「北欧版『大豆田とわ子』と書いていたレビューには共感できない」わたしは最悪。 ありきたりな女さんの映画レビュー(感想・評価)
北欧版『大豆田とわ子』と書いていたレビューには共感できない
『大豆田〜』と似ているのは台詞とモノローグの形式のみであって、中身全然違うと思うんですが…
ユリヤとほぼ同世代独身女性ですが、全然共感できなかったので。
子孫を残すことに私自身が全く興味がないからかもしれない…ドラッグの幻想によってその強迫観念を示したり、彼女の奔放な男性遍歴を見させられたりしても、説得力に欠けているので、殆どが「このシーン要る…?」と感じてしまった。
ただ、人生の脇役のままである・傍観者のままである、という焦燥感だけは理解できた。
18世紀の女性は35歳が平均寿命で、愛のない結婚をしてたくさん子供を産んでいた女性も多かったと聞くと、30歳にさしかかっても人生が迷子であること、子を持たないことへの彼女のこだわりやリミット感みたいなのはあるのかもと思った。
皮肉なのは、最後の彼氏、サーミ人の血が入ってた彼女とヨリ戻して、結局子どもが産まれていたことかな。子を持つことこそ「持続可能な生き方」から盛大に矛盾してると思うのですが。
まあ、人の考えは変わるし、生きるとは変わることと思うと、そんなもんかなと思った。ユリヤこそ変わりまくって生きているわけだし。
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