「旧日本陸軍をフランスの製作陣が描く」ONODA 一万夜を越えて いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
旧日本陸軍をフランスの製作陣が描く
どういう流れで製作されたのかはわからないまま、題材がとても興味深かったことと、その題材をフランスの製作陣が描いたということで興味が倍増し鑑賞。
良いかどうかはよく判断つかないが、今まで日本で製作された大戦ものとはずいぶん雰囲気が違い、ある意味でとても観やすく感じた。まったりと言うと聞こえが悪いが、良い意味で淡々と進んでいくこの安定しているが独特な創りは、長尺174分でも決して長くは感じない。このあたりの創り込みがフランス映画人のお家芸なのか。
観終えて特別印象に残ったシーンがあるわけでもないのだが、全体を通してやはり心に残るものがある。
当然映画作品としても良かったが、他の歴史と混同していた部分がすっきりと整理ついたのも個人的にはプラスになった。
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