ノイズのレビュー・感想・評価
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可もなく不可もなく
もう少し期待してた映画だっただけに、観終えた後「ん~・・・」が。
俳優陣の豪華さと番宣の多さで「これは相当期待したい」と思ってたからかもしれないが、色々モヤモヤする映画だった。
「これっ!」という答えがちゃんと出ないで様々な事が終わってしまうので、2度見たい映画かって考えると、「ん~・・・」。
子役の子と最初に殺される俳優さんは良かった。
多分原作はちゃんとしているのだと思う。が、映画では描き切れていないのではないか?
だから見た観客が(自分)こうしてモヤついているのだと思う。
ちなみに夫と共に観に行ったが彼もやはり「ん~・・・」だった。
見る前(映画のCM)は星5だったが見た後はご覧の結果。
出来たら見た後も星5を上げたかったのだけど。。。
自分が畠山刑事に追い詰められている気がした
観ていてとても苦しい映画である。判官贔屓でどうしても立場の弱い3人の主人公に感情移入してしまうから、永瀬正敏が演じる畠山刑事が憎き敵に思える。ましてや暴力も不法侵入も脅しもなんでもありの無法刑事である。この刑事を嫌うなというのは無理だ。
3人の主人公は、胆の据わったふたり、藤原竜也の泉圭太と松山ケンイチの田辺純に対して、気の弱い神木隆之介の守屋真一郎には恐怖感の落差があり、圭太と純の間に微妙に流れている違和感があって、関係性はとてもスリリングだ。そこに畠山刑事が揺さぶりをかけてくるものだから、こちらまで脅されている気になる。
後半になると畠山刑事の推理が冴えてくる。バイオハザードのゾンビのように、レオンやクリスの前に島民が立ちはだかってくる気さえしてくる。もし畠山刑事が「相棒」の杉下右京警部のように穏やかで紳士的であったらどうだろう。暴力的な畠山刑事よりももっと怖かった気がする。廣木隆一監督も本当はそうしたかったのかもしれないが、あちらのドラマがあまりにも有名なので、同じようには出来なかったという事情があるのかもしれない。
芝居の上手な4人に加えて、柄本明と余貴美子の名人ふたりが脇を固めて物語にリアリティを与え、守るべき対象としての役割の黒木華の加奈が、圭太の恐怖心を増すと同時に、覚悟も決めさせる。事情を知らずに落ち着いている加奈と、当事者である圭太の会話は、どれも短いシーンではあるが、スリルに富んでいる。流石に舞台俳優同士の面目躍如だと感心した。
神木隆之介はこういうナイーブな役がとても合っている。ある意味で事態を収拾困難にしてしまった守屋巡査の「カサブタ」というひと言が、その後守屋巡査自身を苦しめ続けることになるのだが、その一連の演技が素晴らしい。
松山ケンイチは映画「BLUE」で演じた温厚でストイックなボクサーの主人公瓜田がこの人の真骨頂だと思った。本作品の純は物語の中で唯一複雑な役だが、心に闇を隠しているような演技が秀逸だった。
観ていて苦しいのは、本作品が人間の欲や恐怖や愛情や怨嗟をストレートに表現しているからだと思う。まるで自分が畠山刑事の鋭い視線にさらされているかのように感じるのだ。その意味でも畠山刑事の人物造形は成功しているし、永瀬正敏の演技は実に見事だった。
町長のキャラクターがノイズ
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介それぞれが、迫真に迫った演技で人間の闇へと誘ってくれる。と言いたいところだが、第二の殺人を誘発するシーンで興醒めしてしまった。田舎の町長をカリカチュアするのはいいとしても、このテイストで行くなら『ファーゴ』みたいなブラックコメディにしないとおさまりが悪い。
コントのような演出をしておきながら、殺人を隠蔽しようとする3人はシリアスな演技を続ける。リアリティラインを下げた2時間ドラマを劇場で見たいとは思わない。
閉鎖的な島民の描き方も、ステレオタイプそのものだし、それに食ってかかる刑事も言わずもがな。これらは演出側の問題で、俳優陣の演技は申し分ないことは言っておきたい。
何か腑に落ちないオープニング
事件が起こってからの登場人物たちの行動に理解できる点はあるのだが、どうしてこの島に保護司が彼を連れて来たのか?っていう根本の疑問が頭の中に湧いてきました。
一般的に考えて訪問先に連絡せず、彼を連れてきた感がどうしても拭えなかったです。
彼が来ることを知っての彼らの行動だとしたら、何か辻褄が合わないように思えてならなかったです。
その点が最後まで払拭できず終わりました。
また胡散臭い国の役人やキレる町長などを出すならもっと振り切った感じにした方が良かった気がします。
よくもこれだけの名立たる役者をそろえて駄作を作ったものだ。 ①そも...
よくもこれだけの名立たる役者をそろえて駄作を作ったものだ。
①そもそも女児強姦殺人をしたサイコパスを、事前相談もせず農家に紹介すること自体あり得ない。
②保護観察人への殺害動機が不明。
③保護観察人が殺害され、県警捜査隊が大挙島に乗り込み昼夜大捜査中なのに、町長の遺体を島から運び出すことは不可能。
④勘の鋭い刑事の筈なのに、イノシシ解体小屋の床に付いた洗浄したとは言え、町長の血のりの痕跡に気づかないのは不自然。
ノイズ渦巻く人間模様に気を付けよ…
再びベストセラーコミックを基に、藤原竜也と松山ケンイチが『デスノート』以来の共演。これだけで見たい!…と思った。
さらに藤原と『るろうに剣心』で共演している神木隆之介も参戦。
話も面白そう。人間の暗部があぶり出されるかのようなヒューマン・サスペンス/ミステリー。
見応えたっぷりの今年最初の邦画の期待作!…であった。
率直な感想。
つまらなくはなかった。それなりに見応えはあった。
しかし、期待したほどでは…。これについては追々と。
あたかも正常音と雑音/不協和音入り交じるような、良かった点もあれば難点も多々の何とも言えぬこの感じ。
正常音(良かった点)。
設定や話はいい。原作コミックから脚色もされているようだが…。
本島からぽつんと取り残されたような孤島、猪狩島。のどかで事件など何一つ起きない平穏な島だが、長年過疎化に苦しめられていた。
そんな猪狩島は最近、黒イチジクの生産で全国ニュースで取り上げられるなど注目を集め、それが高く評価され、国から“地方創生推進特別交付金”として5億円の支給が内定し、島民は島の発展と明るい希望に沸きに沸き上がっていた。
その黒イチジク生産を始めたのは、島で生まれ育った青年、圭太。幼馴染みで手伝ってくれる猟師の純、圭太の妻・加奈と幼い娘・恵里奈。
圭太と純と加奈は早くに親を亡くし、この島と島民たちに育てられた。
島が俺たちの全て。島を守っていく。その為だったら…皮肉にも。
原作コミックでは限界集落らしいが、孤島にした事により孤立感が際立つ。また原作コミックでは圭太は妻子と離婚調停中らしいが、仲睦まじい家族。もう一つの守りたいもの。そして、そんな幸せ彼らに密かに視線を送る者…。
島只一人のベテラン駐在員が島を去る事になり、着任してきた新人駐在員の真一郎。元々島生まれで、圭太と純の弟的存在。
前任者と入れ替わり直前の勤務初日、老人の運転する車が野生のイノシシと衝突事故。届け出をしなければならず、真一郎は真面目に行おうとするが、先輩は事を穏便に済ます。
免停にでもなったら島での生活は困難。真面目もいいが、島や島民を思い、時には忖度も必要。“かさぶたになれ”。
その言葉を胸に深く受け留める真一郎。
それは正しかったのか、履き違えだったのか…?
後の彼の精神の重荷になる事に…。
人物設定や物語の入りは悪くない。
そんな3人の前に立ち塞がった人物と事件…。
島に現れた一人の男。一緒に来た中年男性を突然殺害。
島をうろついている所を、圭太と純が目撃。不審がる。
恵里奈が行方不明に。探している途中、圭太は黒イチジクのビニールハウスに例の男が居るのを見つけ、問い詰める。純と真一郎も駆け付ける。
激しく揉み合いとなり、圭太は過って突き飛ばし、男は打ち所が悪く絶命してしまう…。
人を殺してしまった…。
動揺する3人。
出頭しようとする圭太。正当防衛が認められるかもしれない。
反対する純。そんか事をしたら島もお前もお前の家族も終わり。畜生ッ!これからって時に…。
そこで真一郎が思い付く。“かさぶた”。
3人はこの死体を隠し、何事も無かった事を決める。
こんな何処の馬の骨か分からない男を探しに来る奴なんて居やしない…。
本島から二人の刑事がやって来た。
消息不明となった中年男性の行方を、娘から依頼されて。僅かな手掛かりから足跡を追い、この島に。
素性が判明する。
中年男性は受刑者保護司。
そして男は、元受刑者。幼女強/姦殺人犯。
圭太の黒イチジク農園へ就職を求めに伺いに来た矢先の事だった。
戦慄するも、知らぬ存ぜぬを決め込む3人。
イカれた殺人犯が一人死んだくらい…その考えが愚かだった。
中年男性の死体が発見され、殺人事件に。
本島から警察が続々とやって来て、未だこの島に潜んでいるであろう男の捜索が開始。
死体を隠し持っている3人は…。
島の平穏が崩れ始めていく…。
死んだ男の存在は、島にとって“ノイズ”。
これがきっかけとなり、島の“ノイズ”があぶり出されていく…。
3人が死体を運んでいる場を目撃した老人。
その老人からこの一件を聞き出した町長。とんでもない提案を言い出す。
真一郎が正当防衛として罪を被る。圭太には島を出てって貰う。
黒イチジク農園は私が引き継ぐ。誰がやったって同じ。黒イチジクは交付金を貰う為だけにあればいい。全ては島の為…いや、交付金の為か。
町長は部下にも威圧的なパワハラで、腹黒い。
受け入れられる筈などない3人。
そこへ突然乱入してきた老人。町長と揉み合いとなり、両者は死亡。
老人は絶命寸前、この島を守ってくれと言い遺す。
3人だけではどうしようもなくなり、島民たちにも事情を打ち明け協力して貰う。老人の息子夫婦、医師…。口裏合わせ。
皆、島を守る為…と言ったら聞こえはいいが、余所者は敵という仲間内だけの狭い連帯感。
傍目は平和で人も良さそうだが、その実は、黒い人間模様。
これらもある意味、“ノイズ”。
刑事・畠山が皮肉的に言い放った「滅びゆく町」に、哀れかな同調してしまった。
藤原×松ケン×神木のケミストリーはさすが見応えあり!
藤原は堂々としたリーダー格。
松ケンは人の良さそうな性格の中に、複雑な内面。
神木は今にも心折れそうな若輩者。
各々の役柄がイメージにもぴったり。
他キャストでは、
黒木華は田舎の若妻がハマり過ぎ、何の違和感も無くナチュラルに溶け込み過ぎってくらい。
パワハラ腹黒町長の余貴美子の嫌悪、事の発端である殺人犯の渡辺大知のキチ○イっぷりはインパクトあり。
それから序盤のみだが、珍しく眼鏡を掛け穏やかな性格のベテラン駐在員の寺島進も良かった事を追記しておきたい。
…と、まあ、良かったと素直に言えるのはこれくらいかな。
題材/設定、キャストの演技、物語は中盤くらいまで。
後は…
雑音/不協和音(イマイチな点)。
多くの方が言っておられるように、難点やツッコミ所が目立つ。
まず思ったのは、冒頭。殺人犯が保護司を殺害するが、保護司もちと無用心じゃないかい…?
畑のド真ん中に保護司の死体と車を放置。丸一日誰も気付かないの…?
本題の3人による殺しと隠し。余りにも浅はかな後処理。…まあ、彼らの愚かさを表しているのであれば。
町長の死体の偽装も安直。
永瀬正敏演じる刑事・畠山。早々と3人に目を付け、追い詰めていく“名刑事”のようだが、実際捜査らしい捜査してないような…? 俺は初めから分かってる…みたいな。時代錯誤な典型例な昭和刑事ムードがちとこっ恥ずかしい。
話も中盤くらいまでは悪くなかった。
開幕から不穏なサスペンス雰囲気。
3人の動向、あぶり出される黒い人間模様のコミュニティー、ボロや粗が手始め、運命の歯車が狂っていく…。
自分が犯した事に耐えきれなくなった真一郎は、あるビデオ映像を遺し、自ら命を絶つ…。
そこまで見応えあり、話的にもそうブレていなかったと思う。
だけど、それからが…。
終盤、もう一つの“ノイズ”。思わぬ人物が…。
子供時代のエピソードでそれとなく“仄かな想い”は挿入されてはいたが、何と言うか、あれほどTVの番宣などで“絶対ネタバレNG!”なんて大々的に言ってた割には、そういうオチかと…。“新感覚サスペンス”には失笑。
期待外れ…とまでは言わないが、期待していたものと違った。
ちょいと辛辣に言ってしまうと、どんな作品だった? どんなオチだった? ズバリ感想は?…と聞かれても返答に困る。
一応の終結だが、釈然ともしなかった。
観たのは数日前。仕事とか忙しくて、ようやくレビュー書き終えたけど…
何だかもう、作品自体うろ覚え…。
私の頭の中こそが“ノイズ交わり”だった。
どこかで歯車が狂ってしまい、多くの人を巻き込んでとんでもないことになってしまった作品
面白くなりそうな設定(原作あるんだ)を活かすことができなかった脚本と演出、ノイズとしか思えない音楽、風光明媚な島の風景を美しく撮れない撮影と意味なく後ろからついていくカメラワーク。
どこかで歯車が狂ってしまい多くの人たちを巻き込んで、とんでもないことになってしまうストーリーを地で行ってしまったような作品。
タイトルが出るまではテンポも良く、登場人物も次々と紹介され、コーエン兄弟の「ファーゴ」のような、事件に振り回されて愚かな行動に走ってしまう人たちの滑稽さ、を描く悲しい喜劇を期待してしまったが、期待した方とは違った方へ向かっていた。多分、ベテランのキャスト陣もそのつもりで大真面目に演じていたんじゃないかな。
この話で感動させようとしてたのかなぁ。
期待していただけに残念。
神木くんの主演喰い
後味の悪いお話と、納得のいかない脚本。
原作漫画未読で拝見したのだが、県警の刑事・畠山(永瀬正敏)が島の若者たちを追い詰めていく動機が弱い。
例えば最初の殺人犯・小御坂と因縁があって「手口が違う」とかが理由としてあれば、全く印象は変わるのだが。
また、真犯人の設定が後出しすぎて、典型的な「実はこうだったのだ」なご都合脚本。
それでも最後まで観られたのは、三人の若者…特にダブル主演の二人を食った、センシティブキャラな神木隆之介くんの演技の力と。
柄本明の存在感。
あとは、場面ごとの緩急、特に違和感とシーンに馴染むリズムがコントロールされた音楽のおかげかな。
3人の共演は良き❗️
藤原竜也さん 松山ケンイチさん
そして神木隆之介くん
この3人が共演すると聞いた時に
絶対に観たい❗️と思った作品
この3人の共演は良きです👏👏
デスノート以来の藤原くん松ケンの共演で話題にもなり
早く観たくて待っていました。
神木くんも結末は残念だったけど…
いいボジションで良き~👏👏
他にも町長の余貴美子さんの演技にはクスリと笑わされ…柄本明さんとの絡みも予想外でした。
予告で見ていた3つの死体の謎が分かり
意図も簡単に殺人が行われていた事にも意外でした。
そしてラストも『そうきたのかぁーー』という結末でした。
幼なじみの話としては、ありがちな結末なのかもしれなくて、注目していた凶悪犯の殺人隠しにばかり目がいってしまったけど…
男の嫉妬は恐ろしいなぁ~という気持ちになったわ💦
良くある展開
過疎化が進む地方小島の環境下、村人の関係性と閉鎖社会への外部刺激が発端と成る展開は良くある展開。
過去作にも同じ様な内容が有ったと記憶しており、本作のみの展開は皆無で有ったと思う。
それぞれの俳優陣は見事な演技で有ったと評価するも、展開の面白さ、新鮮が無かった。
もっと奇想天外な内容かと期待したが期待外れで残念でした。
人によりけり
さまざまな捉え方ができる映画。内容自体を理解するのにはそこまで苦労しないだろうが、深読みをしようとすればどこまでもできる作品。ノイズはケイタを売ったジュンとも取れるが、事件のきっかけとなった元受刑者•ケイタ、隠蔽しようと言い出したシン、いちじくを産業として何が何でも売り出そうとした町長、ケイタに無言の圧力をかけてしまった町の人、ジュンの嫉妬のきっかけとなったカナ、全ての人を見る側によってはノイズということができる。人のそれぞれで価値観は変わるということを伝えたかったのでは?と考えた。演技に関しては流石演技派の俳優陣という感じ。特に余貴美子はレベチ。またBGMがどの場面でものどかだったので、シーンによってはとても奇妙、不気味に感じた。
なんなんだよ!おまえらは!!
コミュニティの気持ち悪さを描きながら展開するサスペンス(途中はコメディか??と思ったがw)として普通に面白かった。漫画原作があるのは知らなかったが、「んん??」と思っていたシーンも漫画的に考えればナルホドって感じでした。
バーターのない(あるかもですが)、必要な所に必要なキャスティングをしているので、妙な違和感もなく「島の生活を視る」事に入り込めました。
イマドキの男性を演じる事の多い渡辺大知さんも、これまでの役柄も相まって正直嫌いでしたが、今回のを観て実感。上手いんですねー、彼。おみそれしました。何人か怪演寄りが居ましたが、ピカイチでございました。
無駄のないストーリーでスッキリしました
静岡の孤島で農園を営む泉圭太は幼馴染の猟師と新米警官が元殺人者を故意に殺してしまった。この事件を隠すために島民を巻き込んでいくサスペンス映画。
印象に残ったのは、横田のおじいさんと町長とのバトルシーンは不謹慎ながら思わず笑ってしまいました。スタンガンと鉈の組み合わせで戦うシーンは見たことがなかったので、監督の発想がとても面白かったです。
また、イチジクを使った撮影もよく考えたらすごいと思った。イチジクの収穫に合わせて豪華キャストをそろえて撮影するのは大変だと思います。収穫シーンは別撮りという可能性もあると思いますが、ロケーションに心血を注いでいるようで、さざ波の音や引きの画で島の環境を魅力的に映していました。
120分間緊張しっぱなしで登場人物全員あやしく思えてエンドロールを見るまでソワソワしてしまいました。この映画を観終わった後、原作はどうなっているのか気になってきました。
さあ、島を乱すノイズを排除しましょう。
結末は、それなりのフラグがあったので読めていた。だけど、あれも死体遺棄幇助なんだから何事もないってないでしょ。日本の警察はそこまで間抜けじゃないよ。どうもすっきりしないなあ。
あんな小さな島じゃ、町として行政が成り立たないとか、イノシシはとっくに駆逐されつくしてるだろとか、幼馴染が駐在赴任してこないだろとか、言いたいことは数あるが、そこはどうでよくなった。三人のいい役者を使っておきながら、出オチ感がはなはだしくて残念。
原作は読まずに、先入観なしで見ました 中盤まではテンポもよく、引き...
原作は読まずに、先入観なしで見ました
中盤まではテンポもよく、引き込まれました
後半、つっこみどころ多くて、
皆さん、言われてるように、
島の未来はどうなったのか、
気になるラストでした
豪華なキャスト陣は、さすがでした
殺人が明るみに出るハラハラと、その影で仕組まれている罠を楽しむ新感覚の作品
テレビでも取り上げられていたし、劇場予告でも興味を引かれていたので公開初日に鑑賞。
キャストの演技力に舌を巻いた。多くの映画で鑑賞してきている俳優陣だが、毎度疲れる。表現力が高すぎて、強烈な感情移入をしてしまうからだ。特に藤原竜也さんが叫んでいる時は自然と拳に力が入ってしまい、帰る頃には肩こりが。俳優陣の演技としては素晴らしい映画だと感じた。
本作は予告の通り、幼馴染の3人が島に来た犯罪者を殺害してしまって物語が動き出す。
鑑賞者は殺人シーンを目撃しているので、犯人をもちろん知っている。それが警察官に「バレるかバレないか」の焦燥感を楽しむ作品。警察官が序盤からいいところを突いているのが、スピード感があって良かった。これが1つ目の楽しみ。
そして、とある島の住人が暗躍し、罠を仕掛けていた。これは公式にも書かれている情報なので書いても問題ないはず。誰が罠を仕掛けているのか、その罠とはなんなのか。これを見破るのが2つ目の楽しみだろう。
そんな凝った作品ではあるものの、高評価をつけられなかった理由として、2つ目の楽しみである「罠」が分かりやすかったことが挙げられる。これは多くの人が気づいてしまったと思う。大オチの部分が透けてしまっているのは、少し残念に感じてしまった。
とはいえ、作品そのものとしては藤原竜也さんの演技は迫力があるし、作品の中で心を締め付けられるような悲しいシーンもある。見どころが多いのは事実なのでその点をオススメしたい。
PS 藤原さんがとあるシーンでスライディング土下座をするのだが、声が出そうになるほど面白かった。
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