「カサブタ剥がしたくなるけど剥がしちゃダメダメ」ノイズ momoさんの映画レビュー(感想・評価)
カサブタ剥がしたくなるけど剥がしちゃダメダメ
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介の3人だけでもなんて素晴らしいキャストなの!
と思うのに、黒木華、永瀬正敏、柄本明、余貴美子、寺島進まで揃えてきた。
芸達者たちのお得意芸がいーっぱい観られます。
あー!それっぽい、その演技得意でしょ。ピッタリ!ピッタリ!
藤原竜也は黒いちじくで村を興せる村の救世主。熱い泣きの演技は見どころだ。
松山ケンイチはワイルドな漁師。
神木隆之介は弟的な嘘のつけない警官。
黒木華ほど素朴な農作業姿が似合う女優はいない。
永瀬正敏はセリフが少なく無口で鋭く執拗なやな刑事。
柄本明はちょっとボケて来てるようで実は鋭い老人。
余貴美子は私欲にまみれたパワハラ市長。
寺島進はイノシシをひいた交通事故を見逃し、村人の傷のためにはカサブタになれなんて言っちゃう融通の利く駐在さん。
皆さんサラッとクセのある役を完璧に演じていてお見事!
そんな中、1番の驚きは渡辺大知だ。幼女レイプ犯だなんて意外なキャスティング。彼はこんな役もできるのか!
そして、綺麗すぎる鶴田真由は神木隆之介の恋人か姉に見えたが実は母親だったことにも驚いた。
渡辺大知演ずる犯人は藤原竜也の娘の自転車に乗ってスマホでいかがわしい動画を観ていたところから、娘がなぜ無事だったのが不思議でならない。
そこがどうしても気になる。
娘はひまわりの絵や遊園地の絵を描くほど天真爛漫だからレイプは されてないと思われる。
遊園地に行くのも家族3人じゃなくて4人なんだなとしみじみ。
島という閉ざされた村での村人たちの結束は半端ない。
舞台が島だったのが良かったな。
次々とえー!えー!っていう展開になり、なかなか楽しめた。