「【"時の流れに身を任せ・・てられないよ!"心と身体の悩みを抱えた様々な人達が、リゾート地の秘密のビーチで経験した事。】」オールド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"時の流れに身を任せ・・てられないよ!"心と身体の悩みを抱えた様々な人達が、リゾート地の秘密のビーチで経験した事。】
- M.ナイト・シャマラン監督は、「スプリット」(解離性同一性障害の23人格を持つケビンを演じたジェームズ・マカヴォイの怪演は忘れ難い。)以降、徐々に復活して来たと思う。
M.ナイト・シャマラン拘りの、脚本・製作も全て自分で行うスタイルも、変えていない。
何より、お得意の不条理極まりない世界観が、今作品では、見事に表現されているからだ。-
◆感想
1.登場人物の設定の巧さ
・離婚間際の未来を見る夫と過去を見る妻。そして、幼い11歳の娘マドックスと6歳の息子トレント。
”最後の家族旅行”として、”ウォーレン製薬会社”系列の高級リゾートホテルにやって来る。
- 娘と息子は当たり前だが、両親の血を引いている。これが、ラストに効いている。
そして、物語のキーをさり気なく夫婦間の会話に差し挟んでいる。ー
・精神的に不安定な外科医と外見を気にする妻。
・外科医は"ジャックニコルソンとマーロン・ブランドが競演した映画のタイトルが、思い出せない・・"と矢鱈に口にする。
- ”「ミズーリ・ブレイク」だよ! ン?、もしかして・・。一人ずつ、始末されていく映画だったよなあ。”
妻は自慢の美貌がドンドン・・。怖いなあ・・。-
・てんかん持ちの妻と夫
ー ここも、序盤、ホテルで発作を起こした妻に与えられたクスリのシーンが、効いてきます。ー
2.舞台設定の巧さ
・高級ホテルではなく、”秘密のビーチですよ・・。貴方たちが”好き”になったので、特別に教えます・・。とホテルの経営者らしき男が爽やかな笑みを浮かべ、数家族を誘う。
ー ビーチへのドライバーは、勿論、自作出たがり監督で有名な M.ナイト・シャマランである。ー
・秘密のビーチの絶妙なロケーション。背面切り立った赤茶けた断崖。
正面は入江だが、ビーチは狭く戻る道は、来た道だけである。だが、ドライバーはサッサと帰っている。電波は、届かない。孤立無援の場所である。
ー ホテルから提供されたかなり多めの食事パックの意味・・。崖の割れ目から抜け出そうとすると、激しい頭蓋骨内部からの圧が・・。ー
3.鮮やかな結末
・高級リゾートホテルで、トレントが友達になった、少年からの絵文字手紙に書いてあったこと。
”おじさんは、サンゴ礁が嫌いです・・。”
ー 最早、中年後期になったマドックスとトレントの決死の脱出劇・・。ー
<オリジナル映画製作に拘るM.ナイト・シャマラン監督が、”タイム・スリラー”に取り組み、ラストも見事に決まった作品。
今までと少し違うのは、ラストに”スカッとする”ところかなあ・・。>
NOBUさんコメントありがとうございます。
あーーNOBUさんのレビューを読んでて気付きました。なんか私のレビュー間違ってます。
日本アカデミー賞のこと酷く言いましたが、納得しました。
確かに最後はスカッとしたかもしれません。
逆に自分はモヤモヤしてしまいました。
理由は、最後の警察ヘリは大丈夫だったか気になります。
ヘリが錆びて脱出できなくなって、皆も老いて死んじゃうからです(笑)
救出に向かった者も結局は助けることができず・・・
グルグル蟻地獄のような気がしました!
続編希望!(笑)
NOBUさん、おはようございます。
なんだか共感ポイントに異変が起こってますね。
というか、通常に戻っただけなんでしょうけど…このまま平和なサイトであってほしいですね〜
NOBUさん、こんばんは。
アレックスウルフ ムロツヨシ で検索すると結構ヒットします。
前から似てると思っていたのですが、すぐに書き忘れてしまい・・・
『シックスセンス』以降、けっこうオチが適当だったシャマラン作品でしたけど、今回のはいいオチでした。
同じ年の友達と年齢がかけ離れてしまう・・・てのは『ジュマンジ』にも通ずるかな~などと思っていたのですが、『ジュマンジ』(新しいほう)にアレックス・ウルフが出ているじゃありませんか!!!驚き。