「沈黙のパレード、その題名をよく体現した作品。」沈黙のパレード Tomo Sさんの映画レビュー(感想・評価)
沈黙のパレード、その題名をよく体現した作品。
それぞれの葛藤、哀しみ、憎しみ、戸惑い、後悔、さまざまな感情の厚みと奥行きを演者が思う存分に表現してくれており、また序盤に希望、喜び、愛情、明るさに満ちた世界が幸せを与えてくれたからこそその絶望が画面を通りこし空気を震わせ伝わってくるようだった。
演者の横顔だけを映した演出。演出ももちろん、それに呼応する熱量で登場人物の心の内を表現してくる演者。双方あってこその作品だな、と。
ストーリーしかり出演されている演者の方々しかり、素晴らしい作品だった。それはもちろん作品に関わった方々皆さんで創り上げたものだろうと思う。
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