゃぐちゃに殴られた。アレックスの復讐にマルキュスは気が狂ったように犯人探しに走り、という話。
オリジナルのように逆なら、なぜ、って考えただろうが、ストレートカットなので、何を観れば良いのかストーリー的には面白くなかった。
アレックスが地下道で暴行されるシーンと最後にピエールが消火器のような物で男の顔を潰すほど殴るシーンは観てるのが辛いほどグロかった。
アレックス役のモニカ・ベルッチは美しくてスタイル良くてセックスがエロくて良かった。
ギャスパー・ノエ、いったい何がしたいのか?
この世は暮らす人々の秩序のうえになりたっている。要するにモラルに反することにはブレーキが効くのだ。
だが、本作が描く世界は、それが全く感じられない、まさにカオス。
こんな不快感に溢れた、2度と観たくもない感情を湧き起こさせる作品はそうそうあるもんじゃないなと思います。
監督の表現衝動の凄まじさ
現実から執拗に目を逸らそうとしているかのような眩暈様カメラワークと、心臓の鼓動のような音、そして、不安を煽るBGM。
レイプシーンはかなり真に迫っているのに加えて長いが、ここまではカメラが安定しており、客観的な映像だ。 ところが、一旦男が事を起こし始めてからは、極端すぎるほどの乱視映像の連続によって主客混同状態に陥り、観客の心をひと時たりとも落ち着かせない。
CGで工夫したと思われる暴力シーンは壮絶。 一作目では途中退場する観客が続出したというのが頷ける。 演出も非常に手が込んでいるという印象で、 この監督の表現者としての衝動の凄まじさを感じる。 リアルな残酷描写は今の映画で珍しくないが、通常のホラー映画などとは趣が全く異なる。 登場人物の誰にも感情移入させようとしないかのような創り方で、 同監督の他作品と同様、 心の置きどころが無くなるというか、 得も言われぬ不快な気分を刻み付けられてしまう。
監督は、前作との姉妹作品と語っているようだが、それだけこの作品が気に入っているのだろう。
狂気の芸術ともいえますが、監督はただの変人だわ
時は全てを破壊する
途中退場者続出
最も禁忌を犯した傑作
なんか訳も分からず鑑賞
冒頭から延々と光の点滅
なんや、故障か?
目を伏せながら耐えていると
続いて景色がグルグルまわるまわる
気持ち悪くなります
一瞬で理解しました
意図して観客をイラつかせているんだ
映画は娯楽と芸術の二つの面を持っている
特にヨーロッパは芸術の側面が強い作品が多い
スカッとしたり、笑ったり、泣いたり
映画は色々な感動を与えてくれる
でも芸術なら美しい面だけでは片寄ってしまう
反対な面の作品が無いといけないよね
コレはそういう作品なんだと推測しました
こういう嫌がらせがずっと続くのかと思ったら、素っ裸の男女のベッドでのイチャコラ
女の子と同じベッドで朝を迎えるのはモテない君の憧れだから・・・
やっは、嫌がらせやんか
フランス映画だからモロ、チ〇コ丸出しだけど、残念ながらモザイク
そして、ピエールの延々と続く下品な猥談
電車の客も大迷惑だけど、観客もゲンナリ
コレだけで観客が帰る要素は十分なんだけど
この後、壮絶なレイプシーン
女優の演技がリアリティーありすぎて気持ち悪くなります
レイプしたあと顔を殴る蹴るはもう、犯人に憤(いきどお)りしか無い
このシーンの最中にいたたまれなくなって帰った人が多いんだろうな
ただ、暴行犯がホモだから犯されたのは別の方なんですよ
はっきりいって、あんなに簡単には犯されるわけは無いので、わかる人にはリアリティーに欠けたかもしれない
マルキュスの行動も男の傲慢さがあからさまで腹が立つ
意識不明の恋人に付き添うのが本当にでしょう
もちろん、何も出来ないので犯人探しに行くのが合理的かもしれないけれど、自分の物が壊された事に腹を立てているようにしか見えない
そして、ピエールの狂気の暴走
わけがわからない
ラストのテロップ
時は全てを破壊する
余計にわけわからん
何一つ観客はいやされない
混乱だけが残った
ついでに思ったのは
題名にアレックスと付けたのはてきとうだな
やりたい放題やった監督は題名なんてどうでももよくなったんだろう
後日わかった事ですが
アレックスは2003年にカンヌ国際映画祭で
公開された映画で
今回は監督本人が編集しなおしたSTRAIGHT CUT版なをだそうです
STRAIGHT CUT?そういえば、アレックスの後ろにそんな文字がありました
なんと、2002年版はラストから始まりエピソードを逆にさかのぼっていくという考えらる無い作品だったんです
それだけでなく、モザイクになっているチ〇コをわざわざCGで作ったとなるとモロで見せられたカンヌの客は可哀想にすら思える
狂気の芸術ともいえますが、監督は筋金入りの変人だわ
"一瞬"を切り取る
人生に於いてその瞬間に何が起るかを考えざるを得ない作品
長時間のレイプシーンと直後の暴行 このシークエンスがこの作品の起点といっても過言ではない
但し演出手法としての"挿入easy"シーンは閉口する あれだけはどの映画でも本当に頂けない
まぁ、あくまでシーンとしてスマートに進めたい意図は分るのだが、リアリティを演出する度が高い程あれは興醒めしてしまう。 敢えて言おう、そんな簡単に挿入はできない 先に暴力、そしてレイプが順番だと理論では思うのだが・・・
勿論、私はレイプも暴力も反対です!
リアリティがないから映画が退屈な人には最高な映画
映画とは主に
人のお芝居をカメラで撮影したもの、当然、
物語の中で人が死んだら悲しむ演技、
暴行されたら苦しむ演技をして、
それを我々がいつも見ているわけだけど、
そんな悲しんでる風、暴行されてる風に
違和感を覚えて何か退屈感を覚え、
焦燥感めいたものをもってる人にとっては
完璧と言っていい映画じゃないだろうか。
パーティ会場に向かう3人の
長くて程度の低い会話でも、
本当にそこで話してるよう、リアル、
そして見せられてしまう。
レイプや暴行で(顔が徐々に潰れて)人が死ぬ、
本当の映像なんて見たくもないし
見れたもんじゃないけど、
そんな本来はえぐいシーンを
リアリティを失わず、
完璧に作品に昇華させた
ものを見た事がない。
そう、自分はこれ以上ない
完璧な出来の映画と思った。
"時はすべてを破壊する"
一日で二本連続鑑賞する暴挙に出た自分、オリジナルの上映終了後、本作を観る前に体力は消耗で意気消沈してしまい後悔の念が、時間軸が如何だろうとあの地獄のような残酷で悲惨極まりないシーンは必ず訪れてしまう。
予知夢をテーマにした夢の話や二人で戯れ合う場面と哲学が含まれたような三人で語るセックスの会話に伏線が散りばめられている錯覚、全てを絶望と共に果たしてしまった男が存在してしまう恐ろしさ、幸せの中にいる場面の残酷さで終わるオリジナルと復讐は永遠に叶わない三人の無念だけで終わる本作。
物語がシンプルに描かれ分かりやすくなった印象があり三人それぞれのキャラクターに感情移入出来る感覚は増したが、残酷性は高くなる一方で観る側のダメージが余計に負担される結果から逃れられない。
前半は
180本目。
ん、日本未公開作品を公開?位に思い劇場へ。
ポスターに途中退場とか、何かヤバめの言葉が。
まあいいかとは思ったけど、前半シンドイ。
特にカメラワークが苦手。
酔いそうだから薄目で観てたけど、音も騒々しい。
自白する為に、独居房に入れられた気分。
でも後半は普通に思え、ちょっと拍子抜けだけど結局なんだったと。
凡人には、良く分かりませんでした。
でも薄目で観てた割に、モザイクはモザイクのままだった。
もう20年ですか?!
もう20年ですか?!
そんな前の作品とは思えない新鮮さを感じました
DVDも持っていていつでも見返せる状況でありながも劇場でしかも正常構成ストーリーと聞けば
観ずに行かずにいれませんでした
モニカベルッチのセクシー過ぎる体型演技全てが興奮しました
元夫でもあるヴァンサン・カッセルとの共演絡みは本当にナチュラルで引き込まれます
CLIMAXでまた脚光を最近は浴びましたがこれを観ずにギャスパーノエは語れません
イタリアの宝石をグシャグシャにして話題をさらったんですね
テニア taenia 条虫 サナダムシは勉強になった。
レクタムはRectum、直腸。
フィストファックおねだり男たちの地下の発展バー。絶対入りたくない。
この映画は抜群にいい女アレックスと元彼と現カレのずいぶんと仲のよい二人の男の一夜の悪夢。
ギャスパー・ノエの映画にしてはまずまず分かりやすい straight cut (時系列順行)でした。Love3D, Climax に比べてだいぶ楽でした。チカチカするのやぐるぐる回るのやハンディカメラブラブラ画像はなるべく見ないようにして、なんとかクリア。
地下鉄のなかのピエールとアレックスのしょーもない会話がなかなか楽しかった。
そのピエールが最後に発狂したかのように凶暴化するのがキモ。
イタリアの宝石💎モニカ・ベルッチお目当てで観た感想はといいますと、大きいのに上向きでも横に垂れない美バストに感激🤩
冒頭の昼間の情事の後の二人の petit mort 感に溢れた感じがとてもリアルで良いなあと思ったら、モニカ・ベルッチとマルキュス役のバンサン・カッセルはこの映画の直前に結婚していたのね。どおりで。でも、夫婦でギャスパー・ノエ映画で何度も共演するって相当ですな。
オリジナルはファンタの渋谷パンテオンで観た。
まだ、オリジナル版は時系列を逆にする事で、テーマが伝わったが、
時系列がそのままの本作は、
分かりやすくはなったが、
誰にも共感も同情出来ない、ただの不愉快なレイプ・リベンジ作品でしかない。
エグいドキュメンタリー風映画
ちょっと気持ち悪くなるようなドキュメンタリー風な撮り方。グルグル回ってたり、小型カメラで追うような動きの撮影の仕方で、斜めだったり色々。
内容は、3人の登場人物で構成されており、セックス、クラブ、レイプ、薬物、殺人がキーワード。
ちょっとある意味凄い映画だった。
*要注意* Blow off your mind
しつこいフラッシュ 回転しまくる映像 意味のない会話
その後は怒涛の暴力祭り なまじっかなグロ耐性を吹き飛ばす超強力な描写がこれでもかと、、
消化器に拳をせがんだら消火器を×××××××
人間のドス黒い欲望と獣性の最深部に戦慄する
メジャー俳優を使ってこんな作品を撮りあげるとは恐れ入ります
8分短いのってどこ?
オリジナル版は随分前に観賞済みで細かいところは覚えていないけれど、単純な内容なのでストーリーは結構覚えている状況で観賞。
パーティーから先に帰った彼女がレイプされたうえにポコポコにされて、それを知り犯人を追いかける彼氏と、止めようと付き添う彼女の元彼の話。
オリジナル版はエンドロールの逆回しから始まり、結末から物語がスタート。何があってそうなったか、更にその前に何があったか、更にそれは、とシーン毎にさかのぼってみせていくけれど、今作はその名の通り時系列通りにみせていく。
シーン毎にワンカット風長回しで、シーンのつなぎはグルグルグルグル、これはオリジナル版の為の演出の名残りですね。
長尺レイプシーンの長回しが強烈とか言われているけど、個人的には言うほど?と思っていたし、壊れた幸せを後からみせてやり切れない余韻に繋げるという意味では面白かったけれど、どんどん盛り上がりがなくなりまったり冗長になっていた記憶が。
そこへ行くと話を知っているせいもあるのかも知れないけれど、今回のSTRAIGHT CUTは、序盤のラブラブからのグズグズ地下鉄トークの流れこそ相変わらず長ったらしく感じたものの、どんどん壊れて行く感じがして個人的にはこちらの方が圧倒的に好みだった。
ちなみに、本作のストーリーとは直接的には関係ないけれど、刑務所に入っていた話をするオッサンは、監督のデビュー作である「カルネ」とその続編「カノン」の主人公で、かたるのはその作品の出来事ね。
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