「特に若い人に観てほしい」ONODA 一万夜を越えて sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
特に若い人に観てほしい
太平洋戦争末期、フィリピンのルパング島に小野田少尉が派遣され、劣勢の日本軍に徹底抗戦を伝える。彼は陸軍中野学校で「君たちに死ぬ権利はない。 何があっても必ず生き延びろ」と訓練されていた。しかし過酷な状況下で次々死者行方不明者がでて、小野田を含め四人だけとなる。
純粋な日本映画と思いきや、フランス・ドイツ・ベルギー・イタリアとの合作。横井さんや小野田さんのようなケースは、海外では自分たち以上に信じられない出来事ではないかと思います。幼い頃、1972年横井さん、1974年小野田さん発見のニュースを見て驚き、こんな人があちこちにまだいるのかと思いました。今の日本の若い人だと、二人のことを知らない人も多くなってきたと思います。
途中帰国できそうなことがあったものの、疑ってそれが叶わなかったことが残念でならないです。また発見した鈴木さんの行動力に感嘆。今どうしてるのかと思ったら、最後の夢のためにヒマヤラで遭難死していたとは。
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