ドント・ブリーズ2のレビュー・感想・評価
全138件中、1~20件目を表示
自分の人生の惨めさに気付く老人
1と違い2では内面の方に支点があって老人に対しての見え方が変わるのがまた面白いところであるけど1の方が個人的に電気を消した盲目アクションしてて見せ場が多くて楽しめた。
ノーマンの信じる神は公平だから、差し引きをして帳消しにする
感想を交えて大雑把にあらすじを紹介。
現在11歳のフェニックス(マデリン・グレイス)をノーマン(スティーヴン・ラング)は自分がパパだと偽って育てていた。
このシチュエーションは、日本だと養子縁組の制度があるが特別な事情が無い限り学校に行かせない事は問題視される。
時代や場所など設定が不明なので正しいか悪いかは誰も決められない。
焼け跡になっているフェニックスの家にノーマンの旧友ヘルナンデス(ステファニー・アルシラ)が車で連れて行き、その廃墟住宅でフェニックスが歌をくちづさんだことがきっかけとなり、レイラン(武装集団のリーダー)に尾行される。
トイレシーンがある映画は好きだ。食事シーンと排泄シーンで伏線回収は完成すると思う。
レイランは武装集団とともにノーマンの家に侵入し強引にフェニックスを連れていく。
救いに来たかもしれないと思うことにシフトチェンジしてみる。
自由になったフェニックスが養護施設に行こうとしたら、母親が登場して移植用の心臓(フェニックスこと本名タラの命)が欲しいと言ってくる。
タラが生きたまま心臓を取り出されそうになる時、停電発生。
ノーマンが救出しに来たのだった。ここはノーマンの家ではないので戦うには不利だが、暗ければ有利というわけだ。
しかしレイランは窓を壊して外から光を取り入れる。
画面は光のおかげで黒から赤に変わる。
タラはノーマンに救われ、ノーマンはタラに救われる。
そして、この炎のように赤い殺人事件の現場から生還できたタラは、自らをフェニックスと名乗るのであった。
ラストは、ノーマンの生死にかかわらずハッピーエンドだ。もはや正体がわかっているので怖さはない。
盲目の老人ノーマンの前作のラストの退院後を描いているが、主人公はノーマンから女の子フェニックスに引き継がれている。
構図や光加減、カメラワークも抜群で大画面での視聴が向いている。
ストーリーは単純で、応援する人物は結局フェニックス一択だ。
やや不可解な部分があるが、考察する余地として前向きに捉えると楽しめる。
寧ろアジョシ2を。
非支持。
寧ろアジョシ2を。
ブレラン、レオンに変に寄せて主役の苦悩哀切が弱まった感。
理屈抜きで座頭市亜流活劇を楽しむにも、白人が負うには無理な韓流の臭み辛みが邪魔に。
悪側の動機(回りくどく納得感は低い)を客に明かす時機が作劇的に違うとも。
因みに1は強く支持。
そんなに面白かったか…?
前作のラストの展開がドン引きだったので、余り期待しないでの鑑賞。
っと言うか、どの辺が「ドント・ブリーズ」だったかな?
どうしてフェニックス(タラ)に付き纏って 執拗に攻撃してくるのかは解ったけど、実の両親がカス過ぎて…。
ジイさんも、敵グループの一人に良心があったから救われたけど、そうじゃなかったら カナリ劣勢だったと思うぞ。
けど、やっぱりジイさん…最悪だわ。
子供にサラっとレイプの告白するとか、ヤバ過ぎ。それに、なんであの子を連れて来たのかについても、ハッキリ答えてないし。
実の親がカスだからと言いたいのかもだけど、それと拉致るのは別問題だぞ。
公園に行った時から気になってたみたいだけど、最後にあの子が自ら児童養護施設に行ったのは正解だった。
まだまだ続編作る気満々のラスト。
次はどんなお話になるのかな…?
評価の高い人が多いので大変驚きました。
んー…そこまで面白かったか?!
驚きました
正直驚きました。
前作からの制作陣が結構名を連ねているのに、別物に近い作品。
あの闇の中で行われる狩から逃げる恐怖、段々と明かさられる老人の狂気。
それらがまるで無いのです。
物語の中心である娘に拘り続ける動機も、いまいち希薄に思えてならない。
あくまで個人的にですが、望んでいた作風ではありませんでした。
ドントブリーズである意味
ドントブリーズ1作目のじいさんが出てくるから続編になってるけど、内容はただ単に目の見えない強い爺さんが戦うアクション映画です。
予想を裏切るような展開はなく、こうなるよね。なった。こうなるよね。なった。こうだよね。そうだった。の繰り返しで至極退屈。
そして、大間抜けな悪党集団にツッコミどころ満載。笑いながら鑑賞しました。
これは作らなくてよかった。
【観ているこちらの感情移入先が二転三転させられる物語も含めてハラハラドキドキできるアトラクション映画】
・2021年公開のアメリカのホラー・スリラー映画。
・1作目で生き残った盲目の老人。あれから8年。彼には新たな娘(少女)がいる。誰の子かは謎。2人で静かに暮らしているものの、少女は友達を作るために外の世界へ行きたいと願うも、父である盲目の老人がそれを許さず、基本的に2人だけで生活をしていた。一方。外の世界では幼い子供が誘拐される事件が立て続けに起きいた。そして、それと関係あるらしき謎の武装集団が、突如、少女をさらうためか盲目の老人の家に踏み入ってくる。果たして少女は、老人は、どうなるのか。武装集団の狙いは一体何か。 という大枠ストーリー。
[お勧めのポイント]
・観ているこちらの感情移入先が二転三転させられる物語の創りが圧巻
・ハラハラドキドキのアトラクション映画にヒューマンドラマの要素がしっかり入った力強い物語
・哀愁漂う盲目の老人(スティーブン・ラングさん)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・1作目の時から「設定はB級映画っぽいのに実際には一級映画」と感じていましたが、2になってさらに凄みを感じました。物語を端的に表現すると「観ているこちらの気持ちが何度も右往左往させられるすごいヒューマンドラマ×ホラー・スリラー」に仕上がっている感じです。
・1では、物語の視点が盗みを働く3人の若者たちで、盲目の老人が圧倒的な恐怖の存在でした。一方、2では盲目の老人と少女の視点で、謎の武装集団が恐怖の存在。殺人やレイプを犯してきた盲目の老人という存在が、視点を変えるだけで不思議と「悲しい物語」にすら感じてしまいます。
・しかも、物語の流れや伏線の張り方によって、感情移入先が二転三転させられます。普通なら「主人公」に感情移入させて、それを軸にハラハラドキドキさせたり、喜んだり悲しんだりさせたりしますよね。が!こちら映画では、観客の感情移入先を全く落ち着かせてくれません。笑 ここが凄い。演出で驚かすだけがアトラクション要素でなく、感情移入先を定めさせないこともまた、アトラクション要素になっているのです。
・序盤で出てくる「少年少女がさらわれている事件」のニュースが、一見フェイクのように感じましたが、これが最後にこう絡んでくるのかぁ…という伏線も凄かったです。
[演出]
・武装集団が侵入してきたとき、見つからないように逃げる少女の動きと魅せ方。一連の恐怖を感じさせられつつも、「静」を感じる非常にスムースな役の動きとカメラワーク。そして、沈黙が破られた(見つかった時)の「動」。この静と動の緩急が圧巻でした。
・中盤でキーマンが登場するシーン(影を使って顔を見せない焦らし)の魅せ方も好きです。
[映像]
・1と似たような空中から俯瞰で街並みを映し出す冒頭シーンにワクワク。脚本は1の監督であるフェデ・アルバレスさんと2の監督であるロド・サヤゲスさんの共同執筆のようですが、この映像は1とのつながりか、1へのオマージュか。いずれにせよ、この冒頭シーンが「これから映画を観るぞ!」というワクワクを誘ってくれました。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・盲目の老人役のスティーヴン・ラングさん、今回は哀愁があり過ぎて逆にカッコよい。猫背チックなたたずまいで、暗闇からふっと現れるときの姿とカメラアングル。もはやこの役の恐怖のトレードマークと言っても過言ではないですね。
[全体]
・1作目では単に「アトラクション映画としてのクオリティの高さ」を感じましたが、2作目はドラマチックな面も相まってさらに面白くなっていたと思います。ただ、個人的には1作目を見ずに2だけ見ると「???中途半端じゃない?」と思われてしまう気もしています。1作目の積み上げがあってこその作品。ただ、続けてみればかなり満足できる面白い作品かと思います。
・1作目でも「神」について言及していた老人。2ではその言葉の重みがぐっとまして、心に刺さりました。
「気を抜くな。油断すると神は奪う。」
・結局、始まりは恐怖の存在でしかなかった盲目の老人も、実は一人の普通の人間で、報われない人生を生きてきた。そんなことを、ハラハラドキドキの感情と併せて感じさせてくれます。
・ラストシーンについて、私は結構救われました。アトラクション要素というより、しっかりドラマ要素のあるラストかと思います。
・もう、物語のつくり方がうますぎて、やろうと思えばいくらでも続編が創れるんじゃないかと思います。もちろん、結構大変な思いをされてプロットから創り上げられたのかと思いますが💦
・そして最後に、愛をこめて、、、
「やっぱりドント・ブリーズ(息をするな)のタイトルがしっくりきません!」
・ありがとうございました。
#映画 #ドント・ブリーズ2 #DON'T-BREATHE-2 #2021年 #ホラー #スリラー #ヒューマンドラマ #アトラクション映画 #ロド・サヤゲス監督 #スティーブン・ラング #サム・ライミ制作 #1を観てから2を観るべし #物語の創り方が秀逸
#全体3.7 #物語3.8 #演出3.6 #演技3.7 #配役3.6 #映像3.6 #音楽3.5
1作目は恐ろしい悪役だったが、本作は「善玉」に近いという、「ターミ...
1作目は恐ろしい悪役だったが、本作は「善玉」に近いという、「ターミネーター」のような展開。
謎の武装集団によって、一緒に暮らしていた少女を連れ去られてしまった元軍人の老人。
リーダー格の男は、この少女の実の父親で、老人が誘拐して育てていたのだという。
両親の元に戻って、これもめでたしめでたしなのかと思いきや、男の目的は恐ろしいものだった。
老人が完全なる善人というわけではないが、少女にとっては育ての親だったという微妙な関係が視聴者を惑わせる。
一体どちらを応援すればいいのか。
結末は物悲しいが、少女のためにはこれが一番よかったのかもしれない。
少女が自分の名前を本名ではなく、「フェニックス」と、老人につけられたであろう方を名乗っていたのが印象に残った。
前作には劣るが楽しめる
前作には劣る。
しょうがない。前作は偉大なホラー映画だった。
あれを上回る作品はそうそう無い。
今回は盲目の男とその「娘」の視点で描く。
前作では「スーパーヴィラン」だった盲目の男の「人間らしさ」「葛藤」が描かれる。
単なるホラーというより、その「人間ドラマ」が見どころといえる。
十分の続編
犬がいいっすね!次作があるならぜひゴールデンレトリバーにしていただきたい、ベートーベン!
フェニックスちゃん、ええ名前だが不死鳥は復員兵のおじいちゃんあんたやな!
レイプを後悔しているところが救いでしたね、あと敵集団にまともな奴が一人いたことも。殺さなかった犬が話の鍵を握るのもよかった。コミックリリーフもがっつり担ってましたねワンちゃん。
目は見えないけど家の中では無敵の殺人鬼おじいちゃんの続編…って今度...
目は見えないけど家の中では無敵の殺人鬼おじいちゃんの続編…って今度は良い奴なんかーいっ!
娘を守るために侵入者と対決する姿は、『(まぁ残虐だけど)おじいちゃん頑張れ』ってなって、あれ…?となるまでがお約束。
面白かったけど1とはジャンルが違うかな~。
盲目なのに強い!!
前作で盲目なのに最強、音を出したら殺されるドキドキ感が堪らなく面白かったのを思い出し続編へ!
今回は正直そこまで最強な感じは無く、相手が武装している為か「あれ?弱くない?」と思ってしまいました。
音を出したらダメという緊張感もないので、ドキドキもせずサクッと観ることが出来ました。
ちょっと期待外れな作品でした。
全138件中、1~20件目を表示