劇場公開日 2021年8月27日

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「【僕は、シックスセンス病】」オールド ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【僕は、シックスセンス病】

2021年8月30日
iPhoneアプリから投稿

僕は、”シックスセンス病”だ。
これは、映画「シックスセンス」を観て以来、ナイト・シャマラン作品を観続けてしまう病なのだが、原則、ヒトヒト感染はしないことになっている。
しかし、誰かに強く勧められて発生した場合、ヒトヒト感染と同じではないかと主張する人もいる。

多くの人が似たような症状で、ナイト・シャマランは何か驚かすような仕掛けを考えているに違いないと過度に期待してしまうのだ。これが、シックスセンス病の根幹を成す症状だ。

まあ、僕の場合は「アンブレイカブル」は大好きだし、「ヴィレッジ」も、”そう来たかー”と思って観て良かったと思ったものの、その他は「シックスセンス」ほどの驚きはないし、まあまあかなみたいな感じなのだ。

んで、今回。

ナイト・シャマランは、やっぱり、発想力なんだと思う。

何故とか言う疑問は寄せ付けないのだ。
関係ないのだ。

だから、この場合、シチュエーションの推移をドキドキしながら見守らざるを得ないのだ。

ナイト・シャマランが、映画開始前に、ちゃっかり挨拶用フィルムに出てきて、ずっとスリラーを撮り続けてきたと言っていたが、そう、そのまんまなのだ。

あれ?これ、逆・浦島太郎じゃん?
とか、
まあ、人間は長生きし過ぎてるって皮肉っているんじゃないのか?
とか、
人は極限状態にならないと思慮深くならないもんな、
とか、
でも、本性が現れるのも極限状態だな、
とか、

あれこれ考えながら、そんな自分が勝手に設定した”伏線”がまったく回収されない作品に戸惑い、しかし、裏で暗躍していた〇〇(業種)企業を見せられて、なんとなく満足させられて席を立つ、これもシックスセンス病の症状のひとつだ。

僕はシックスセンス病を患ったまままだ。

ワンコ
momokichiさんのコメント
2022年9月9日

>人は極限状態にならないと思慮深くならないもんな、とか、
でも、本性が現れるのも極限状態だな、とか

ああ、まさにこれだ。双方のケースがありましたね。
私の場合、思慮深く穏やかにしたいけれど、きっと現実は暴れるんだろうなあ。。

momokichi