劇場公開日 2022年7月1日

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「同世代の女性が見れば、「いいね!」を連打したくなる作品だと思う」わたしは最悪。 みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0同世代の女性が見れば、「いいね!」を連打したくなる作品だと思う

2022年7月7日
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鑑賞方法:映画館

中年男性が見た感想。

映画って
「主人公に感情移入できるか?」
「主人公に共感できるか?」
が大事だと思う。
それが出来ないと、「ストーリーに入り込めない」から。

「良いヤツ」に感情移入、共感できることが多いが、
「イヤなヤツ」だから「感情移入、共感出来ない」とは限らない。
例えば、「アイアンマン」のトニー・スタークは嫌なヤツだが、魅力的で「弱さ」があって、「人間的」なので、感情移入、共感できる。
一方、「スターウォーズ」のアナキン・スカイウォーカーは共感出来ないイヤなヤツの典型だ。だからエピソード2~3はストーリーに入り込めない。

主人公のことを、
「ワガママで自分勝手なバカ女」
と思うヒトもいるだろうが、私は彼女に対し、そうは思わなかった。

自分探しが迷走中で、仕事も彼氏も定まらない。そういう自分自身に対する憤りがありつつ、でも「自分がどうしたいか?」が分からない、という感情は誰しもあるのでは。
(もうちょい年齢を重ねると、体力も選択肢もなくなるので、諦めというか達観することになる)

それに、恋人、友人、家族に対する「感情」は、「感情的」というか「直感的」になのは仕方ないのかな、と。

それより、彼女の「行動力」が羨ましく思う。

同世代の女性が見れば、「いいね!」を連打したくなる作品だと思う。

みっく