「コメディー映画だと勘違い」元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディー映画だと勘違い
題名からコメディーだと勘違い。原題は「水平線」だった。邦題を付けた担当者はなんでこんな題名にしたのだろう。確かに「水平線」では客は呼べないわ。しかし、どう考えてもコメディでしょうが、こんな題名の映画は。最近楽しいことがなく個人的に笑いに飢えてるから、勘違いして観てしまったじゃないか。でも、昼3時の120人キャパの劇場で一人だけの鑑賞。題名で頑張ったがダメだったねぇ。
観終わっての感想は悪くない。手に汗握るとまでは言わないけれど、軽いパニック映画でスリルは満点。面白い。で、ラム酒はそうなるだろうと想像したとおり。ラム酒の前フリが長かったもんね。意外、それは思いつかなかったと観客を驚かせるなら、あんなに前フリを長くしちゃだめだと思う。あと、思わせぶりだけで何も起こらないサメの場面は完全に不要。サメは友情出演だったのか?んで、ツイラクだけは避けたいって、墜落はしないのかと思ってたらそのとおりじゃないか、浅瀬とはいえ。なにかあれ以外のエンディングはなかったのかしらん。ああっ、ツイラクを避けたいというのは邦題だけだった、ウハハ。
ところで、最初の部分と最後の最後の場面を除くと出演者は2人だけ。しかし、クレジットロールというのかエンドロールというのかが非常に長いのに驚き。デジタルCG作画要員や出演者の数が圧倒的に多いハリウッド大作とロールの長さは変わらない。ま、出演者だけで制作したのではないのはわかるけど。あまりにも長いので途中から注意して読んでみたが、撮影現場でのケータリング、誰がそのメインシェフか、名前を出さなきゃならん?ケータリング配膳料理人全員の氏名も要るか?煮たり焼いたり食材を刻んだり、撮影現場で行列した映画スタッフの皿におたまで料理をバンって次々乗せていくだけじゃないか。解読できたのはケータリングだけだったが、あんなに長いんじゃ、撮影の後片付けで箒やハタキで掃除したスタッフまでクレジットされてたのに違いない。