「息をしろ!」ドント・ブリーズ2 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
息をしろ!
まぁ、よく考えついたものだ、このストーリー。
テーマは「飼い犬愛護」…
前作は不良少年強盗団に襲いかかるブラインドマンの恐ろしさを描き、このブラインドマンのとんでもないイカレた秘密が明かされた。
今作はブラインドマンが襲われる展開。しかも、相手は更にイカレた連中だ。
最初、あの少女はブラインドマンが地下室で産ませた子なのかと思って、気分が重かった。
キーマンになるのかと思ったお姉さんは、序盤でさっさと犠牲になるし、どうも救いのない話になりそうだと、少し覚悟した。
悪党対悪党の熾烈な闘いがノンストップで展開し、ブラインドマンはランボー的な不死身の活躍を見せる。なんだか、ブラインドマンが少女を救うヒーローみたいな扱いだ。
ブラインドマンは自分が悪人だと罪を吐露したりするのだが、それで同情できるような振る舞いではなかったよね…と、前作の印象が釘を刺す。地下室の秘密は「レイプ」なんてレベルではなかった。
…と、今更ブラインドマンにヒューマニズムを見せられても乗れないのだが、相手が想像を絶する悪党なので、どっちに加担するでもなく激しいバトルを楽しんだ。
しかし、あれだけ銃撃戦や火事を起こしても警察や消防に通報されないほど、あの家は隔絶された場所だったのだろうか。
まぁ、警察が来たとしても、前作であの地下室の秘密に気づけなかったのだから、あまり役に立ちそうもないけれど。
そうそう、地下室の「箱」は何のために置かれてたのだろうか。前作にあった?
いいね、ありがとうございました。
私もあんだけ騒いで家事にもなって、誰も通報しないのか気になりました。少し離れたところの隣家がチラリと映ったような気がしたのですが…。見間違いでしょうか。
地下室の箱はシェルターの役目を果たすには、あまりにも陳腐だし。あんな用意周到なお爺さんだから、何かもっと意味があったのでしょうか?
今晩は。
会社の連休明け初日は、辛かった・・。昨晩、傑作を観てしまい・・。
すいません😢⤵️⤵️。私の勝手な解釈と、超有名な評論家に影響をされまして。第一作のブラインドマン達が住んでいた地域は、デトロイトのエイトマイルの地域でした。(車産業が、衰退し、荒れ果て警察も来ない見捨てられた地域)この作品は新しい家でしたが、ディストビア地域だと思って観ていました。ラストは、解釈が委ねられますが、その前のシーンからの流れで、水面にフォーカスした映像が、絶妙だなあと思いました。では。
俺も最初からブラインドマンを悪人だと決めつけて観てました。
だけど、悪党側にも感情移入できず、どっちつかずで宙ぶらりんな精神状態になったことは確かです。
結局はフェニックスがんばれ~的な目線となったんですが、それも最終的にはどうなのよって感じで、「悪人が出ない」映画は多いけど、「善人がでない」映画も珍しいかな~と、妙な気分になりました。