オールドのレビュー・感想・評価
全327件中、121~140件目を表示
宿命の恐怖とどんでん返し
現実にはあり得ない異常な密室空間では、人間がどんな反応を示すのかが想像できない。 映画では、監督と役者の想像力であえてそれを表現するわけだが、これが過剰であったりわざとらしく見えてしまうことが多い。
この作品でも、異常な状況に対する登場人物のリアクションには、少し違和感を覚えた。
密室劇というのは、(特に日本のドラマや映画では)ほとんどの場合白けてしまい、物語に入り込めなくなるのである。 この作品でも、登場人物たちの身に起こり始める異常な老化、そして、そこから生じる人間関係の軋轢に対する各人のリアクションが大げさに映る。 あれが欧米人の感情表現なのだろうが、私には、不自然に見えてしまった。
もちろん、異常空間での密室劇に、100%納得できるリアリティを求めるつもりはない。 この作品に関しては、後半からが面白い。 そこは、シャラマン監督の力量なのだろう。 些細な点は気にならないぐらい、途中からは物語の展開に見入ってしまった。
この作品の怖さの核になっているのは、異常な速度で進む老化だ。 つまり、誰もが背負う宿命に対する恐怖である。 時間の進む速度に関係なく、我々は確実に老いる。 そして、来るべき死の宿命に従わなければならない。 だから、登場人物たちが短時間のうちに経験する人間の宿命の一部始終を見て、人生の儚さ、虚しさ、愛おしさを追体験すると同時に、リアルな恐怖を感じるのだ。
そして、もうひとつ。 逃れられない運命の絶望感を観客に味あわせながら、終盤に、それとは別のどんでん返しの恐怖を打ち出してくる。 同監督一流のテクニックだ。 最後に明かされるのは、異常な老化を引き起こしている原因だが、 大変現実的で、なおかつ現代的な問題でもある。 現在の世界を取り巻く感染問題への、映画的皮肉表現といった風にも見えた。
シャラマン監督のセンスを感じる佳作だ。 次回作にも期待したい。
OLD
名前はシャマラン、職業は映像を撮る人
歳はゆっくりとりたい
一番怖いのは人間
受け取れる年金額が割に合わない
恐怖がじわじわと伝わって来ました
なかなかの締め方
この監督の作品は初めて観るかもしれません。
海岸に巨大なセットを作ったそうで、興味津々で鑑賞です。
ホラーなんでしょうかねー?どうなんだろ?
ひえー!な感じはあんまりなかったんで。
本作はホラーテイストの寓話かな?って思います。
まず、こんな設定よく思いつくよなーって感心します。
ただただ、人の営みを描いてるだけなのに、
時間軸をいじるとこんなにも恐ろしく迫ってくるなんて。
そう考えれば人生はなかなかのイベントだらけなんだなぁとつくづく思いましたね。意図しない、想像してないイベントは恐怖でしかないですもん。でも予期せぬイベントだからこその人生。その時々で考え判断して行動し、喜んだり後悔したり。
喜怒哀楽と共に過ごす人生を誰とどう過ごすのか?を考えさせられる作品ですね。
さらに、お話の終わり方も秀逸。なるほど!です。
あと、ムービーウォッチメンで宇多丸さんが、監督が演じている役所の秀逸な考察をされてました。これまた、なるほどなーと。確かにそう言えるよなーって。
派手さはないけど、十分楽しめる作品でした。
どんな風に落とし込んで行くのか
シャラマン復活ならず
テーマが悪すぎる。一日で置いていく話でそれだけでは面白くないから出産とか色々なエピソード入れてるけど話が早すぎる。観客が映画にルールを飲み込まないうちに話が進むのでついて行けない。手術シーンも各キャラクターが分かってないのにいきなり外科医だから手術しますってならないだろう。このあたりからもう映画に乗れなくなる。
ラストももう少し製薬会社を悪にしないと、結局暴かれない方が世の中のためになるじゃんって思ってしまう。
そのあたりがつまらなくしている要素だと思う。
お好みから選んだ、歓迎カクテルです。
ビーチに着くまでのすべてのセリフがフラグ。そこからがらりと様子が変わる。
ビーチを訪れた数組の家族。大人たちの職業が、この映画の設定を語る代弁者になっているのはうまい。(例えば、博物館の学芸員が白骨化した時間からこのビーチの時間の流れの速さを計算したりとか、医者や看護師がいたりとか、)
個人的に極度の怖がりなのでホラーはほぼ観ないのだけど、シャラマンが監督なので、怖がらせ一辺倒ではないだろうと期待したが、はたしてその通り。なるほど、そういう会社が彼らの目的のために、この特異なビーチを利用してたのか。実に巧妙な仕掛けだ。おまけに、彼らなりの(司法では許されませんよ)理屈もある。だから最後、そういうラスト。でもすっきりとはしない。犠牲者がいるからね。ただ、ある友情から生まれた信頼が残った。それだけでも、善しとしよう。
この先しばらくは、波の音を聞いただけで、閉ざされた気分になりそうだが。
あと一捻り
年をとるって こんな事か!
年をとることが 恐ろしく 怖くなってくる そんな映画でした。
けど 年をとった夫婦のあり方、 自然に死ぬこと
こんな風に 静かに死ねたら 幸せですよねぇ。(あの二人に限りですが)
ホラー?サスペンス?SF? 今までの シャラマン映画にしては かなり 違った雰囲気でしたが
禅 を問うような 映画でした。
全327件中、121~140件目を表示












