オールドのレビュー・感想・評価
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減点方式なら90点、加点方式なら30点のフツーの映画。
とてもきちんとした映画でした。
最初から随所に伏線が貼られ、最後には全部回収するというきちんとしたシナリオでした。
山場なども作られ、ピンチ、謎解きなどの要素もありました。
ただ、最大の謎の「歳をとる」が予告でネタバレされているため、謎解きのワクワク感がイマイチでした。
減点方式で評価するなら、強引な設定が多いので、-10点の90点です。他にあまり粗はありませんでした。
逆に、加点方式でいくと、あまり目新しい点もなく、30点というところです。1日で50年歳をとるという設定は斬新だったのですが、いかんせん予告でネタバレしているので。
というわけで、平均すると、ごく普通の映画で、見ても損はしないけど、わざわざ見るほどでも無いかと。
監督がシックスセンスを作った人と言うので、興味あって鑑賞した。(シ...
監督がシックスセンスを作った人と言うので、興味あって鑑賞した。(シックスセンスは観たことがないけど、有名でしょ。)
ネタバレ設定を言うと、崖に囲まれたビーチで過ごすと時間がどんどん進んでいくって話。30分が、通常の1年。24時間で48年歳をとってしまう。\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
じゃあビーチから逃げればイイじゃん、と思うかもしれないけど、何故か来た道を戻ろうとすると頭痛がして気を失ってしまい戻れない。
海を泳いで逃げようとしても同じ。ビーチを囲む岩を登って逃げようとするも同じ。
ここを訪れた主人公一家を含む観光客たちはどうなってしまうのか、というお話。
もっと言うと、実はビーチは医薬品メーカーの実験場で、開発した薬がどれくらい持続できるかなどを実験している。つまりこのビーチに連れてこられる観光客は何らかの病気を持っているか、その家族。
【良かったところ】
・女性が綺麗だった。大人になった女の子、海で溺死した女性、観光客を迎えて飲み物を渡す女性、骨がバキバキに折れる女性。
・斬新なカット(挑戦的なカット)が多い。例えば海面スレスレにカメラを置いて女優を撮ったりしていた。余り見かけない演出だ。
・※追記。女の子のトーマシン・マッケンジーは、ジョジョラビットに出てた子だったのね。最近、フリーガイでタイカ・ワイティティを観たし、スカーレット・ヨハンソンをブラック・ウィドウで観たよ。皆活躍してるし凄いね。
【悪かったところ】
こっちの方が多い。
・医者がバカ過ぎ。急にナイフで殺人を犯すし、主人公を襲ったりする。精神的な病だったみたい。多分薬で制御してたけど効果が切れたのかなと思う。
・主人公の息子がバカ過ぎ。同い年くらいの女の子と大きくなってSEXしてしまう。結果、妊娠してしまう。異常時に子供を作るなんてありえない。
・赤子が生まれてみんな喜ぶ。日本だ娘の父親がブチ切れそうでありえない。
・出産した赤子が直ぐに死ぬと、主人公の息子(赤子の父)が悲しむ。
・セダンの鼻血の意味がよく分からなかった。
【ストーリーざっくり(時系列は正確ではない。)】
主人公は保険数理士で妻は博物館職員。二人の子供がいて姉が11歳、弟が6歳だ。夫婦は離婚する予定だが子供たちのために最後の家族旅行をしている。
離婚理由は、妻の病気に関してだが、詳しくは分からない。
主人公家族はツアーガイドに連れられて問題のビーチに連れてこられる。
ビーチには他に医者家族(夫婦、娘、医者の母)と、看護士の男性と突然倒れて痙攣する病気の女性、歌手?の男性セダンがいた。
主人公の息子が海でかくれんぼしてると、後ろから女性の遺体が現れた。大声で叫ぶと観光客が集まってきた。
医者は殺人したのはセダンではないかと疑っている。
医者の母が胸が苦しいと言って、やがて亡くなる。
主人公の前に大きくなった息子と娘が現れる。主人公の妻は何かの病気だと疑う。
女性の遺体が白骨化する。普通なら7年はかかる。時間の進みが異常に速いことに気付く。
医者が暴走してセダンをナイフで切りつけるが、直ぐに傷が治る。
ビーチから脱出を試みるも頭痛で気を失うから脱出出来ない。
主人公の息子と医者の娘がsexしてお腹が大きくなる。時間の進みが速いので、直ぐに出産する。直後に赤子は死亡する。
主人公の妻の病気が進行する。良性腫瘍だそうだが取り除かなくては行けない。医者がナイフでお腹を切るも直ぐに治ってしまう。みんなでお腹が閉じるのを防ぎながら腫瘍を取り除く。
看護士の男性が得意な水泳で海からの脱出を試みる。暫くして遺体で発見される。
突然痙攣する女性も痙攣が再発して死亡する。
医者の娘は崖を、登って脱出を試みる。やはり気を失って転落して死亡する。
夜なのでビーチは暗くなる。
医者の妻がおかしくなり医者の娘、息子を襲う。漬物石より大きい石を持ち上げるが、落としてしまい骨折する。変な形で修復する。何故か何度も骨折を繰り返し、変な形のまま死ぬ。
医者が暴走して主人公を襲う。ナイフで切るも直ぐに治ってしまう。主人公の妻が錆びたナイフで応戦する。錆びたナイフで医者を切りつけると錆が体を巡り医者は死亡する。
主人公家族だけが残る。
主人公は妻と過ごせて幸福を感じたようだが、死亡する。妻もその後死亡する。
ビーチの夜が明ける。
主人公の娘と息子がさらに成長し50代となる。
海にある珊瑚のトンネルを抜けると脱出出来ることに気付く。
トンネルを潜ろうと潜水するが、娘の水着が珊瑚に引っかかる。
一部始終を遠くから見ていた男性は生存者ゼロと上に報告する。
医薬品メーカーの幹部らしき男性がしょくばの研究員の前で、ビーチでの結果を報告する。(ここでビーチが実験場であることが明かされる。)
主人公の息子が警察に極秘ノートを手渡す。ノートにはこのビーチにやってきた行方不明者の情報が記載されている。
主人公の子供たちはサンゴのトンネルを無事抜けることが出来ていた。
主人公の息子の前にビーチに行く前に知り合った男の子と再会する。
うーん…
事前情報で、今回は「調子の良い時のシャマラン」っ触れ込みだったから、久しぶりに期待して鑑賞。
けど、うーん…🤔
老化現象の明確な答えはないし、それを利用していた陰謀も、落し方のパンチが弱いかな…
やっぱり入り口が「シックスセンス」だけにこれを超えるシャマラン作品は無いなぁ…というか、毎回期待してしまってる自分がいけないのかなぁ…😅
「アキラ」、「ゲットアウト」、果ては「時かけ」や「サマーウォーズ」に至るまで、一作目が秀作だとハードルが上がり過ぎてしまうんだろうな…
特殊メイクが安っぽい
両親が年寄りになってもお父さん全然白髪にならないし二人とももっとシミやシワ増えてもいいのでは?
金髪の美人な奥さんもどう老化していくのかワクワクしてたのになんかメイクがケバくなっているだけに見えてつまらなかった。
自由性を模索する生老病死の描き方
そのビーチでは急速に歳をとるという設定のスリラー。
シャマランの成熟とイノベーションの意欲を感じられる作品。スリラーでありながらヒューマニズムを感じさせる本作に、あらゆる感情が想起される。ただのスリラーという枠を超え、人間の生老病死をエモーショナルに体感したい。
良い映画
ロッテントマトなどの映画評サイトでは、この作品の評判はあまり良くないようですが、普通に楽しめる作品でした。だらだらと長くなく、そこそこドキドキ感もあり、90分程度にまとまっていたのも良かったです。SFやサスペンス好きな方には、オススメですね。なかなか面白い物語だったと思います。
*予告編を見ると、ちょっとホラーぽいんですが、どちらかと言うと、SFかな…サスペンス要素のあるサイエンス・フィクションですね…宇宙とか近未来とか全然関係ないですけどね(笑)
*短い時間ラグでどんどん年をとっていくという突拍子もない設定なんですが…映画の最初の方に、そのなぜを明かすネタが、何となくですが、バラされている…というか、あぁ、そういう事かと…(笑)
*ビーチで出会って数時間の男女…というか子どもが、いきなり思春期にまで達し子作りまでしてしまうという場面…なかなか笑えました。
*医者役の男優さんがなかなかのクレイジーぶりでした…もっと個性強くても良かったかも(笑)…B級感いっぱいでスプラッターな作品に誰かリメイクしてくれませんでしょうか?(笑)
*そう言えば、その医者の若奥様…なかなかの死にっぷりでした…正にホラーでしたね!(笑)このシーンだけなら、星★5つ献上でございます!(笑)
オチで納得
痒いところに手が届きつつ、これからどうオチをつけるのかと思ってましたが、納得のオチでさすがシャマラン監督。
いまいち原因と解決方法が良くわかりませんでしたが。
登場人物が限定されているのと、1カットシーンの多さ、そしてほぼビーチのシーンなので舞台劇のようでした。
ある家族の物語
監督としては珍しく今回は原作ありです。
しっかりオチに向けて伏線を貼り、主人公たちの心情を中心に据える事で家族の物語として描いてる点、面白かったです。
あと上記のため閉じ込められたシュチュエーションでの謎解き(脱出方法の模索)が若干弱くなってますが、複数の家族を登場させる事で状況を複雑かさせ飽きさせない作りになってます。個人的にはもう少し謎解きと最後に向けての積み上げに時間を割いて欲しいと感じました。
マッケンジーの水着に救われる。
トーマシー・マッケンジーの水着姿が最大のサプライズ。ジョジョのイメージだと、もっとガリガリかと思ってましたが、意外ににガタイ良かったw
肝心の謎解きの方はですねぇ。
どう言えば良いのやら。
アレです。
ツッコミどころ満載過ぎてですね。
設定はいいにしても。
コレは、色々滑り過ぎだし、抜けてる感はあるし、企画倒れ系の失敗作ちゃいますやろか?
有名監督の全力作品として見ると、明らかに物足りない。
良かったのは、トーマシー・マッケンジーの水着姿。イヤ。しつこいよ俺w
良くあるパニックホラー
ハッピーエンドで終わって良かったが、途中のシーンは微妙な部分が多かった。パニックホラーとヒューマンドラマどちらもやろうとした結果、中途半端に終わってしまった印象。ただ、洞窟で骨が折れたおばちゃんがゴリゴリに治るグロシーンは面白かった笑
見せ方が上手い
「オチ自体は何となく読めてしまうけど、そこに至るまでの描写で作品を良質なものにしている」という点ではやはり同氏の作品「シックス・センス」に通じるものがあるなぁと思いました。
本作は「謎解きタイムスリラー」と銘打たれているようですが、これに釣られて上質な伏線回収や大どんでん返しを期待すると肩透かしを喰らうと思います。
しかしながら「30分で1年が過ぎてしまう空間に閉じ込められた」という設定一つで登場人物に襲いかかる(?)出来事はまさに恐怖の連続で、シーン全てが見どころです。
一方で多少のご都合主義的展開も見られるのでその辺りも許容できる方向けの映画です。
テーマとして「家族」を扱うだけでなく、ほんとに家族ぐるみで作られた一作。
映画冒頭にシャマラン監督から日本の観客に向けたメッセージ映像が上映されました。なんでかな?と思ったら、本編上映中に思わず吹き出しそうに。これまでもシャマラン監督は自作にカメオ出演していたけど、本作ではこれはあからさまだろ!といった登場の仕方をしています。冒頭のメッセージ映像には、監督の顔を知らない観客に対する目配せの意味もあったことは間違いなさそうです。
こんな風に本編と関係のない話題に字数を割くのは、内容についてどのように触れても未見の方の興を削ぐ可能性があるためです。ひとつ言えるのは、今回もまた、シャマラン監督の仕掛けは見事だった、ということです。予告編の映像で分かる範囲で内容を説明しておくと、本作は急速に年を取る不思議なビーチが舞台の、いわゆるタイムサスペンスということになります。一見して奇抜で荒唐無稽なアイデアが光る空想的なスリラーかな、とも思えるのですが、実際は単なるスリラーとしてだけではなく、しっかりと現在社会批判の視点が含まれているところが素晴らしいです。
また予告編では、子供達が急に大人になるという部分がクロースアップされていますが、成人にとってこのビーチに滞在することは、急速に老いるということを意味します。つまりビーチで過ごす時間は、人生全体の暗喩となっており、急速に変化する身体を目の当たりにして、老いると言うことはどういうことなのか、を考えさせる作品ともなっています。パンフレットの解説によると、こうしたテーマはシャマラン監督自身が感じている、年齢とともに変化する心身に対する自覚とも深く関わっているとのこと。
興味深いのは、本作はシャマラン監督の全くの創作ではなく、彼の作品としては珍しく原案となった作品があることです。『Sandcastle』というグラフィック・ノベルで、テーマとしてはよく似ていますが、本作の中核的な謎や展開までは一緒ではないので、事前に読んでもそれほど問題はないでしょう。ただできれば、本作鑑賞後の方がより深い読後感を味わえるのではないかと思います。
なお本作では、シャマラン監督の娘、イシャナ・シャマランがセカンドユニット監督を務めています。家族を扱った作品と言うだけでなく、家族ぐるみで作った作品ということですね。
シャラマンさんは裏切らない
最近、幽霊が出るホラーは見飽きていて心理的に怖い映画にハマっている。
visit観ていたので、人間が怖い映画だと思って観たらまさかの浜と鉱物。
異次元やパラレルワールドはよく観るけどそれとは違った感じ…
今はワクチンの話題が出てるから治験者の話は恐ろしかった(*_*)
こうやって死者を出して薬は作られてる。
結局、人間が1番恐ろしい。
まさに、あっという間の2時間
時が進むのが早くなる不思議な浜辺というシチュエーションで次々と起こる様々な事件や現象に目が離せませんでした。それに単なる怪奇現象だけのスリラーには終わらず、伏線が効いていてオチもしっかりあってとても面白かったです。
2時間弱というスクリーンの中で登場人物がどんどん歳をとっていく映像が見事で、まさにあっという間の2時間でした。
怖おもしろい
不思議な世界ですねーなかなかインパクトあるシーンがたくさんあるので、見応えがあります。あー時間が早いとこうなるのかもね、、みたいな想像ができるシーンが色々出てくるので怖いけどおもしろいです。
もし仮にこんな場所が現実にあったら、、どう使われるんでしょうね。。秘密裏に管理されて、、、みたいな妄想を膨らませます。
トーマシンマッケンジーかわいい。。
予告を観て気になっていた映画。 答え合わせのような感覚で観るつもり...
予告を観て気になっていた映画。
答え合わせのような感覚で観るつもりが楽しんでわくわくどきどきひやひやしながら観た。
有り得ない事が続々と映像として視界に入ってくる、思ってた以上に楽しめたので星3.5。
飽きはしませんでした
ポスターに「謎解きタイムスリラー」とありますが、観てる側がいわゆる「謎解き」をする要素はほぼないです。
次々に異変が起きて飽きさせませんが、細かい矛盾が散見されるので、あまり深く考えず不気味な騒ぎを眺めに行く、みたいな感覚で臨むのが吉かと。
なるほどそういうラストなのね
打楽器多用のおどろおどろしいサウンドに乗せた幼稚で荒唐無稽なストーリー。
前作もそうでしたがシャマラン監督と私はどうも相性が悪い。
アイディア優先の映画だとしても、登場人物ひとりひとりのキャラクターをもっときちんと描いてくれたら作品に深みが出ると思うのですが…?
人それぞれ嗜好が違いますから仕方ないですね。
シャマラン映画
彼の映画と言えば、登場人物たちの「キャラクター性」に恐怖をみる、いわゆる「サイコスリラー」が真骨頂だと思います。
ミステリー映画のように「次々起こる謎についての解明」することより、観客の予想をどこまで超えていくかが面白味であり、且つ、その展開から生じる「人間ドラマ」こそが味わいです。
どんどん過剰になっていく事件(振り)と絶望感から、オチをどう落とすかが工夫であり、完全にネタバレしてはいけない系の監督なのですが、観る人によっては観終わった後「なにそれ」となる人も少なくないでしょう。
ただ好きな側からしたら、この古典的ともいえるフォーマットを、彼特有のユーモアを交えたメソッドで描く、いわゆる「シャマラン映画」というジャンルとしての味わいと安心感なのだと思います。
今回の『オールド』でも設定はシンプルなのですが、登場人物たちのキャラクター性によって、怖さや不穏さを伴う予想外の展開を生み出していきます。そして極端な演出で、不意に笑いを誘われる部分も裏切りません。
今回も彼自身がカメオ出演している点もちゃんとシャマラン映画しています。
これぞシャマラン
期待通りのシャマランワールドでした。
この人の映画はいろいろちょうどいい。ちょっと怖くてちょっとグロくて、目を背けたくなるようなシーンはほとんどないけどたまにある、そして簡単な伏線回収あり、みたいな中学生高校生とかでも楽しめるくらいの初級ホラーという感じで、だからこそハズレも多く、今回はどうかと思ったが当たりの方でした。
ハッピーエンドとかバッドエンドとか、それもネタバレになりそうなのでいえませんが、好きな終わり方でした。
地球のどこかにこんな場所があったら人間はどんな行動をとるのかいうSFと、閉じ込められた空間から脱出しなきゃというサスペンス要素を加えた内容。
逃げ場のない人間たちが争うとかはよくある展開なのだが、やはり見どころは、子供達が成長していき大人たちはどんどん老いていくという点。まさに人生を凝縮した1日になる。成長して老いて死ぬ。その中で人はどんなことを考えるのか、どう変わっていくのか。困難から抜け出せないとき、もう手遅れだと諦めるのか、年寄りになっても最後まで諦めないのか。そんなことを思わせられる映画だった。
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