オールドのレビュー・感想・評価
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美しいプライベートビーチが実は○○でしたというオチまでの怪現象がイチイチ微笑ましい、『ダークシティ』ミーツ『キャビン』みたいなニヤニヤ笑えるシャマラン印の不条理バカスリラー
仲良し姉妹のマドックスとトレントは両親とともに穴場の観光地、アナミカ・リゾートにやってくる。リゾートの雰囲気は最高でドリンクバーとキャンディバーが常備されていて二人は大はしゃぎ。しかし彼らの両親は実は離婚寸前でありこれが家族で最後の旅行であることを子供達に内緒にしていた。翌朝リゾートのマネージャーに薦められてもう一組の家族と共にプライベートビーチに案内される。余りにも美しいビーチに二人は大興奮、早速遊び回るが、そこでマドックスは女性の水死体を発見してしまう。しかしそれはそのビーチに起こる惨劇の序章に過ぎなかった。
結論、これはオモロイ方でした。しかしそれはシャマラン監督の作家性を予め承知してるからそう思うだけ、要するに「また、それか!」ってやつです。『シックス・センス』以来ずっとやってる、Aと思ってましたが実はBでしたというオチ。ということでその意外を楽しむための予定調和をニヤニヤしながら眺めるのが正。毎度毎度登場するシャマラン本人は今回はプライベートビーチ行き送迎バスの運転手、その顔がアップになった瞬間に弾けるまた始まった感がハンパないです。次から次へと起こる怪現象はどれも全然怖くないのでホントバカだな、シャマランと顔が綻びますが、どんどんと成長する子供達がついにあることをやっちゃったところでシャマランメーターがレッドゾーンに到達、あとはとにかく最後までニヤニヤ。要するにどこにもオリジナリティがない『世にも奇妙な物語』を2時間かけてやってるだけです。
それでも満足度が高いのはガエル・ガルシア・ベルナルの重厚な演技とトーマシン・マッケンジーの素朴な美しさ、それに加えてビーチのゲストの一人である外科医チャールズを演じるルーファス・シーウェルの怪演。SFスリラーの名作『ダークシティ』の主人公マードックを演じたルーファスが物凄く神妙な顔で「マーロン・ブランドとジャック・ニコルソンが共演した映画のタイトルって何だっけ?」ってしつこく訊くシーンが放つ狂気は最高に美しいです。というか、結局シャマランがやりたかったのって『ダークシティ』ミーツ『キャビン』だったってことですね、ご馳走様でした。
予告にあったバカっぽいセリフは本編にありませんでした。流石にカットされたんでしょうね、余りにもバカっぽいので。
恐怖のビーチ
一日で五十年の時が過ぎてしまうビーチ。
その島では早送りのように子どもが成長し
病気が進行し、そして老いていく。
一生が一日で終わってしまうのは
やはり恐怖でしかなかった。
世界のどこかには
本当に存在してそうだからさらに怖い。
最後はよかったかな。
やはりラストが最高!
途中までは、あまり驚くこともなくただただ時が流れるのが早い!の描写で、人がバタバタ死ぬところは、こんな感じで映画終わったらどうしようって思いました。
そんな訳ないですよね。
さすがのシャマランです!
最後、すごく面白かったです。なんで人が見張ってたのかとか、ホテルの子供が心配そうにしてたのとか、なるほどーー!ともなるし、怖さもある。完全に現実離れしてるわけではないオチなのがすごい。
世界観に没頭する映画でした。楽しかったです!
非日常的な刺激がほしいあなたに。
30分毎に1年の歳をとるビーチに誘われた家族達。
脱出を試みるもみるも無惨に失敗。
怪死に精神崩壊。
段々と浮かび上がるそれぞれの家族の共通点。
何のためにここへ誘われたのか。
そんな奇妙な物語が好きな人には嵌まる作品。
まあ好き。
うわー、そう言う事
賛否の別れる監督ですので、どうかなーと、、でもどーなるの?と興味津々。
途中ビックラ!のシチュエーションもありーの、あー、時間早いしね、といいのか、いいんだよな、
と。納得させつつ。
考えさせられる、たった1日の物語で、引っ張って行くこの力。やはり、興味深い監督です
細かいツッコミは無粋ってもんよ
シャマラン監督の映画はどんでん返しで有名になったがもはやそんな脚本にはなっていないのはわかっている。でも、どうしても未だに最後のどんでん返しをどこかで期待してしまう悲しい性。むしろ、アタリとハズレが大きくて、そちらの方が重大問題なんだけど。一般的に再評価のきっかけとなった「ヴィジット」を観ていないという恥ずかしい状態ではあるが一応のシャマラン好きなので本作もゆるーい期待を持って臨んだ。
時間の流れが早くなり、急激に成長・老化していくビーチという設定。これを表現するのは滅茶苦茶大変だっただろうな。子どもの成長なんてごまかしようがないもの。結局、6歳の男の子は成長に合わせて役者を変えるという手法。それしかないわな。でも、よく似てる役者を揃え、うまくメイクしていた。大人たちも微妙にシワを増やしたり、身体機能の老化を表現する等、うまくあのビーチの怖さを演出していたと思う。時間の進行のルール、死体の腐敗、食物の扱いなんかはそれで大丈夫?ってところもあったが、そこはまぁ不問だ。シャマラン映画に細かいツッコミは無粋ってもんよ。
まぁ、ストーリー的には怖さはないし、ものすごく驚くような展開もないし、まぁそうなんですね的なラストでしかない。案の定今回も驚かしてはくれなかった。ただ、大きく失望するようなものではなかったし、うまくまとまっていた話なので、個人的にはこれでOKなんだと思う。もちろん甘めの点数だ(それでも3.5ではあるのだが)。
いつまで、オチ無しでやるんでしょうか‼️❓
CG無いのでしょうか?
少年が年とる毎に別人に変わるのですが、似てないから、ほくろで連続性を担保します、ほくろがでかくて、ムロツヨシです、わろた。
オールドの説明とか解明は無いので、オールド以外でも何でも出来そうでしゅ、トホホ。
でも、展開とセリフは上手いです。
演技もなかなか、それなりに。
大体、噂は聞いていたので、失望は無いです。
ある意味、CG無し、オチ無しで、演技と演出だけで成立する奇跡の映画です。
シャラマン好きなら、是非。
旅に誘われたら人生の終わりが早まります
フォロワーいただいてる方のレビューを読んで、このビーチで何が起こってるんだろう?と気になり、観てきました。
現実でもあり得そうな話なので、ストーリーはよくできていたと思います。
しかし、細かいところにツッコミたくなるところが多かったです。
子供サイズの水着と服しか持参してないはずなのに成長するにしたがって大人サイズに...
何故この状況で恋愛し、子作りをしたのか(笑)
ナイフで切られても一瞬で回復するのに総医長は人を殺めてしまうのか
時の流れには逆らえないので、老いとはどういうものか変化や夫婦間で考えさせられることはありました。
さて、現実な話、懸賞で旅行が当たったり、誰かに誘われてどこかのビーチリゾートに行ったらそれはあなたの人生の終わりが始まっているかもしれません(笑)
岩盤に囲まれ、鉱物がビーチに埋まってるとあなたも治験モニターの一人になっています。
信じるか信じないかはあなた次第です!w
爽快感のあるラスト
シャマラン監督の挨拶に始まり(まずここでニヤリとする)、どんなに遠くに居てもシャマラン監督と秒でわかってしまう存在感はご愛敬(笑)
1日で50年経ってしまう島、という設定がすでに面白く、これからどうなるんだろう?とハラハラさせられる。
「あ、なるほど、そういうことは起こりうるよな」ということが次々起こり、ドキドキした。
細かい伏線がどんどん回収されていき、ハラハラしながらも爽快感のあるラストにスカッとしました。
ナイフで切るシーンなどはありますが過剰なグロもなく、苦手な方も見やすいのではないでしょうか。
突発的で不可解…不気味でなぞ
内容も映像も、不気味で謎だらけでした。だから、奇妙な雰囲気を好むのであればよき作品なのかもしれませんが、個人的には合わなくて、とってもヘンテコな話だなーという印象しか持てませんでした。
なんか、アイデアの内容というか深みが、これまでになく希薄だったような気がしてしまったのは、単に作品に入り込めなかったからなのだろうかと・・・
ナイト・シャマランが描くミステリー
ホラーやオカルトを練り込んだミステリアスな異次元空間に引きずり込む、ナイト・シャマラン作品。最後には必ず、サプライズを用意し、観る者に驚異の世界を突き付けてくる。そんな監督の新作。決して期待を裏切ることなく、その謎に満ちた展開は、シャマラン・ワールドらしい内容だ。
舞台はあるリゾート・ホテルのプライベート・ビーチ。特殊な磁場を含む岩に囲まれたそのビーチは、外の世界とは隔離され、時間の過ぎるのが異常に早く、1日で外界の50年の年月が過ぎていく。
そこに、リゾート・ホテルに宿泊している何も知らない3組の家族が、閉じ込められる。
そこからは、不思議で、不吉な出来事が、3組の家族に襲い掛かり、一人、また一人と原因不明で命を落としていく。脱出を試みても、岩の磁場が影響して頭を圧迫されて、途中で気絶してしまい、脱出も不可能。それぞれの家族が、サバイバルな命懸けの時間が過ぎていく。
こうした閉ざされた恐怖の異空間の中に、各家族と一人一人の曰く付きな役割を、明確に配置することで、身勝手な思惑や他者との信頼関係が崩れていく醜悪な人間模様をも、鋭く描いてもいる。しかし、そうした滅びのシチュエーションの中、主演の家族の家族愛だけが、一つの明かりとなって灯される。
また、時間が早く過ぎていくという時空間を描写するのは、なかなか難しいが、子供の急成長、赤ちゃんの誕生、視力や聴力の低下、病気の進行、顔のしわ、そして死…というような様々な演出で描かれていた。爪と髪が伸びない理由は、やや無理があったかも…。
ラストは、ネタバレになるので詳しくは書けないが、ナイト・シャマランにしては、意外にも、ホラーでもオカルトでもない、現実的なミステリーとして締めくくっていた。最後のホテルでのサプライズも、ちょっと見え見えだったかな。
ナイト・シャマラン自身も、最初と最後の重要な役で出演していました。(笑)
さすがに、お姉ちゃんに手は出さないよねぇ~
「シックス・センス」を観たときは、その手法に驚かされ、「おぉ、この監督の映画おもろいやん」と思った。が、しかし、その後「サイン」「アンブレイカブル」、そして「ヴィレッジ」を観たが、正直「つまらない」印象の方が強くなってしまい、それ以降、ずっとM・ナイト・シャマランの映画は敬遠していた(実際、何年も観ていない)
しかし、この「オールド」の予告を劇場で観たとき、「お、久々に面白そうやん」と感じ、観に行くことにした。(以前以上に、ホラー色が強いように思えたし)
果たして、結果的には満足できる内容の映画だった。
まず文句を吐き出しとく。登場人物の職業がなにやら特殊なものばっかりで、そんな偶然タリバン、やなくて、アルカイダ!ってほど、偶然な集団。(ま、あとでそうなるように仕向けられてたことが判明するんやけど。)
で、その各人の特殊能力の叡智を集めて脱出するのかと思いきや、これが、ことごとく失敗。
そうこうしているうちに、数時間もせず子供たちが徐々に成長し、しまいには(しまい、といっても終わりという意味でなく、話の途中であるが)、その子供たちが、そのまた子供まで作って出産の上、死なせてしまうしまう、という、なんかすごい事になってました。
(他のレビューでも触れられているが、成長していく子供~中年の役の俳優陣が似ている、というか違和感がないのがいいですね。)
最後の最後に、ネタバレされるのだが、あれ、ネタバレせんと、姉弟の2人のまま残されていく、というストーリーやったら、どうかなぁ~。救いようがない分、そっちの方が「怖さ」は増すやろうなぁ~、とは思った。
せやけど、それやと内容が謎だらけで、モヤモヤ感が半端なく残ってしまうから。やっぱりタネ明かしは必要やったかな。ま、今回の映画の結末でも、自分としてはOKやけど。
それからタネ明かしの前に、一瞬だけだが崩壊しかけた家族が一つになる瞬間があったのは、少し心温まった。(多分、監督はあれを一番描きたかったんやないかと思う)
ただ1点、お母さんから取り出した、メロン大?の腫瘍? もっとグロく、UPで映してほしかったな(悪趣味?笑)
テレビで放送したら、もちろん観ます。
あなたの人生が一日で終わるとしたらどうしますか?
主人公家族たちが旅行先のホテルに案内されて訪れたビーチ。なんと、そこは急速に老いが進む。
急速な時の流れによって引き起こされる二転三転する展開。ビーチから脱出できるのか?なぜ、老いが加速するのか?ビーチを案内したホテル側の目的は?…
シックスセンスで世界に衝撃を与えたMナイトシャマラン監督の最新作。予告編で非常に気になって鑑賞。
結論として、観て大正解だった。
まず、今作の地獄のような設定。1秒も無駄にできないとはまさにこの事、溜まったもんじゃ無いよ。登場人物にここまで同情した作品はないかもしれない。
そして、数々のスリラー映画を作ってきたシャマラン監督だけあって、違和感とか不安感を引き立てるのが上手い。登場人物の言動、周りの景色まで怪しく感じて、スクリーンの隅々まで捉えようとして序盤からグイグイ引き込まれていった。
そして謎が明らかになった時のしてやられた感。伏線あったもんなあと気持ちよくやられました笑。
徐々に、だから受け入れられる
30分で約1年 歳を重ねるっていうビーチで過ごす よく考えたら恐ろしい話なのですが、確かに1日で約50年経つなんて私なら耐えられないと思います 笑
老いは、ゆっくりだから受け入れられるものであり、
とくに幼い子供の50年後なんて誰も想像が付かない分、ショックも大きいことでしょう。
そして見どころのひとつでもあると思いますが、皆さんが1日で徐々に老いていく姿がとても自然でした。シワや目のくぼみ、肌の下垂などが上手に年齢を表しています。
ラストも良かったです。あまり長くないので気軽に観れると思います。一緒に観た友人は、どんなジャンルかも、少しの予備知識も無く鑑賞したそうですが、面白いと言ってました。
人の欲は怖い😑
率直にコロナワクチンの早すぎる治験を風刺しているように感じた。
最初は、歳をとるのは自分が思っているより早いからつまらないことで争わないで周りを愛しましょう、というメッセージを伝えているかと思ったが、丘の上から監視をしている男の伏線からまさか歳を早くとることを逆手にとって闇のビジネスをしていたとは思わなかった。
その上でこれは今ぼくらが置かれているコロナとワクチンのことを暗に伝えているのかな、と思った。
命を救うために必要なことと未来の命を守ることを天秤にかけた時に、冷静になにが本当に必要かを考えることの大切さを教えてもらった気がした。
毎度お馴染み
シャマラン毎度お馴染みのワンアイデア映画だが、丁寧に作られていて面白い。
死んだ細胞は…のくだりとか、理屈を合わせるのに苦心しているのが見てとれるのも微笑ましい…ww
「10回くらいしないと出来ないんでしょ」には笑った…
「ジョジョ・ラビット」のトーマシン・マッケンジーや「ストーリーオブマイライフ」のエリザ・スカンレンなど、あぁ!というキャストが良いね。
スッキリなトンデモ映画。
原作があるらしくシャマラン作品ながらスッキリ結末迎えて気分良し。全員驚異的な早さで歳をとる。様々なトラブルでミステリアス感たっぷりだけど、歳をとるってこういうことか、と思わさられた。
Old: The Marlon Brando & Jack Nicholson‼️
シャマランは見たことがないこの映画...。認知症(dementia )の父は、ジャック・ニコルソンとマーロン・ブランドが出演している映画の話をやめなかった。シャマランは、「お父さん、見たことないよ」と言ったが、シャマランの父は『ジャック・ニコルソン!マーロン・ブランド!』と言い続けた。『マーロン・ブランド!』って。そして、その映画について延々と話し続けた。「お父さん、この話を続けるなら、これを映画にするよ」とシャマランは言った。そして彼はそうした。父の為に。
さらに、シャマランは続けます。
誰もが知っているはずの、史上最高の2人の俳優の映画のことを、なぜ誰も知らないのか?知っているはずなのに知らない、みんなが正気•冷静(sanity)でないことを暗に映し出しました。映画『ミズーリ•ブレイク』を語り続ける父について、愉快でもあり、悲しくもあり、美しくもある姿を、映画『OLD』の中で描写しました。
今回は
145本目。
ナイト・シャラマンは、正直あんまし合わないから、観るのはと思っていたけど、朝イチで観れるのとなるとと言う事で。
終わってみれば、あぁ前フリあったし成程とは思う。
でも真ん中がね、大雑把じゃないかと。
うんまあでも良かった。
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