劇場公開日 2021年9月17日

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「主演2人の「怪演」が楽しめる」スイング・ステート みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主演2人の「怪演」が楽しめる

2021年9月23日
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主演のスティーブ・カレルは、「ニブいけどイイ奴」を演じることが多い。そんな彼が今回は珍しく「嫌われ者」「身近にいたらイラッとする奴」を演じる。観客から見ても、彼がこの役を楽しんで演じているのが分かるし、おそらくアドリブをガンガン入れているのだろう。
それは共演のローズ・バーンも同様。彼女も普段と違い、嫌な奴を演じる。
そんな嫌な奴らが、「素朴な田舎町」で騒動を巻き起こす、というコメディ。
一番笑えたのが、2人の下ネタの応酬。
そんなおバカコメディだが、テーマは真面目。米国(世界共通?)の選挙の矛盾を描く。

ローズ・バーン演じる共和党の参謀が「ウソをついた者勝ち」という言葉は、トランプを揶揄してるようで笑えた。

みっく