「予告編のその先がどうだったか。」オールド ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編のその先がどうだったか。
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いい予告編だった。と思う。シャマラン映画は設定作っていっちょあがり、みたいなところがたるけど割とそうだった。セットアップは面白い(面白そう)。で、予告編から先なんだよな。
まず磁力がどうのこうのは説得力にかける。最後そこを押されて科学的に種明かしされてもな、と。むしろそんな魔法のような場所があれば薬品の治験という割と地味な(でも儲かりそう)なリアリティより、まさにジュラシックパーククラスの発見なのでほかに考えることありそうな。。だってヘリコプターの上のふたりが地元に戻った後のドラマ考えたらそれだけでひとつドラマできるし。
更に時間推移のドラマも弱い。みんなで考えて、つまりあと寿命がどのくらい、とわかってからのドラマとサスペンスが弱い。子どもが身体的にも急激に大人に、という面白さはあるんだけど、メインキャラの医者があのキャラクターで殺人鬼みたくなるのは、磁場の設定より異常性がない。怖くない。というところで乗り切れず。途中、ひょっとして同じネタでコメディ作ったほうが面白かったのでは、と思えるのは50年代のホークスの『モンキービジネス』が猿が間違って薬を調合して若返りを実現させてしまう超絶面白いコメディがあったから。
惜しい。
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