ノイズのレビュー・感想・評価
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全てをぶち壊す刑事達…
何か漫画みたいな話だなぁ…。折角コッチが荒唐無稽な話に乗ってやろうと思っているのに、それをことごとく永瀬正敏と伊藤歩の漫画みたいな刑事が潰してくる…。永瀬演じる刑事が捜査の為に作業場に不法侵入するのを伊藤が咎めて来るかと思いきや、自分も躊躇なく入った上におもむろに白い手袋出してやんの。令状持ってこいよ!あそこは特に何かが見付かる訳でも無かったんだから、「ちょっと、マズいですよ…」とか言わせとけば良かったんじゃないかね?
遂には、現場に落ちていたスマホを取ろうとした一般人の主人公に拳銃突き付けて「手を離しなさい!」って、完全に狂人だよ。
しかもあそこは見せ方が超下手で、もっとあそこにスマホが落ちている事を観客に知らせなきゃじゃないの?ていうかその前に神木君が重圧に潰されそうで、ビデオメッセージなりで真相を喋っちゃうかも知れない、ビデオメッセージを録画した形跡が有るっていう風に描いとかないと、なぜ先にスマホを入手したがったのか、刑事があんなに(拳銃抜いちゃうくらい)マジになってしまったのかが伝わらないよな。つまりサスペンスが全く盛り上がって来ない…。
そういうトコで白けちゃって全然話に乗れなかったなぁ〜。
あっという間の2時間超
特に誰かのファンで見たと言うわけではなかったが、みんな演技が上手くて、退屈せずに2時間を超える時間を過ごせた。
神木隆之介、松山ケンイチ、藤原竜也、黒木華などなど
この映画にはアイドルや中途半端な演技のタレントが居なかったのが本当に良くて、白ける事もなかった。
刑務所から出てきたやつが圭太の娘を殺してたのかと思ったら、娘は近所で遊んでたり
純が町長の携帯を持ってるのも、警察がGPSを辿ればわかるのになー。など引っかかるとこもあったが、総じて楽しめた。
デスゲーマーでない藤原竜也
藤原竜也が、珍しくどこにでもいるフツーの男役のサスペンスドラマで、実力派の役者さん達の競演がいい感じです。主人公が誤って犯した殺人を隠蔽するため、嘘にウソを上書きし、誤魔化しにゴマカシを重ね、周りを巻き込みながらドツボにハマっていくのは、いわばサスペンスの常道です。ですが、主演の藤原竜也、松山ケンイチはじめ、神木隆之介、永瀬正敏など実力派の役者の演技がすごくて、思わず引き込まれ最後まで楽しめました。一方で、主人公達の過去の因縁や島の土着的背景の説明が不十分で、分かりにくい所もあるのは残念、ちょっとキレイにまとめすぎかな。役者さん全員上手い方ばかりですが、案外ハマっていたのが、猟犬のような刑事役の永瀬正敏ですね。玄関を開けて黒コートの彼が立っていたら、何もしてなくても思わず自白しそうです。
もうちょっとコメディ寄りにしてくれればサイコー
先に『前科者』を観て置いた方が良かったかな~と思いつつ、保護司の諏訪太郎さんが真っ先に殺されちゃいます。保護司はね、みんなボランティアでやってるんですよ。あまりにも酷い話、ショッキングでした・・・(ドラマ版「前科者」は視聴済み)。
俳優陣の名演技と、かなりしっかりしたストーリー展開というのが第一印象。脚本がブログ友達migさんの弟さんじゃないですか!映画で観るのは『町田くんの世界』以来です。原作漫画は知らないので特にストーリーを中心に注目したのですが、やはり演技に押されて脚本までわからなかった(汗)
過疎化、高齢化、閉鎖的・・・若者が本土に行ってしまい、いずみ農園の黒イチジクが猪狩島復興のメインとなっていた。未来は明るい。町内放送だって「田園」とかかかってるし、平和そのもの。しかし、ノイズとなる元サイコキラーが就職先を求めて来島。保護司が行方不明になったことと、殺人が発覚したことで本土から大挙して警察がやってくる。マークXに乗っている刑事の畠山(永瀬正敏)と青木(伊藤歩)がエラそうで嫌い!お前こそノイズだ!と、島民はみんな思ってるはず。なんだよ、「へ」ナンバーの車なんて無いぞ!もう一台の覆面パトカーは「わ」ナンバーだからレンタカーだし・・・と、つまらないところまでチェック済み。
特別交付金5億円の支給内定に浮かれているパワハラ町長(余貴美子)やその部下。さらに柄本明演ずる老人など、個性豊かだが裏では何を考えてるかわからない設定が秀逸。基本的には島民一丸となって島を盛り上げたいのだ。各々除去したいノイズはあるのだろうけど、口には出さない。そんなとき、新米駐在員の守屋真一郎(神木隆之介)が“かさぶた”となることで覆い隠そうとするのだった。
黒イチジクという特産品も意味深だ。欲望の象徴ともされ、実は不毛、枯れた木は死を意味するといった解釈がキリスト教にあったりする。畠山やアナウンサーが「気味悪い、グロテスク」といった台詞を口にするのも、過疎化や辺鄙な島を意図したものだろう。圭太の娘が描いた“ひまわり”とは対照的だ。また、育て方として、“剪定”が重要だったりするので、これもノイズを除去することに通ずるし、“定植”も必要だったりするのは圭太の妻(黒木華)の言う本土への引っ越しに通ずるものがあった。う~む、案外深い。
もう、裏切り者は誰だとか、どうでも良くなってくる小規模などんでん返し。この終盤はインパクトに欠けるし、もっと大袈裟に表現しても良かった気がする。普通に考えても、正当防衛や過剰防衛の過失致死罪、それに死体遺棄罪だけ。刑期だって短そうだ。しかし、娘の描いた絵に家族が4人いたことがショッキング。かまってやれなかったと嘆くシーンには、純(松山ケンイチ)の姿も浮かんだに違いない。圭太は純によってまんまとノイズとして除去されてしまったのですね。
コーエン作品のようにもうちょっとブラックコメディとして描くとか、笑いを取れるシーンがあれば良かったとも思う。笑えるのが余貴美子だけだったからなぁ。圭太が「計画通り」とか、純が「私は・・・間違ってなかった」とか、新世界の神にならなくてもいいから『デスノート』ネタを入れてみたり・・・そう色々想像してみると、やっぱり映画って面白っ!!
島民みんながサイコ❗️完全ネタバレ‼️
前科者を観たばかりです。保護司になるには覚悟が必要だ。作品の冒頭、出所したばかりの元凶悪犯があっという間に保護司を殺す。雑でしたね。あれだけ危ない奴は、まず娑婆に出る許可は出ないでしょう。原作がそうなのだから仕方ないけど。そして、その凶悪犯がまさに最初のノイズとなって閉鎖された島の平穏を壊していくお話。それに関わってしまった3人の男。圭太(藤原竜也)。純(松山ケンイチ)。真一郎(神木隆之介)。この3人の一流の演技がこの作品を引っ張っていく。隠したいもの、守りたいものが複雑に絡みながら、どんどん死者が増えていくカオスな展開。その度に増えていくノイズ。圭太が島民の多数を関わらせて、口止めしていく。土下座であっさり。ここら辺が、閉鎖的な島の人間関係を表している。しかし、結末はどうなるのかラストまで分からなかった。まさか、首謀者が純(松山ケンイチ)だったとは。彼が、幼い頃から圭太のことをノイズと感じながら生きてきたのでしょう。部屋の壁一面に圭太の妻の加奈の大量の写真が貼られているシーンを見て「アンダー・ユア・ベッド」という作品を思い出した。しかし、幼い頃からの嫉妬からの復讐にしては時間がかかりすぎているし、今回の凶悪犯を島に呼び寄せたのが純(松山ケンイチ)だったら、この作品は東野圭吾作品に通じるサスミス作品になっていただろう。ノイズ(雑音)は耳栓では防げない。
辛いです
出演者の豪華差に惹かれて観に行きました。
結果、期待していた結末ではなく私的にはもっと幸せな終わり方をして欲しかったなぁと思ってしまいます。
神木君が悲しすぎて後を引きずりました。辛い…
出演者は素晴らしかったです。
藤原竜也&松山ケンイチの演技は実物
本作で最も注目すべきはやはり藤原竜也と松山ケンイチの魅せる演技だろう。島を守るため、家族を守るために人を殺めてしまった事実を隠蔽しようとする二人の演技には惹き込まれる物があり、これだけでも鑑賞する価値があると言える。
ただ、シナリオはやや難ありと言わざるを得ない。まずそもそも明らかに正当防衛であるのに殺人そのものを、しかもあろうことか真面目そうに描写されていた神木隆之介演じる駐在警察官が隠蔽しようと提案するのはいささか違和感を抱いた。永瀬正敏演じる刑事も彼らを論理的に追い詰めるというよりもパッションで追い詰めていくし、最終的に「ここまで逃げてきたならなんとでも言い逃れできるだろう」と思わざるを得ないシチュエーションで自首することになるオチもあまり納得できない。最後に取ってつけたように用意されたいわゆるどんでん返し展開もあまり驚きがなく、オチとしては物足りない。これを踏まえてこの作品を通して何が言いたいのかがいまいち伝わってこないし、サスペンスとしてもミステリーとしてもあまり褒められた出来ではない映画であった。
ただ前述の通り俳優さんたちの演技は本当に素晴らしいので、各俳優たちのファンであれば見る価値は十分にあると言える。
長過ぎる気がした。
全体的に面白かったが他の人にどうだったかと聞かれると返答に困る作品。
凄く面白いわけでも凄くつまんないわけでもない。
予告、あらすじで期待値が上がっていただけに正直ガッカリした。
藤原竜也はカイジのイメージが強すぎて何をしてても何を言っても違和感。
守屋親子には泣けた。
面白かったですよ、結構!
ノイズ、社会人最初の会社では回路部品の営業だったので電子回路から出るノイズを対策するための部品が大量に採用されると思わぬ売上アップになるためお客の設計や購買の方には申し訳ない顔をしながら心では嬉しかったことを思い出しました。
そう、思いもしないノイズの対策には皆んなが苦慮するのです。高齢化も進みノイズの存在すら頭に浮かばない平和な過疎の離れ島だからこそ外部からのノイズ対策には弱いのでしょう。
万全な水際対策なら江戸時代のごとく鎖国でもするしかないのかもしれませんが、食糧自給率がただでも低い今の日本で離れ島での鎖国的対応は命取りになりかねないでしょう。
でもストーリーが進むにつれ外部からだけではなく平和な世界にもノイズになりうる要素がたくさんあるのではないか?と思いました。この物語の本当のノイズはひとつだけではないようです。
結構辛い評価がたくさんありますが、私は面白く観られました。さすが今の日本を代表する俳優陣の演技にはここ最近の邦画の力強さを感じます。
藤原竜也さん、松山ケンイチさん、中でも神木隆之介さんは主役と言ってもいいくらい素晴らしい演技でした。交番でのラストシーンは見たくなかったです。
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆を困らせる坊の頃から応援してた甲斐があります?!
※鶴田真由さんは恋人かお姉さんだと思ってました。
黒木華さん、夫を信じて支え続けるけなげさに胸が熱くなりました。
渡辺大知さんは『勝手にふるえてろ』で初めて知りましたが今回もいい味出してましたね。セカオワのフカセさんしかり多才なミュージシャンがたくさんいらっしゃいますね。
あと憎たらしいくらいの永瀬正敏さんはさすがですね。『あん』でのてんちょさんをはじめ永瀬さんが出ると映画そのものが締まります。またキャストたちを撮影したカメラマンとしての作品も見てみたいものです。
失礼かもしれませんが酒向芳と柄本明の親子は本当にいたら濃すぎてちょっと困りますね。
ただストーリーとしては後味の悪さが口の中に残る結末ですね。
なんとかならなかったんでしょうか?原作通りなんだと思いますがなんとかしてほしかったとつくづく思います。
でも総合的には面白い作品で個人的には楽しめたので、もっと皆さんのいい評価レビューが読みたいですね。
※関係ありませんがロケ地のひとつ『篠島』で昔吉田拓郎さんがライブをしたこと、皆んな知らないだろうなぁ。半世紀近く昔ですから!
このキャストじゃなきゃ成立しなかったかも
ストーリ展開、全体的な話のスピード感があって見やすい映画でした。ただ、私としてはオチに差程驚かなかったのでCMは煽りすぎなのでは?(期待しすぎだったのかな?)と。キャストの俳優陣がセリフ、表情、立ち回りとどこを取っても秀逸!あとソレを引き立てるカメラワークも良かった。
原作とは異なるところもあると言うことで読まずに鑑賞しましたが、終始淡々と物語が進んで行きます。よく言えばリアリティ、悪く言えば盛り上がりに欠ける。あらよあらよと人が死にます。
周りの演技が良かっただけに女性刑事役の俳優さんの演技が2時間ドラマ止まりに見えました…。
前半戦でワクワクドキドキ、後半フラット
はじまりは、些細な(些細では無いけど)嘘から。そこから、どんどん展開していくストーリー。どうなるのか、どうするのか。一人一人の思考も違い面白い。
ただ、最後がなんとも言えない。解決編?はとてもあっさりだし、エピローグもなんとも言えない感じ。大どんでん返しってほどでもなければ、見終わったあとのスッキリ感もほとんどなし。
ただ、みんなの演技がうまいのと、始まりから中盤までの勢いやとりあえずのまとまったストーリーがあったので、可もなく不可もなくそこそこには面白いって感じ。
田舎の独特の描写が良かった。排他性や閉鎖性、カーゴカルト、
私は幼少期を田舎で過ごしたので、
あの島の人たちの排他性を見るとあーこういう感じなんだよと思いました。
実際に田舎暮らしをして体験した人がこの映画を見たら評価が変わると思います。
刑事の人、最初はいけすかない人だと思いましたが、島の異常な内輪主義に疑問をていしていて、実は1番物事を客観的に見ていて正しいことを主張していると思いました。
滅びていく限界集落のストレートな風刺ですね。
僕は結構好きです。
邦画はこういうテイストの方がいいですね。
町長の女性政治家の演技がちょっと大げさすぎるというか最初は下手なんじゃないかと思いましたが、おそらく彼女の二面性を出すためにわざとああゆう風にしてあるのかもね。
そう思えたら納得。
カサブタ剥がしたくなるけど剥がしちゃダメダメ
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介の3人だけでもなんて素晴らしいキャストなの!
と思うのに、黒木華、永瀬正敏、柄本明、余貴美子、寺島進まで揃えてきた。
芸達者たちのお得意芸がいーっぱい観られます。
あー!それっぽい、その演技得意でしょ。ピッタリ!ピッタリ!
藤原竜也は黒いちじくで村を興せる村の救世主。熱い泣きの演技は見どころだ。
松山ケンイチはワイルドな漁師。
神木隆之介は弟的な嘘のつけない警官。
黒木華ほど素朴な農作業姿が似合う女優はいない。
永瀬正敏はセリフが少なく無口で鋭く執拗なやな刑事。
柄本明はちょっとボケて来てるようで実は鋭い老人。
余貴美子は私欲にまみれたパワハラ市長。
寺島進はイノシシをひいた交通事故を見逃し、村人の傷のためにはカサブタになれなんて言っちゃう融通の利く駐在さん。
皆さんサラッとクセのある役を完璧に演じていてお見事!
そんな中、1番の驚きは渡辺大知だ。幼女レイプ犯だなんて意外なキャスティング。彼はこんな役もできるのか!
そして、綺麗すぎる鶴田真由は神木隆之介の恋人か姉に見えたが実は母親だったことにも驚いた。
渡辺大知演ずる犯人は藤原竜也の娘の自転車に乗ってスマホでいかがわしい動画を観ていたところから、娘がなぜ無事だったのが不思議でならない。
そこがどうしても気になる。
娘はひまわりの絵や遊園地の絵を描くほど天真爛漫だからレイプは されてないと思われる。
遊園地に行くのも家族3人じゃなくて4人なんだなとしみじみ。
島という閉ざされた村での村人たちの結束は半端ない。
舞台が島だったのが良かったな。
次々とえー!えー!っていう展開になり、なかなか楽しめた。
あまり盛り上がらないサスペンス
高校生が数人出来てましたが飽きてました
長い割には盛り上がりませんねー
(島では一番の)高級車を乗り回す何も発見できずに口だけの憎まれ役を長瀬さんが熱演
原作ではもっとサスペンス的な思いがあったのでしょうね
あの部屋シーンだけでは足りなさ過ぎます
色んな意味でとにかく悲しかった
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華
とても好きな俳優さんが揃ってたので観てみました
本当に守るべきモノ
本当に信じるべきヒト
少しの掛け違いや、ちょっとした判断が
取り返しのつかない事になっていくという、ありがちなストーリーだけど、
そこに、島民の団結力だったり、各々の置かれた状況だったりがあって、見応えはありました。
結末は見方によって随分感想は変わるんじゃないかなぁと思います。
私は、最初から最後までずっと
『ジメジメした空気』を感じました。
うまく説明できませんが、そんな空気がずっとまとわり付いてました。
原作を読んでみたくなったので、時間のある時にでもマンガ読んでみようと思います。
緊張感は一級
高齢化が進む島で名産物を産み出し英雄扱いを受ける圭太だったが、突如島に現れた元受刑者を殺害してしまい…。
同名漫画原作映画。何が起きるか分からない緊張感と閉塞感溢れる村社会の歪みを感じれる中盤までは良かったが、終盤は展開が長くやや蛇足に感じてしまいました。
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