オールドのレビュー・感想・評価
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モルモットのよう🐀
問題を伏せたまま家族旅行に来た家族達を、特殊な磁場のある場所で、ある意味軟禁感監禁!
通常より速い一日の流れの中、映画の家族は逞しく生きていたと思った。
あんなビーチのある施設が、製薬会社の実験場だなんて
某大陸の国なら、もっと凄いのがありそうだなと、
ふと思ってしまったのは私だけであろうか…
老いの変化が見事‼️
バカンスにやって来たある家族。ホテルの薦めで、プライベートビーチにやってくる。
ビーチでの楽しい一時。
しかし、子供たちに異変が起こる。
そこは急激に歳を取るというビーチだった。
果たして本当に時間が早く進んでいるのか?
何か催眠的な現象なのか?
M・ナイト・シャマラン監督と言うことで、どんなトリックを仕掛けてくるのかついつい期待🎵
オープニングでホテルに着いた辺りは何とも楽しげで、自分もバカンスに来てるような気分に。
ちょっと懐かしい感じでした✨
しかし、問題のビーチに着いてからは、一気にホラーテイストに。
子供たちは気づけば青年となり、大人達も見た目の変化は少ないものの、徐々に老いていく。
舞台はビーチではあるが、ある意味閉鎖空間。
脱出を試みるもうまく行かず、時間の流れに逆らえず、年寄りから息絶えていく。
理屈は全く分からないものの、死が近づいてくる恐怖はなかなかのもの。
また、囚われメンバーが個人単位だと何とも思わないが、家族単位となるとそれだけでキツさ倍増。
家族愛も素晴らしかったけど、切なさも
ひとしおです。
それにしても、徐々に老けていく様子。また、子供が大人へと役者チェンジしても違和感無く、まるで本当に成長してきているかのよう。
あの変化は見事なものでした。
30分が1年に相当するって設定。今何時間位経ったから何歳位?みたいに、ついつい計算しながら観ちゃいますw
結論としまして、個人的にはかなり好みな作品。楽しかったです‼️
無理な設定を通すのがシャマラン流。
日常ではありえない極限状況に陥った人々を描いているという意味では、この映画はパニックものであり、ホラーものと言える。そういう場合に、やたらと敵対や絆みたいなものを描きがちだし、見る側も求めてしまう所がある。しかしシャマラン流は、そんなヒューマンドラマには興味がないとばかりに、この異常な状況を科学者のように冷静に描写してみせた。こどもは成長しておとなに、おとなは老化して死ぬ。成長は少し面白おかしく、老化は少し悲しく酷く描く。皆があまりに淡々としているように見えるので、もっと恐怖や絶望みたいなものがあるのではないかと思うのだが、実際はどんな異常な事も慣れたり、受け入れるものなのかもしれない。見る側も人が次々に死んでいくのを深刻には受け止めなくなっていく。これで全員死んでしまえば、原作通り、人生は海岸の「砂の城」のように一瞬で消え去るものだという虚しさだけが残るが、そこはシャマラン流である。最後の展開でひねりをきかせて、現実世界に引き戻してくれる。あの悪夢のような一日は何だったのか、何が残ったのかと考えさせる。
禅問答
珍しくスッキリとした終わり方に思う。
訳も分からず放り込まれる理不尽な環境。
そのビーチでは「30分=1年」らしい。
その解説があるにはあって…一応、観客に対し理解を求める努力はしてくれる。
たぶん、あった方が映画的には楽しめると思う。
冒頭からもちょいちょい伏線は張ってあって、ラストに至り、一応納得もできるかと思う。
恐るべき速度でやってくる老化。
1日で寿命が尽きる。
ゾッとするのは、その精神構造だ。
死期が近づき穏やかになるのは、終わりが分かるから。これ以上何をどうしたところで、何が変わっても変わらなくても全てが終わる。
この先がない。だから「どうでもいい」
達観?諦め?悟り?なんなの?俺もたぶんその内、その境地に立つ事にはなるのかもしれない。
この台詞が1番堪えた…。
子供達に看取られ死んでいく。ある意味、幸福な終焉だとは思うけど、それを24時間もない時間の中で呑み込んでしまう2人。
幸せなのに、不幸せ…不幸せなのに幸せ。
やるなシャマラン。
この不条理な感情をどう消化すればいいのやら。
はたと気づく…「良かったね」と思っている俺がいる。という事は、この状況を受け入れているって事だ。
…俺はとても諦めの良い人間なのかもしれない。
ショッキングな事は目一杯起こる。
老化や成長がもたらす変化。妊娠って…6歳だろ?よくやり方知ってたな。身体の性徴に精神が沿っていくのは分からなくもないが…いや、もう、本能って事にしとこう。赤ちゃんの骨粉を撒くって、ホントに悍ましいシュチュエーションだよ。頭がどうにかなりそうだ。
暴力性が増していく医者も怖かったなあ…。
行為もそうだけど、その精神が恐ろしいは。無自覚だもんな。むしろ正しいとさえ思ってるんだろうな。
その治療としては、時間をかけて解きほぐすって事なのだろうけど、その時間が無いんだもんな。
アイツはなぜ終始、鼻血が止まらなかったのだろうか?切り口など秒で塞がるのに。
メンテナンスが必要な身体の代償も、これまた悍ましい。人であって人ではない。
あの女性は整形モンスターなのだろうなぁ。
彼女の変遷を明確にしちゃうと、鑑賞後の印象がソレに偏ってしまうから、あんま見せなかったのかなぁ。
あまりグロテスクな描写はないからショッキングな映画ではないのだけれど、後引くわー。
で、更にはそんなビーチさえ利用する人間の業の深さよ…。治験に利用する製薬会社ってのが、コレまた。断罪しきれない。
本人の同意を得ないからダメなのだけど、やってる事は同じだもんな。投与して観察して改良して、投与して。崇高な犠牲者は大量に生み出されているのだろう。
僕たちはその恩恵にあやかってるわけだ。
この不条理な感情よ…どうしてくれんだ?
ほいで「観測者」が監督なわけだろ?
…絶妙な立ち位置だよなぁ。
冒頭に監督のコメントが流れてて「おかえりなさい」って言われたのが、コレまたひっかかる。
怖かったかと問われれば「怖くはない映画」なのだけれど…じゃあ、怖くなかったのかと問われれば「…。」言葉を失ってしまう。映画的な怖さは皆無なのだけど、映画的な怖さ以外の怖さに埋め尽くされてたような映画だった。
謎解きに際し「?」と思う事もあるにはあるけど、まぁ、突っ込んだところで本質には影響ないように思う。
久しぶりにシャマラン作品を観た。
スパイラルが自分的に今一歩物足りなさがあったので、口直しに、結構評判がよさ気なコレを観に来た。久しぶりのシャマラン作品。結果、面白かった。
急速に老化してしまう謎のビーチでの出来事を描く。状況を分からせるために前半は若干説明的セリフが気になったけど、最後に明かされる登場人物たちが何故ここに居合わせることになったかの答えになるほどとなった。
急速に成長する子どもを別々の役者が演じてたけど、それほど違和感なく見られた。
インパクト強い。
ネタはもう宣伝やポスターで解っていると思うけど、そのままですすみます。
ストーリーも淡々と進みます。
個人的には派手な場面はありませんでした。けど、重くインパクトがあります。
記憶に残る作品である事は間違いないと思います。
オチがないと満足できないやつ多すぎ
冒頭の挨拶の時点ではめられてました。
人間の根元的恐怖である「老い」イコール「死へ近づいていくこと」を短時間でいろんなパターンで見せられ、この短い一生でどう生きるか考えるような映画になりました。
威張ってる人間のアルツハイマー、病気の進行、美貌への執着等の恐怖もありつつ、夫婦では本当に「時間が解決」させてくれる問題も描かれているところに深みもあります。
もう崖の向こうのやつがあいつなので、映画のメタ構造になっているのも、ある意味怖くておもしろい。
オチに関しては、文句言うやつのためにわざわざつけてくれなくてもいいのにってくらい適当。
ロゴも良かった。セリフのフックもよかった。
性行為は適当にしたらえらいことなるので注意。
幼稚すぎてワロた
久々に此の監督の作品を観た
2019年から我慢に我慢を重ねて
ほぼほぼに邦画三昧
なんだろう?
クソみたいな脚本なのにオモロい
いやいやそりゃないだろう、なのに
オモロい
こんな映画を外資に取っとられた塩野義製薬
にスポンサーになって欲しい今日この頃
老いることの恐怖
人生がほぼ一日で終わってしまう。怖かった。子供はどんどん成長していくし、大人は老いていく。その中でその年で起こるべきであろう事がどんどん起きていく。見終わった後は人の一生を観た気持ちなる不思議な感覚だった。でも、映画や本を読むってそう言う事よね。
シャマラン節
シックスセンスで非凡な才能を見せつけた、M・ナイト・シャマラン監督だが、その後の作品では話題になる物もあったがパッとしなかった。
脚本料の高さはハリウッドでも高額の部類に入るらしいが、ヒットには結び付かず、もう終わったのかと思っていたが、予告が気になり鑑賞。
ストーリーはシンプルで一日で50年歳をとってしまうという、ぶっ飛んだ設定も最後にはなるほどと思える最後で良かったと思う。
3つの家族と一組のカップル?が人生の縮図を体現していて、考える部分もあり満足度は高かった。
しかしながらヒッチコックに傾倒してだったか、シャマラン監督は毎作品、役者として自分の作品に出演するのだが、今回ははっきり言って出過ぎだと思う。途中で醒めてしまった。
役者が年齢を重ねる、変わり方など上手く気を逸らす方法を脚本上で行っており、自然で違和感がなかったのは素晴らしいと思った。
総評として面白いと思います。
一日で一生を体験
面白かった。
ホラーなのだけど、何が襲ってくるかって、「老い」が襲ってくるという。
ある意味これは究極の恐怖なんではないか。
誰しも「老い」の恐怖を必ず経験する。
たぶんこの映画は、本来何十年もかけて、少しずつ、ゆっくり味わう一生分の「老い」の恐怖を、たった一日に凝縮してしまった、ということだ。
登場人物たちへの不思議な共感がある。それは、「老いは自分が思っているよりも早くおとずれる」ということ。「今がずっと続く」とつい錯覚してしまうものだが、「気づけばいつの間にか老いている」。そのことに焦るが、最終的には認めて受け入れるしかない。
受け入れるというのは、「老い」そのものもそうだが、それまでの過ちであるとか、自分の無力さであるとか、自分のそれまでの人生そのものとか、これから死んでいくしかないこととか、いろいろなものを含めた受け入れだ。
おそらく誰もが、老いを重ねるごとにそれらを受け入れた、ある種の諦念を身に着けていくのだろう。そんなことを感じさせられた。
すごく面白かったんだけど、これって出オチみたいなアイデアなんで、予告編見ない状態で観たかった。予告でだいたい全部の恐怖シーンが出てたんで、ストーリーのあらましが分かってる状態に。
序盤では、何が原因か分からない事件が次々に起こって登場人物たちが困惑するところが面白いのだけど、観てる方はその正体がわかってしまっているので、登場人物たちに同調しにくく、もどかしく感じる(「志村うしろ!」状態)。
登場人物たちそれぞれの死にざまが面白い。
みんなを助けるために死ぬ者、老衰していって、老いを受け入れ、心穏やかに死ぬ者…。
壮絶だったのが、美しさにこだわる者が老いを受け入れられずに自ら化け物のように変貌して死ぬ様。
楳図かずおの作品に、「死ぬときにその人の本性が出る」という話があったけど、まさにそれ。
「世にも奇妙な物語」だったら、異常現象の理由は語られずに全員死亡で終わりそうだが、ちゃんと理由が語られてハッピーエンドで終わるところがハリウッド映画的なのかな。
でも下手に科学的に説明してしまったものだから、逆に細かいことがいろいろ気になってしまう。
髪の毛や爪が影響を受けない理由として、毛や爪は死細胞だから云々と言っていたが、いやいやその理屈はおかしい…。爪や毛の根本の細胞が細胞分裂してこれらが伸びるのだから。切開した腹の傷を開いたままにしたら、傷口が開いたまま治ってしまうんではないか…。子供たちが成長していって歳相応の精神性や身体能力を身につけていくのも、「経験」や「学習」が発達に必要だということを無視していてもやもやする。フィクションにおけるリアリティをどう処理するかは難しい問題だ。
終盤で次々に伏線が回収されていく展開は本来なら「気持ちいい~」となるはずなのだが、上記の細かいことがチラついて素直に感動できなかったところがある。
「統合失調症」の描き方が気になった。日本ではたぶんこの映画での扱いはNGだ。最近も、「ルックバック」という漫画で、統合失調症患者に対する偏見や差別を助長するという理由で、修正された。何がOKで何がNGなのかの線がアメリカと日本でどう違うのかの表があったら見てみたい。
冒頭のシャマラン監督の映像は日本の公開だけにあるものなんだろうか?
何の意図でこの映像があるのかわからなかったし、音量が大きめで調整されてないと感じた…。
シックスセンスの「この映画のオチをばらさないでくださいね」的なメッセージはすごく期待感を高めてくれてよかったけど、この映画の場合は無い方が良かったかな…。
気色悪……
なんとも評価が難しい映画。
途中途中、キャストがみんな気持ち悪くなっていくし。
あの子とあの娘が、いきなりあーするとは、口がアングリ! 全く意味分からん。
ラストの種明かしは、ふーんって感じだが、ビーチから出られなかったり気絶して投げ出されるところは、強引過ぎ?
まあ、つまらなくは無かったが、気色悪かったわ。
変わったサスペンス映画
バットエンドな予感しかしない映画なのかと思いきや、ラストはシンプルで、ハッピーエンドではないが腑に落ちた内容でした。VIP用のビーチが製薬会社の実験場だったとは予想していなかった。伏線もはっきりしていて、わかりやすい。二回は観ないけど、観てよかったと思える映画でした。
怖い映画というより、「世にも奇妙な物語」みたいな映画でした。
面白かった
平日の11時からの回。
お客は自分を含め、5名だった。
最初から、これから何が起こるのだろうと、ワクワしながら鑑賞。
SFちょいホラーで、ずっと、目が離せませんでした。
子供達の俳優のセレクトが素晴らしいですね。
違和感なしでした。
ラストは想像と、全然違いました。
けっこう、大当たりでした。
人生とは、年を重ねるとはどういうことなのか
ベルナル氏が演じた父親が最後に残した言葉がとても印象的でした。現在のコロナ禍も含め、私たちの人生には苦悩がつきまといますが、大きな波があっても、それを乗り越えて、人生の最後にあれくらい穏やかになれたらなと思いました。
家族が何か問題を抱えたときに、それでも、いやだからこそ寄り添える関係でありたいと思いました。主人公家族は、病気と不倫という問題を抱えていても、互いを思い合い寄り添う姿勢を感じました。それに対し外科医の家族は、そのつながりが薄かったように読み取れます。奥さんはトロフィーワイフのように見えましたし。
子育てしていて悩むこともありますが、先輩に言われた「子どもが育つのはあっという間だから、それって今しかできないよね」という言葉に大分救われました。それと同じような感覚を感じる、私にとって人生に寄り添う映画でありました。
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