ノイズのレビュー・感想・評価
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伏線が見事に繋がっていく
藤原竜也さん( 「 お約束 」の必死の形相が本作でも… 👀 )、優男が似合う松山ケンイチさん、神木隆之介さん、黒木華さん、演技力に定評のある永瀬正敏さん、柄本明さん、余貴美子さん、そして渡辺大知さん( ← 怪演でした‼︎ )、キャストの皆さんのキャラ立ちが見事で、ラスト迄引き込まれました。
後味は良くありませんが(笑)… 面白かった!
自宅での鑑賞
殺人を隠すためにまた、、
殺人を重ねてしまう、よくある話だなと思っていたら、別のオチがあった。
あの場では、じいさんヤっちゃった町長○す必要ないし。
最初のシーンで松山ケンイチのただならぬ感があった。
最初のも、警察官である神木君がモタモタしてたのも原因だし。
ほぼ事故。
でも、真面目な神木君は先輩からインプットされた「かさぶた」にとらわれてしまう。
外から来た人間がノイズなのか。それとも最初の事件がノイズなのか。
小さなノイズが町中に響き渡る大音量になるのか。
最終的に刑事も利用され。
渡辺大和めちゃくちゃ怖かった。
藤原竜也の娘に対する愛情も気味が悪かったし、
松山ケンイチの気持ちを知りながら家族ぐるみで平然と付き合っていた事の方が恐ろしい。
殺した。埋めた。バレたら終わり。
感想
崩壊する日常、裏切り、続出する犠牲者…狂気が暴走する新感覚サスペンス!
漫画はちょっと観てたんですが、実写化された本作は色々と省略されて微妙でした。
睦雄はもっと気持ち悪くてもよかったと思います、でも渡辺大知の睦雄も無口で気持ち悪さは出てました。
藤原竜也と松山ケンイチはデスノートで有名ですが今回も素晴らしい演技でした。警官役の神木隆之介もさすがです。
演技は素晴らしいですが、ヒリヒリ感、緊迫感は薄かったイメージです。
凶悪犯がノイズなのか、純にとって圭太はノイズだったのか…。
※よき警官はすべからく社会のかさぶたになるべし
思ったより…
特報の段階から気になった作品だったが、見た感想としては思ったより面白くなかった。
話の設定などは良かったが、進んでいくにつれ、ほつれていく団結力。
そもそも仲間に対する嫉妬が爆発したことから、様々な殺人が連鎖する。
隠蔽するために島民を絡めて隠し通す方が個人的には面白い流れだと思ったが…。
個人的には、あまりオススメしない。
なかなか面白かった
元々の期待値も高かったけれど、それでもなかなか面白かった。オチは予想できていなかったが、最後に種明かしするのであれば松山さんの真相の件をもう少し尺を使って深掘りした方が好みだった。若干オマケ感を感じてしまった。
原作のラストと比較すると
原作のラストを読みましたが、比較すると
やっぱり原作の方が収まりが良いのかも。
本作は、最後突然純がサイコキャラになったかのような違和感もあったが
反面、純が圭太に嫉妬しているんだろうという伏線がわかりやすすぎてやっぱりなという印象も同時にあった。
どちらにせよ、大どんでん返しというには少々お粗末な印象。
また、純が圭太1人に罪をなすりつけた策士というシナリオだったが
実際圭太も犯行の当事者であったことから、圭太が逮捕されることも当然と言えば当然であって
悲劇的でヒトコワなラストとも言えず、落とし所が中途半端に思えた。
ただ、演者達はさすがの演技力でストーリーに没頭できたという点については高評価に値すると思う。
刑事のステレオタイプな見た目や、言動には笑うしか無かったが…
途中までは良かった
保護司というのかな?
あの方が殺されてから見つかるまで時間がかかり過ぎ。
畑の人、毎日行くはずなのにって。
刑事がやたらと上からでイラッとした。
DNAを取ってこいとか、髪の毛ぶちって抜くとか。
勝手に冷蔵庫開けるなら、マツケンの自宅も覗けばよかったのに。
やたらと出来る刑事風のセリフばかりだし。
島の悲しい歴史と守らなくてはという思い。
そこに嘘はなかったはず。
たまたまやってきた凶悪犯のせいで狂っていく歯車。
そんな偶然を味方につけてっていうのも少し考え難いな。
ノイズというタイトルもちょっと…かな。
純にしてみれば圭太がノイズか。
町長が発した言葉「ノイズ」が最初で最後?
タイトルは「かさぶた」でよかったのでは?
かさぶたの意味もちょっとわからなかったけど。
途中までのテンポの良さがビニールハウス辺りから失速した感じ。
刑務所のシーンも不要だった。
怪作
ちょっと設定に無理があるんじゃないかなー
現実との微妙な差にモヤモヤを感じてストーリーが頭に入ってこなかった
藤原竜也さんが劇中に叫ばなかった
見るべきところはそれだけ
怪作と言える
藤原竜也主演の映画は面白いよね
あらすじとか何も知らない状態で見始めたから、最初はケイタの娘が誘拐された!?娘を探すストーリーなの!?何もされてませんように、、!
って祈ってたけど何ともなくて良かった。そういうストーリーじゃないのね。
藤原竜也も松山ケンイチも神木くんも皆んな演技が上手くて、邦画はわざとらしい演技とか棒読みとかが気になっちゃって苦手だけど、この映画は集中して見れてよかった。
ケイタ達の方に感情移入しちゃって、2人組の刑事に終始イライラした。
勝手に小屋に入っていいの!?鍵壊していいのか!?早く島から出ていけ!って気持ちになった。
ラストは「ぁあ〜やっぱり嫉妬するよねぇ」とは思ったけど、嫉妬っていうか憎悪でしょ怖って感じ。
ケイタは捕まらないで5億円もらって真ちゃんも死なないハッピーエンドが良かったけど、物語的に無理だよね、、
でもすごい面白い映画だった。
永瀬の刑事役が残念過ぎる
永瀬演じる刑事がとにかく残念。
肩まで伸びたロン毛ウェーブリーゼントにおしゃれトレンチコートという風貌だが、日本の警察官は公務員。リーゼントはいるけど流石にロン毛は上司が黙ってないから出世も出来ないし刑事にもなれないはず。物言いも被疑者でも参考人でもなんでもない村人にも威圧的なタメ口で礼状もなしでどこかしこに勝手に入って出て行くときは礼を言わないどころか会釈すらしない。
一般市民にそんな態度とってたら協力も得にくいから事件の真相に辿り着きにくくなるし、一体どうやって刑事になれたのかね?って考えてたら映画の内容全然入ってこなかった。
そもそも行方不明担当の生活安全課の刑事がマークXの覆面乗って連日島に行けたり滞在したり出来るのかね?殺人に発展してからは生活安全課に出番は無く刑事課に引き継ぎでしょ?
あと幼児殺人犯も設定がおかしい。
保護司がついてるってことは仮釈放ってことなのにその割にはもう言動全てが必要以上に精神異常者のそれで、あれではさすがに仮釈放と保護司が付く設定は無理がある。
制作サイドはもう少しリアルな司法を勉強してほしかった。
藤原君や松ケン、神木君あたりはすごく良かったので残念。
モヤッ
とするなぁ。
いい役者揃いなのに、何か落とし切れてない感じ。
ジュン(松山ケンイチ)の無罪放免、それに気づいているケイタ(藤原竜也)も全て受け入れている。
なんや?これは??
意味、落とし所を考えても途中でノイズが入って答えに辿り着かない。。。
リアリティが、、、
あれだけの俳優を揃えてもったいないな。
原作は読んでないのであくまで映画のみの感想だが、まず設定が安易過ぎてリアリティが無さすぎ。
幼児レイプ殺人犯が、保護司とともに島に就職しにやってくるという設定がそもそもあり得ない。
さらにその保護司を殺す動機も不明。その後の行動を見ても逃げたいようにも見えないし。
ただ人を殺すような異常者ならそもそも厳重な監督下に置かれるだろうし。
発展しない閉鎖的な島、幼馴染、嫉妬というストーリーありきで、その契機として、最初の殺人は安易に設定されたとしか思えない。
なので無理がある。
警官がいながら、その本人が隠そうと言い出す。あり得ない。
本来、事故死。悪くて過失致死。しかも状況からして情状酌量されるだろうし、そもそも立件されるかどうかも怪しい。
隠す理由が、いちじくで島の発展を目指すことが頓挫すると言っているが、???
つまり、最初からムリ筋。
幼馴染が嫉妬して罪を被せるという話で帰結するがこれも穴だらけ。
もしかすると脚本の稚拙さかもしれない。
表現したいことがしきれていない。
残念。
島の連帯感
真ちゃんと交代で島から出た駐在員、イノシシを轢いてしまった主婦を罰せず、臨機応変に対応。全ての警官がこうだといいのに、と思った。でもこの先輩の行動に真ちゃんは影響を受けすぎたのかな。
村を守るため、と思い、圭太の犯罪を隠すことを提案した。この判断が間違いだった。圭太もついその話に乗ってしまうが、間違いだよな。そもそも、正当防衛だし、そんなに重罪にはならないでしょう。それに島をこれから支えようとする経済なのに、圭太の農園だけって、少し無理がある設定では。
3人だけの秘密が、町長や老人や町長の秘書まで巻き込んでの秘密に。誰も咎めず、島のためにと計画続行。異様な団結心が怖い。
追い込まれた真ちゃんは、責任を感じ自殺するけど、交番に後片付けのことを考えて、ビニールを貼りまくっていたところが几帳面で真面目な性格が出ていて、可哀想に感じた。
圭太が罪に問われるのは仕方がないが、純の嫉妬と妬みが恐ろしい。あの可奈の写真は凄い。圭太夫婦は知っていたんだろうか?知っていたなら距離をおくべきだっただろうし、知らなかったのかな。圭太が可奈と付き合う事になった頃にケンカでもしてハッキリケジメをつければよかったのにね。
出演者がみんなそれぞれピッタリでした。
悪い作品ではないのですが、少し違和感を感じる惜しい映画
キャストがデスノートの藤原竜也と松山ケンイチ。そして神木隆之介などなど、名優ずらりの豪華キャスト。これで期待するなと言う方が無理でしょくらいの豪華キャストです。実際俳優さんたちの演技には文句がないです。
しかしストーリーに関しては、以下の疑問を持ちました。
・なぜ保護司のおじさんがいきなり元殺人犯の小御坂をこの島に連れてきたのか。普通に考えるとこういう人なんだけど会ってみてくれないかと農園オーナーの泉君に事前に相談すると思うのです。まずそれが疑問。
・そもそも小御坂が死んだとき、守屋巡査が「なかったことにしよう」と言って、このような大事件にしてしまったこと。正直に言ったところで最悪でも過失傷害致死。つまずいて転んで死んだと言えば事故死。警官の彼が証言すれば正当防衛でも取れそうです。若くて新任だったから判断を誤ったと言えばそれまでですが、素人目から見ても、もうちょっとうまくやれるでしょうと。むしろ泉が小御坂に殺意を抱いて殺してしまったというような状況のあった方が流れとしては自然に思えます。それならば「なかったことに...」という行動に重みが出てきます。
・最後の流れから言うと小御坂が死んだときに「なかったことにしよう」というのは守屋巡査ではなく猟師の田辺が言うべきだと感じます。ただ、一連の田辺の行動は、一応どんでん返しになるのですが、ちょっと回りくどいかなとも思いました。
映画としては平均以上なのですが、少し惜しい感じを受けました。
なんか納得いかないな。
いきなりネタばれです。
友人の妻を愛していて、いつかは自分が夫の座につきたいと
思っている男の長年の夢が叶う、というストーリー、
でもあるわけですよね、つまり。
しかも、夫は友人の気持ちを知っていると。
サイコパスな男が島へやって来たのも偶然だし、
事故死もたまたま起こったこと。それがないと成立しない話って、
どうなのよw
原作を読んでないので、なんとも言えませんが、
この展開はないでしょ。友人はなんで無罪?
デスノートコンビ+神木隆之介。
その他の出演者も熱演だったのに、もったいないなあ。
なんやかんやよかったです
主演3人の藤原竜也・松山ケンイチ・神木隆之介の演技の仕方がそれぞれで(※素人目線で恐縮ですが)舞台・映画・テレビみたいなそれぞれの芝お居分で統一感を感じられず、いまいち映画に入っていけなかった。余貴美子と榎本明の格闘シーンは(映画+舞台+テレビが混ざったような感じ)で、永瀬正敏と伊藤歩は(映画とテレビ)みたいな。まさに「ノイズ(雑音)」、雑な音という解釈ではなく「色んな音(お芝居の形)」が入り混じった映画。
ビニールハウスに入ってきた前科者を誤って殺してしまったときも、無花果(イチジク)を島の名産にしようとする思い・期待を背負いすぎて「通報する」ではなく「隠す」ことを選んだ。狭いコミュニティーならあり得ることだろうが、冒頭でもう少し島のコミュニティーの狭さを物語っていてもいいのかなとも思った。
無花果の花言葉が「実りある恋」「裕福」という皮肉もきいている。泉圭太(藤原竜也)は、目の前にある裕福を守るために動く。田辺純(松山ケンイチ)は、ストーカー並の異常な片思いを成就させるために圭太を主犯に仕立て上げる。
小御坂にとっては、保護司がノイズで。
警察にとっては、小御坂がノイズで。
島の人らにとっては、警察がノイズで。
泉圭太にとっては、周囲の期待の声・島の人らがノイズで。
田辺純にとっては、泉圭太がノイズで。
守屋真一郎にとっては、罪悪感がノイズで。
泉加奈にとっては、田辺純がノイズで。(「純は純のしたいことして。私はいつまでも圭太のこと待ち続けるから」と言い放つシーンがあるので)
それぞれの登場人物に「ノイズ」があるが、結果、それぞれのすべてのノイズは取り除かれまた日常が流れていく。
道路を走る車の音、クーラーの音、テレビの音、風の音、日常は色んな音が混ざっており、人は雑音(ノイズ)の中で生きている。
雑音=日常の中に例えば、「SNSでの自分への悪口」という一つの音を気にしはじめると、より「雑音」と認識してしまい、それが雑音のすべて(日常のすべて)だと思い込んでしまう。
島には漁業や農業も他の青果物あるはずなのに、「イチジク」という音だけに集中するから「島にはこれがすべて」という思い込みを生んだ。それが良くない結果を連鎖し呼び寄せた。泉圭太の心には島の風習が濃く染み込んでいたために初動の判断を誤らせ、遺体を「隠す」行為に至らしめた。ラスト、子供の絵日記の内容を復唱しながら歩く場面では、「家族との時間」の「音」が圭太の中で際立ち、その心地よい音に満たされ涙していた。島のしがらみのくだらなさや己の愚かさに涙しているようにも思えた。よかったです。
雑音を消し方を模索。
酷評が多いようだが、自分的には悪くないかなーと。
小さい閉鎖的な島で起こった殺人を隠そうと3人が奔走するものの、それが隠しきれずに、町長や近所のじいさん、出所したばかりの元受刑者、をどんどん殺してしまい、それによって協力者を求めて事件の真相を知るものがさらに数人増える。
ジュンからすると、真やケイタと結託しながらも、出し抜く機会をうかがっていたのか。それをパッと見るだけでは分からない表情は恐怖すら覚える。
閉鎖的な島だからこそ、協力者がすぐ見つかり、島のためという理由で納得してしまう空気感は数年では作り上げることはできない。何十年も同じメンバー、同じ暮らしをしているからこそ生まれるある意味気持ち悪い結束が生まれる。
それがどんどん伝わり、最後の後味の悪い最後もあって、終わり方として納得できない人もいるかもしれないが、それが製作者の意図でもあったのではと想像する。
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