「30年にわたる壮大な物語の最終章は、新たな恐竜映画ファンにも伝わる物語」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 山田晶子さんの映画レビュー(感想・評価)
30年にわたる壮大な物語の最終章は、新たな恐竜映画ファンにも伝わる物語
巨匠スティーヴン・スピルバーグが生みだした大ヒットシリーズの通算6作目にして、「ジュラシック・ワールド」3部作の完結編。「ジュラシック・ワールド」シリーズの中心人物であったコリン・トレボロウが「ジュラシック・ワールド」1作目に続いて本作でもメガホンをとり、主人公のオーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードがそれぞれ続投する。本作の注目点は、ローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムといった「ジュラシック・パーク」シリーズの面々が「ジュラシック・ワールド」シリーズで登場を果たす点だ。
前作のラストにおいて恐竜たちが世界中に解き放たれて4年もの歳月が流れている。世界そのものがジュラシック・ワールドへと変貌し、あらゆる場所に棲みついた恐竜たちによって人々は混乱の渦に巻き込まれていた。果たして人間と恐竜は共存し得るのか。これこそが「ジュラシック・パーク」からつながる最大のテーマである。
個人的には、クローンであるメイシー・ロックウッドの秘密が明かされていくところが気に入っている。人気のある恐竜「ブルー」に子供ができていて、その距離感に新しさを感じた。
リアルな恐竜が多く出てくるので、大人から子供まで、恐竜好きにはたまらないサプライズが多い。恐竜映画の代名詞的な最高峰シリーズ。
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