「作為感のある不幸の寄せ集め」流浪の月 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
作為感のある不幸の寄せ集め
作為感のある不幸が寄せ集めになっていて、どの登場人物にも感情移入できない。ショットも演技も申し分ないんだけど、色々と違和感を感じることが多い。
最大の違和感は、ラストで明かされる文の秘密だけれども、この秘密によって、兄弟的愛情と解釈していた僕の気持ちは大混乱に陥った。そこが狙いなんだろうけど、なんだかなぁ。
家出少女を自宅の住まわせる輩が実際にいることを考えると、文の行動を肯定したくない。娘を持つ父親としては、やりきれない物語と感じてしまう。
コメントする
悠々同盟さんのコメント
2022年5月23日
コメント失礼いたします。
この映画、全然刺さらず違和感ばかり残りましたがその理由がbionさんのレビュー見て腑に落ちました。
いくら親切や下心がないとしても小学生を家に住まわす。
そこにどんな理由であれ納得が出来ないから。
正にそのとおりだと思いました。
純愛物語だったのかな?とか色々かんがえましたが、やはり腑に落ちない。
caduceusさんのコメント
2022年5月15日
bionさんコメントありがとうございます。
ほとんど、同じ視点で観られているんじゃないでしょうか。
生い立ちが不幸な登場人物ばかりですが、どれも描き方が上っ面でしたね。
不幸ゲームを見ても、傍観者になるだけです。
感動作を装うのは、やめてほしいものです。
マキさんのコメント
2022年5月15日
bionさん、後半の部分にはめちゃくちゃ共感します。私は書き方に悩み、やんわりと触れていますが💦本作はそういった犯罪者たちを肯定することになりかねない危うさがあると思いました。
この作品をみて、こういう行為をする人たちを美化して欲しくないとは思います。
難しい作品です。。。