ファイアー・ブレイク 炎の大救出のレビュー・感想・評価
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森林火災の圧倒的な迫力は見応えがあった。 途中少し退屈な展開もあっ...
森林火災の圧倒的な迫力は見応えがあった。
途中少し退屈な展開もあったが、終盤は目が離せない。
子どもたちを乗せたヘリを飛ばすために犠牲となる消防士はかっこ良過ぎる。
また、単なる数合わせで同行させた新米消防士が命の恩人となるというギャップも見どころの一つだ。
レスキュー魂は炎より熱く
広範囲に渡る森林火災に囲まれた村の人々を救出する為に闘う消防士達の物語。
隊長のアレクシーが任務遂行中に一人の部下を失う所から物語は始まる。
人数合わせの為、新人であり、娘のいけ好かない彼氏であるロマンを入隊させ、森林火災に脅かされる村に向かうが…。
迫力のある映像で描かれるディザスター兼ヒューマンドラマ。
ロマンを始めとする登場人物は皆ナイスキャラ。ママ好きマッチョやハチミツおじさんが特にお気に入り。マックスはカッコよかった。歌の力は偉大です。
大規模火災と背中合わせのシチュエーションは常に手に汗握る展開。
消防士の仕事は勿論火を消すこともそうですが、何より人命救助に命をかける隊員たちの姿に胸がアツくなる。それでいて、随所に笑いを散りばめているし、ロマンの成長物語である点も要注目‼クライマックス近くでは思わず目頭が熱くなった。
とても大変な闘いだったが、彼らにとってはこれで終わりじゃないですからね。。次なる命がけの闘いがまた来るのかと思うと…頭が下がります。
映画祭の中の一作品であり、地震や台風はあってもこのテの作品は初めてだったし、決してハードルは高くなかったとは言え、それでも☆4じゃちょっと低評価かなと思うくらいの掘り出し物だった。
昨今は特にアメリカやカナダで規模の大きい山火事が起きているし、火災以外でも世界各国で自然災害が増えてきている印象が…
改めて、国民の為に危険と闘ってくれている消防士の皆さんに感謝ですね。
村に固定電話はありませんか…?
ロシアの航空森林消防隊のとある降下チームが、あちこちで発生する森林火災の一つを食い止めるべく、小さな村の近くに降り立つ話。
現場で1人の部下を亡くし出動出来ない状況下、娘の恋人がチャラサングラスの新人だと知った隊長が、彼をチームに引っ張っって現場に出動し巻き起こっていくストーリー。
排他的な山間の村人達を助けるべく奮闘する姿は、ありがちながら人情味があるしスリリングだし非常に面白かったし、アホ新人の機微や成長もとても良かった。
ただ、娘は…なんか活躍した風に描かれているけれど、何一つ職場で自分の仕事をしている様子はないし、何なら即刻クビになる様な案件が複数だし、活躍だって根底は自己中心的思考からですよね。もうちょいまともに描けなかったものかね。
エピローグも内容的には良かったけれど、全員分丁寧に描かれて過ぎてちょっとダルかった。
人間臭い隊員たちの素顔と火災現場での勇気
森林消防隊の映画では、2018年日本公開の「オンリー・ザ・ブレイブ」が記憶に残っている。実話をもとにしていたためか、アメリカ映画らしくなく、地味でリアリティのあるいい作品だった。発生する山火事は広大なアメリカの森林が舞台だけにとても巨大で、立ち向かう消防隊の勇気と技術に感動した。
本作品の山火事はさらに巨大であり、巨大すぎて人間の無力を感じてしまった。消防隊員は訓練を受けてはいるが、スーパーマンではないので超人的な活躍ができる訳ではない。その時その状況での現実的な最善の対策を瞬時に考えて実行する。
真摯な消防隊員に対して、隊長の娘とその彼氏の新人消防隊員が登場したときは尻軽女とチャラ男の組み合わせに見えてしまった。ところがこの二人がその後の展開で・・・いや、ネタバレになるのでこれは書かない。
短時間で村人の心をひとつにした隊長の人心掌握術の凄さと、隊員たちそれぞれの個性的な能力が見どころだが、隊長の娘が上司に対して「あの村人たちもこの国の国民よ」と啖呵を切るシーンが最も印象に残った。
予算たっぷりのハリウッドB級作品に比べるとCGその他において劣る面はあるが、リアリティという点では見劣りしない。人間臭い隊員たちの素顔と火災の現場での勇気のギャップが本作品の醍醐味だ。
ところで、隊員のひとりが格闘家のエメリヤーエンコ・ヒョードルに似ていると思ったのは当方だけだろうか。
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