「ムナクソ映画なのか」流浪の月 イシノイシカワさんの映画レビュー(感想・評価)
ムナクソ映画なのか
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いきなり結論ですけどムナクソ映画じゃなくてほんと良かった。
悪人といい、怒りといい結構なムナクソシーンがありましたのでどきどきしながら見ました。
今回はムナクソを予感させるシーンはいくつもありましたがどのシーンもムナクソではない展開になっていてほっとしました。
ムナクソ映画は見る時のメンタル状況によってしんどい時がありますので。
結果的にほっとしたわけなんですけど、どんでん返しやムナクソを求める人も多いのではないかと思います。
そういう方からするとイマイチパンチ不足という印象を受けるのではないかと思いました。僕自身もある程度の痛みを覚悟で見たのですが、結局脅されはしたけれど無傷で生還したような気分です。
そういう楽しみ方をする映画でよかったのでしょうか。そんなんだと大衆に向けたなんだか安っぽい印象になってしまいます。
無駄なシーンは無いし、飽きさせるような間延びした感じもない、プロフェッショナルな作りを感じました。横浜流星や多部未華子の演技も良かったし、広瀬すずの体当たり感も良かった。
なのになんだ、この感覚は。僕はムナクソを期待していたのか!?
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