「誰とでも墜落なんてもってのほか」元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
誰とでも墜落なんてもってのほか
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原題は「水平線」、それに比べて何とふざけた邦題、元カレとじゃなくとも墜落なんてもってのほかですよね、GAGAの宣伝マンが考えたのでしょうが、このナンセンスさがお客に興味を抱かせるのですから大当たりでしょう。
飛行機パニックものではエアポート・シリーズなどが有名だが大勢の乗客を乗せた旅客機ものとは違い本作はオーストラリアのGA8 エアバンという単発8人乗りの小型機、パイロットの急死に加えて次々起こるトラブル、飛行中にドアが開けられる構造と言うのもプロットに面白味を加えていますね、大型旅客機だったら成立しない対処法も奇抜でハラハラさせられました。ただ単発機ですので、パラシュート位は積んどいて欲しいですね。
ラム酒が伏線だったのもユニークですがほんとに使えるんでしょうかね・・。
鮫映画の「ロストバケーション」の製作陣のせいか、土壇場に来てチラッと見えるサメの影が絶妙の怖さ、火遊びキャリアウーマンとリゾート・ビーチのダイビング・インストラクターのロマンスものというのもちゃらい話ですが、自分勝手な彼女とは裏腹に出来すぎた大人の対応の元カレは素敵ですね、そんな二人が恐怖体験を共有することで固く結ばれるベタな展開、怖さでパにくるだけが女性の相場と言ったら語弊がありますが、本作では二人ともトムクルーズ顔負けの大活躍、硬軟取り混ぜた面白い映画でした。
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