ノイズのレビュー・感想・評価
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色んなものが削がれて・・・
素晴らしい俳優、個人的に悉く好きな人ばかりだったし、作品の質も優れていたので、低評価にはしたくないのですが、内容があまりにも嫌~な感じで、気持ちが引いたというか萎えたというか、はっきり言ってしまうと時間の無駄だったという禁句さえ発しまいそうな作品でした。
小さな事柄をおおきなものに仕立て上げることは、物作りにおいて珍しいことではないですし、世の中の話題やニュースなども大げさになっていることは多々あるし、それによる益も結構ある─害もかなりあるとは思うけれど・・・
何でちょっとした不幸を、半ば差別的に、半ば不自然に、そして出演者の魅力を削ぐように、仕立て上げたのか、非常に疑問に思ってしまいました。
クオリティーはすごくいい映画だと思います。そうじゃなかったら、正直、星なんて一つも─
結構面白かった
ミステリーなんかでクローズドサークルって手法があるけど、この手の孤島でも扱えるんじゃないかな?って思えた。
ただ、あまり閉鎖的な環境を活かすせてなかったようにも感じた。
一番不快だったのは、あの刑事。
有能な空気を漂わせているけど、結局振り回されまくって、同業(神木隆之介)1人失って、犯人逮捕まで結局踊らされているだけだった。いるかー?って思った。
こういう閉鎖的な島でありがちな島民同士の友好関係と同調圧力と恋愛と嫉妬
それらを感じ取れたら、誰が一番ヤバいやつなのかはすぐに分かってしまうと思った。
一日目の夜とその時の学生時代の回想で、あー嫉妬しているだな。ってみんな感じ取ったと思う。
殺人隠しに町長も入ってきた時は、おっ!盛り上がってきた!と思ったけど、すぐに殺されたので、これは島民主要メンバーでグルになると思った通りの展開になってしまい面白みにかけてしまった。
でも、設定とか諸々はすごく楽しめた。
キャスト
素晴らしいキャストによる、極上の演技。
ただそれだけ。
まず、これはミステリーではない。
どんでん返しもなければ意外性もない。
予告である程度予想していたものだった。
淡々と話は進み、そんなに盛り上がることもなく、え、終わり?という感じ。
意味ありげなものも大した意味もなく。
なんかこう、色々な映画の要素のいいと思われるものの表面をすくいとったもの、という内容でした。
メッセージ性もありそうでないしな…
凄くもったいなく感じる作品でした。
演技は良いよ、演技は。
もったいない
中途半端な設定で、半ばほどで結末がみえてくるというなかなか残念な作品
どうせなら島民全員でヤバい感じにしてほしかった
とにかくテンポが悪い
話がなかなか入ってこない
でている俳優さんはベテランの実力者ばかりなだけに残念です
【平和な島に現れた”ノイズ”が、島に内在していた多数の”ノイズ”を表面化させていく様をミステリアスでサスペンスフルに描いた作品である。”真の底知れぬ恐ろしさを秘めたノイズ”は、何であったか・・。】
ー 島の復興を託された男、圭太(藤原竜也)が栽培する、黒イチジク畑に現れた人間の屑(渡辺大知:こういう狂気的な役もそつなくこなすなあ)。
彼は、自らの保護司を殺害し、あてもなく島を彷徨う。
屑が辿り着いたのは、圭太の黒イチジクのビニールハウス。
そして、偶発的に起きてしまった殺人。
それに関与した、親を台風で亡くした、圭太、純(松山ケンイチ)、真一郎(神木隆之介)の幼馴染の三人。
ノイズは、徐々に、不穏に、音もなく、島全体に広がって行く・・。-
◆感想
・”犯罪など起きた事がない”と、誇らしげに言う猪狩島町長(余貴美子)。
彼女は黒イチジクにより国の交付金5億円を島の復興のために当てにしている、ワンマン町長である。
- 彼女が、部下に対する接し方。完全なパワハラである。島に内在していた”ノイズ”の一つである。-
・偶発的に起きてしまった殺人の際に、”正当防衛”として自主しようと言った、夢であった島の駐在員真一郎を止めたのは誰であったか・・。
ー 状況的には、正当防衛が適用され、圭太は傷害致死で実刑が付くが、執行猶予も付き、刑務所に行くことは無かった筈と、私は判断した。それを殺人を隠蔽してしまった事で、圭太の罪は重くなる・・。-
・島民たちが、県警の畠山(永瀬正敏)と青木(伊藤歩)に反感を持っていく過程の中、圭太が死体を運ぶさまを見てしまった庄吉とその一家も隠蔽に加担していく。
ー ”ノイズ”の二つ目である。閉塞した空間に生まれがちな”ノイズ”である。-
・息子の真一郎を溺愛する、母(鶴田真由)。呵責の念で、悩んでいく真一郎。そして・・。
ー ”ノイズ”の三つ目である。無自覚に、人を追い込んで行ってしまう、哀しき”ノイズ”である。-
・危機的な瞬間に、常に圭太にアドバイスをしていたのは、誰であったか。躊躇なく町長をスコップで殴り殺したのは誰であったか・・。
ー 中学生時代に、現在の圭太の妻加奈(黒木華)を勇気づけていたのは、誰であったか・・。そして、その姿を遠目に見ていたのは、誰であったか・・。ー
<内在していた最大の”ノイズ”が明らかになるシーンのインパクトは大きい。
壁面に多数貼られていた加奈の写真の部屋で、パソコンを操作していたのは・・。
原作未読であったが、途中で”誰が圭太を、陥れたか・・”が分かってしまった作品。
それでも、ミステリアスでサスペンスフルな展開に、魅入られた作品である。>
■今作の島のモデルになった愛知県の篠島は、本当に良き所です。コロナ禍が、終息したら足を運んでみては、如何でしょうか・・。(観光課職員ではありません・・。)
良かった!良い作品、観るべき映画
本当にオーバーでもなく何が起こるのか?解らない引き込まれていく作品、期待を大きく上回る、毎月何かしら観てますが、
見応えあります、緊張感止まらない
神木くん藤原さん松山さん素晴らしい
笑えない喜劇
三人の軽い割り切りがサスペンスへ。
落とし所をつい一緒に考えてしまう。
そこであんたが‥みたいな事も楽しませる。
あの刑事に普通過ぎると言われてた藤原くん
映画的にも普通すぎないか?
出演者 皆んな有名人ばかりで島の生活感が薄いのが残念。
俳優は一流、
原作の漫画は読んでいないけど
日本映画の悪いところが結構ある
途中で同じ場面が出てくるけどその時には写っていなかったものが見えるようになっていたり見ている人が考察できないのはサスペンスでは、ダメでしょ
警察官も一人だけ昭和に出てくるのもよくわからない
話のテンポも長かったりいきなり進んだりがあってついていけない
最後のネダバラシをするから驚きもないあんなシーンは、邪魔だと思う
良いところは俳優の演技くらいかなぁ
新感覚サスペンス開幕。
原作未読です。実写版デスノートコンビ主演の映画という事で観ました。
感想
期待よりは満足度薄めでしたが、無難に楽しめました。
・物語構成
殺人事件を起こした犯人が隠蔽をするという、逆視点のミステリー作品だったので新鮮な気持ちで観れました。島の住人の田舎の結託アルアルも面白かったです。また、コメディ寄りの荒唐無稽感も『あなたの番です』の様で楽しめました。
しかし、中盤からの転・転・転という実は⁈な人物相関図が判明して聞く展開は多すぎて途中から飽きてしまいました。
ラストはデスノートファンとしてはとても興味深いラストになっていて楽しめました。
・演技
演技は実力派俳優さんばかりだったので、皆さん素晴らしかったです。特に島の住人の方々の演技は役が馴染みすぎていて、本物の住人に見えました。
・bgm
基本的にクラシック曲が流れていたので、重たい殺害現場の展開と長調のクラシックとのギャップが面白かったです。
・カメラワーク
カメラワークが主に引き、推しの長回し手法だったので、不思議な感覚に陥りました。
総評
殺人の隠蔽という新しいサスペンス作品で楽しかった。しかし、荒唐無稽な部分もありその点が気になった。
演技は超一流だったので、それだけで十分楽しめた。
弱い演出とプロモーションの失策で残念
「だ~れ~が~ノイズかな?」
うーんこれ、この映画のトレーラーNaなのだが、これを耳にしてしまったら、もはや上映開始30分で誰がノイズなのか見当がついてしまうというオチw
監督はハリウッド的なラスト衝撃のサイコサスペンスをねらったのかもしれないが、そもそも力量不足の演出で残念ながらそこまで昇華しきれてない。そこにあいまって前述の通り、鑑賞前のトレーラーで早々に「この映画は意外な人がノイズ(犯人)の映画よ」的な映画の方向性の示唆をするもんだからもうねwwアウト!残念!
ぼくはコミック原作は読んでいないし、予備知識もない。そんな人の方が多いのだから、最後までこの映画のストーリーがどこにたどり着くのかわからない演出とプロモーション的な配慮をすべきだったのに。。
そうは言うても藤原竜也×松山ケンイチ×神木隆之介という顔合わせはなかなか見応えがあるね。ホントこれだけは断言できます。脇を固める永瀬他の俳優陣もなかなか渋くて良いです。
でもあえて言うと泉圭太の嫁を演じる黒木華だけは相変わらず平たい演技でイマイチ。唯一いただけなかった。名前は華でも女優として華がないんだよなw…まぁ離島・ド田舎で農園仕事する女性と言うだけなら良く似合ってたけどw そもそも松山演じる田辺が密かに恋慕を抱くにしては少々魅力に欠けるんだよなぁ…あそこまで田辺を惹きつけ執着を生ませたのなら、そうね色気とか魅力と言うより、たとえば母性的な要素?とか足りない気がした。
もちろん見て損はない作品です。でもこの作品の本当のノイズは配給会社のプロモーションだったといういささか残念なオチでした。
ひまわりの日記
意味ありげに三度も繰り返され、「みんなでアイスクリームを食べました」の絵は提示されない。
ここに「考えてほしいポイント」の一つがあるのでしょうが、何が言いたいのかよくわかりません。
どんでん返しに至る心理描写が足りないのか的外れなのかわかりませんが、
「なぜそこまでするのか???」
と、腑に落ちないまま映画が終わります。
圭介がなぜ号泣したのかも、腑に落ちない。
いや、わからないわけではありません。
「こういうことなのだろうな」と推理はできます。
でも腑に落ちない。
説得力が圧倒的にない。
脚本が悪いのか、編集が悪いのかわかりませんが、
「つまり、紋切り型に想像して納得しろということ???」
と、モヤモヤして帰ってきました。
役者さんがみなさん素晴らしいだけに、モヤモヤモヤモヤ……。
それなりには面白い
予告編通りの感じだった。脚本のレベルは高くなく、ちょっとチープな物語だったが普通に楽しめた。
町長と柄本さんの殺し合いはかなり笑いました!
あれは、超ウケる。
ラストのビニールハウス内での2人のやり取りが超クサかった。あれ、ちょっと演技すぎて冷める。(笑)
テレビのサスペンス2時間ドラマ的に観ると良かったです。
救世主
2022年永瀬正敏さん鑑賞1作目
まぁーこれだけ役者揃えたら、画は締まるわな。
逆に言うとこれだけ揃えたらもっとええのできたんちゃうかとも思う…
そやけど、やっぱ永瀬正敏さんはサイコーでした(๑˃̵ᴗ˂̵)
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介を田舎者でキャスティングしちゃダメ
小さな島に住む幼馴染三人組が不慮の事故で人を殺してしまうが、島民たちの生活を守るため事件を隠蔽しようとする。しかし街からやって来た刑事は最初から3人の不自然さに気づくのであった…。
結局、金田一耕助シリーズの村社会の犯罪の話を逆の立場から作ったような作品。
主演が藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介でしょ…
片田舎の話にしては三人とも垢抜けすぎてんのよ。まあギリ松山ケンイチはアリか。
キャスティングがもっと地味な三人だったら話に深みが出たかもね。
まあ、集客を考えると致し方なしか…。
こんな終わり方なの!?
藤原竜也さん松山ケンイチさん神木隆之介さん、それに黒木華さん、皆さん大好きな俳優なので速攻で観に行きました。演技は皆さんとても良かったです。
物語としては特にラスト、胸にしこりが残りました。
真君、島に着任するのがひと月、いや3日ほど後だったら。前の巡査だったらどう変わっていたか。
狭い島の中の濃密な人間関係の中、現れたよそ者。
本当の悪党は誰だったのか。
本当のノイズは誰だったのか?
答えは一つでは無いように思います。
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