ノイズのレビュー・感想・評価
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結局悪い事をしたら早めに自首するに限る。 最初は殺人ではなく、過失...
結局悪い事をしたら早めに自首するに限る。
最初は殺人ではなく、過失致死だ。
被害者も凶悪犯なのだから執行猶予で済んだのでは。
警察官もその場にいたのに何をやっていたのか。
一番悪い松山ケンイチが最後まで何のお咎めもなしというのは納得できないものがある。
【気づいたら思考している程、映画の世界にどっぷり浸からされています】
・2022年公開の日本のサスペンス映画。
・過疎化が進む猪狩島だが、島の復興を願う圭太(藤原竜也さん)が生産した「黒イチジク」が大人気となり、国から交付金5億円が内定し、島民一同が盛り上がる。しかしある日、突然島に現れた怪しい男(出所したばかりのサイコキラー)を事故的に殺してしまう。居合わせていた幼馴染の純(松山ケンイチさん)と幼馴染で新米警官の真一郎(神木隆之介さん)と圭太は、島の復興が目の前にある中で、殺人事件が起きたことが世間に知れたら、人気どころか交付金までもらえなくなる可能性が出てくると考え、3人で死体を隠すことで島の平静を乱さないことを決意。だが、元受刑者の行方を追って本土から刑事が島を訪れることで平静だった島に波紋が広がり始める・・・ という大枠ストーリー。
[お勧めのポイント]
・死体を隠す3人の視点で緊迫感を感じれる物語
・思考をしてしまう魅力(ノイズの意味を考えずにいられません)
・鑑賞後、後追いで事の真相を知りたくなるオチ
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【死体を隠す3人の視点で緊迫感を感じれる物語】
・殺人というよりは事故的に殺めてしまったこと(隠したことが悪いだけ)、それを隠しきれば島は平穏でいられると考える幼馴染3人のリアリティ、死んだのは元受刑者のサイコキラー、などが積み重なって「死体を隠す3人=悪」とは捉えられないんですよね。むしろ、3人に共感させてくれるように魅せてくれるんですよね。だからこそ、3人が隠すことが明るみになりそうになると、観ているこちらがハラハラする。しっかりと登場人物に共感させてくれて、感情を揺さぶってくれる物語はダレずに最後まで「どうなるの?!」と観たくなる作品でした。
【思考をしてしまう魅力(ノイズの意味を考えずにいられません)】
・タイトルである「ノイズ」は、劇中に台詞としても出てきます。「さあ~、島を乱すノイズを排除しましょう~」と。この台詞を聞いたその瞬間は「造られすぎ」といいますか「わざとらしさ」を感じてしまいました。が!後で考えてみると、タイトルの「ノイズ」の意味が不明瞭なまま物語が進む中、ここできちっとタイトル「ノイズ」をどういう意味で使っているのか、という言葉の定義をしてくれていたんだろうなぁという考えに至りました。
・そして「島を乱すノイズ」という具体的な意味を提示した上で物語を進めていくと、「ノイズ」の意味がどんどん抽象化されていくんですよね。「誰か(島)にとって、何か(平穏)を乱すもの=ノイズ(元受刑者)」と。その誰かや何かが、変わってゆく。そのノイズとは、誰にとってもどこにでもある。あれ、じゃあ本当のノイズって何?と。
・そうこう考えているうちに、結局、製作者さんの狙いにまんまとはめられている気がしました。笑 これぞ、映画の面白みですよね。気づいたらどっぷりとその世界に浸からせてくれている。そんな思考をしてしまう魅力を持った物語でした。
【鑑賞後、後追いで事の真相を知りたくなるオチ】
・正直、後味悪い映画です。笑
・結末のシーンの意味や、答えを魅せてくれると思っていたことを魅せてくれない、などのモヤモヤが止まりません。
・恐らく、誰もが鑑賞後に抱く感想だと思います。映画を流れで観ているだけでは、絶対にわからない謎だと思います。後で考えたり、他の方の口コミや考察を参考にして、「あぁ、こういうこと?」と真相に近づいた気はしても、未だに明確な結論はわかりません💦 そのモヤモヤは確実に抱くと思います。むしろ、明確な真相がわかったら教えてください!笑
・ただ、いくつかの考察を観た中で、一番「すごい!これかも!」と思えた考察が一つありましたので共有だけしておきますね。「ノイズ 考察アナグラム」で検索してみてください。そこで出てくるURLが「fromau.net」さんの考察がすごい!と思いました。
※もちろん、鑑賞後に見てくださいね!鑑賞前に見ても、よくわからないと思います。
【総じて】
・モヤモヤする終わり方しますし、もう一回見てもそのモヤモヤが晴れないことが確実だと思うのですが、不思議と「面白い映画だったなぁ」「誰かともう一回観てもいいかも」と思える作品です。
・それは、役者さんの演技のうまさによって見える孤島の猪狩島の雰囲気や、事件を隠し通そうとする3人の幼馴染への共感など、鑑賞中の約2時間、この映画の世界感にどっぷり浸かれたからだと思います。
・すぐには観ないと思いますが、きっと1年以内にはもう一度観る気がします。皆さんも是非一度ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.6 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.6 #音楽3.5
後味悪し。
ちょっと変わった映画
偶発的な殺人事件が起きて、「死体をどうしよう?」という映画だが、閉鎖的な小さな島での出来事であり、ちょっと変わった殺人エンタメ映画に見えた。
藤原竜也と松山ケンイチのW主演。
黒いちじく栽培をしている島に、元受刑者がやって来て殺人するのだが、元受刑者もチョットしたハズミで殺されてしまう。そこにいた3人の島民(うち1人は警官)。
もみ合っているうちに殺してしまった男(藤原竜也)が唖然としていると、幼なじみの男(松山ケンイチ)が「これ、正当防衛ってことだろ?」と正論。
しかし、島の警官に就任したばかりの幼なじみ(神木隆之介)が「これ全部なかったことにしましょう!」と言って、「死体をどうするドラマ」が始まる。
町長も「さぁ、島を乱すノイズを排除しましょう」などと言いながらやって来る変な展開。
そうして、死体をどうしようか……とすったもんだしていると、死体の数がドンドン増えていく(笑)
「この映画、収拾つくの?」ということだけで最後まで観たが、一度観たら二度は観ない映画の部類か…(自分には)
松山ケンイチが言った「これ、正当防衛ってことだろ?」に沿って、きちんと警察に話していれば、それで済んだ話だと思うが、それだと映画が20分ぐらいの尺になってしまうから無理やり物語を複雑にしていった感が残る映画だった(笑)
<映倫No.121583>
藤原竜也さんの役がデスノートの夜神月に思えた
島で農業を発展させて、島の救世主として島のみんなの期待を背負っていた泉。
島に殺人者がやってきて、泉たちと揉めて死んだ。
泉と幼馴染の田辺と守屋は、殺人者の死体を隠そうとした。
隠そうとしたことがある人たちにバレてさらに人が死んだ。
そして、警察はある人物からの連絡で殺人者の死体を見つけ真実を掴んだという内容だった。
島の人達は、みんな狂っているなと思いました。
島のためだったら、人殺しをしておいても良いのかと思えるぐらいでした。
島のためにやっているという言葉がよく見られましたが他人からみたらなんだそれはと思えました。
話の最後のオチは驚きました。
まさかって感じです。
泉が「殺人者は生きていても仕方がない」というような意味の言葉を言っていたのですが、デスノートの夜神月を思わせるような言葉だったので個人的にとても気に入っています。
また、泉は殺人をしておいても普段通りに生活しているのも夜神月みたいに思えた。
古風な映像美を感じました
どいつもこいつも狂ってやがる
3番手の存在感
演技力で楽しめる
俳優のみなさんの安定の演技力で安心して最後まで見続けられました。
神木さん、本当に素晴らしいです。
また、松山さんや藤原さんはもちろんですが、
それより、
柄本さんや余さん、酒向さん、迫田さんなどなど、
脇を固めている俳優さんの演技が際立って良かったです。
特に渡辺大知さん、リアルに怖かったです。
この方の演技を初めて拝見した時、自閉症の役をやられていて、
その時も、ものすごーく印象に残ったのですが、
今回の場合は残らなくてもいいのに、キモさの余韻がハンパない…。
ストーリー的には、もっと深く心の揺れ動きを描いて欲しかったかな。
三人が、なぜそのような行動に至ったのかの心の動きが、あまり見えませんでした。
最高に好みだったのが、大友良英さんの音楽です。
ものすごく、カッコ良かった!!
小さな島に現れた不審な男。その男に娘を狙われたと思い込んだところか...
神木隆之介さんが誰よりも輝いていました。
DEATHNOTEの藤原竜也さんと松山ケンイチさんが共演ということで、映画館へ観にいきました。
初め予告を見た時に、藤原竜也さんと松山ケンイチさんの2人に神木隆之介さんは歳的にも合わないのではと思っていましたが、とても謝罪したい気持ちになりました。誰よりもかっこよかったです。
話はそもそも何故そうなるのと現実味がないことが多かったです。そもそも、人が死にすぎです。役者さんの豪華さに助けられている感じです。
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