劇場公開日 2021年11月12日

梅切らぬバカのレビュー・感想・評価

全88件中、41~60件目を表示

4.0心に残りました。

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

福地さんや加賀まり子さんなど俳優さんたちの演技に引き込まれました。自閉症というワードはよく聞きますが詳しくは知らなかったので、少しですが理解でき良かったとおもいました。いい映画でした。

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酒飲む野郎

4.5ディティールがあり、友達のいない小学生、ポニー、乗馬場等、地域の要...

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

ディティールがあり、友達のいない小学生、ポニー、乗馬場等、地域の要素がいろいろ入っていて、うまくできている。リアリティもある。グループホームで仲間に責められてしまうこの特性とか。廃品回収の音声の組み合わせ。実はあるあるだし。加賀まりこの占い師はサイコーだった。

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えみり

3.0自閉症を持つ老母の話

2021年12月19日
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まず、加賀さん素晴らしい。塚地さんお上手です。
その他の障害者役の皆さんちょっと残念です。内容は障害者の家庭ではいつか訪れる可能性の高い話。一般家庭では理解できないかもしれませんね。ただ障害者の家庭が持つ事情など理解頂く上では良いストーリーではないでしょうか。

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yakitori

思いを込めてそぎ落とされている

2021年12月17日
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鑑賞方法:映画館

ご都合主義にならないように、過度にドラマチックにならないように、抑制をきかせたストーリー展開で、しみじみいい映画だった。書いたものや、ひょっとしたら撮ったものを、たくさんそぎ落としてこの形になっているんだろうなと想像できて、その丁寧な作り込みに感動する。なんでもない映画も好きだけど、どうしても伝えたいことがある映画もやっぱりいい。

みんなで晩ご飯を食べるシーンすごくよかった。そこを山の頂にするために、廃品回収車のアナウンスが聞こえるあのシーンは、泣かない演出になったんだろうな。NHKの番組で、加賀さんが涙を流したテイクはNGになったと紹介されていた。

その番組で加賀まりこさんがこの映画の宣伝をしていらして「(自閉症を患う人に)手を差し伸べなくてもいいから、微笑んで」と涙を浮かべながらおっしゃっていた。

障害を抱えた人が、周囲の無理解のために、単なる障害の影響以上に生きづらくなっているということ。私たちが知るべきたくさんのことの一つだなと思う。

火曜日にこの映画を観に行って、雨が降って寒い日だったけど、映画が終わって建物を出たら、完全にではないけどほぼ降りやんで、空も格段に明るくなっていて、何か特別な体験をしたような気持ちになった。映画館で観られてよかった。

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デブリ

2.0違和感なく楽しめた

2021年12月15日
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鑑賞方法:映画館

老いた母と自閉症の息子の私生活を描いた人間ドラマ。周囲にも同じような障がい者がいるので違和感なく楽しむ事が出来たが映画としては全体的に中身が薄い印象を受けた。もっと心に残るようなエピソードが欲しかった。
2021-199

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隣組

3.5主演二人の素晴らしさ

2021年12月12日
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鑑賞方法:映画館

正直、設定と物語にいまいち現実味がないかな~、という点が残念でした。職場への通り道にあんなに都合よく乗馬場があるものだろうか、とか、貧しい生活を強調したいのであろうが、一方では緑に囲まれたセンスのいいお庭のある都内の昭和の古民家(ああいう家が好きな人は金出してでも住みたい超魅力的な物件に思える)に、母子二人、しかも母親は占い師、とか、障碍者施設の前で障碍者本人達の目の前で拡声器でヘイトしてる、わかりやすい悪党役の市民団体だとか。現実味のないファンタジーも入ってる正直安っぽい設定に白けた部分もありましたが、それを凌駕するのはやはり主役親子の役者さん達の素晴らしさでしょうか。矍鑠として、凛とした、どこか少年のシルエットさえも思わせる加賀まりこさんと、自閉症を持ちつつも優しい純粋な心を持つ中年の息子をしっかり演じた塚地さん、この二人の並んだ姿はまさにお粗末なファンタジー設定をも吹っ飛ばす現実的な親子の存在感がありました。苦しみを抱えつつも、二人で人生を添い遂げよう、と親子が決意して抱き合うシーンは涙無しには見れませんでした。お二人の役者人生に幸あれ!

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安芸あおい

4.5タイトルの意味を知ると、より胸熱。

2021年12月12日
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上映時間も約80分と短め。だけど、母親の熱い愛や隣人との距離を狭めていく所。
それでいて、障がい者が暮らす「グループホーム」への理解のなさを批判し。
見た人それぞれに、お気に入りだったり記憶に残るシーン。あったんじゃないかな。

塚地さんはインタビューで。
「僕はお笑いの人間だから、障がいのことを茶化してる風に見えないだろうか」。
その心配はありません。自閉症のために、気持ちをうまくつかえられないもどかしさ。
忠さん大丈夫、わかってるよ。そう背中を撫でてあげたくなりました。

加賀さんの「肝っ玉母さん、でもちょっとだいぶん老いてる」のが、最高!。
そしてインタビューでは「忠さんを好きになってほしい」って。
好きになる=相手を理解し、自分のことも知ってもらって始まる関係なんだろうな。

今日は日曜日だったからかな。
ミニシアター8割以上お客さんがいて、時々クスリと笑う場面も(もちホロリも)。
ちょっと嬉しかったなあ。

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ゆき@おうちの中の人

4.0加賀まりこの晩年の代表作になるのではないか。知的障害の息子と彼を50歳近くまで女でひとつで育て上げた母親との波風は起きても愛しい日々。

2021年12月11日
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①答えを出しにくい問題に綺麗事な安易な終わらせ方をするのではない描き方に好感が持てる。②題名は何の事?と思っていたら、開幕早々に加賀まりこの口から説明があって成る程と。良い花や大きい実を成らせる為に余計な枝を剪定するのは当たり前であっても、人間に置き換えた場合マイノリティーであるからと言ってマジョリティーの為に切り捨てていいの、という作品の底にあるテーマと繋がっている。③50年近く障害のある息子を育ててきた苦労(それは大変だっただろう)を見せない明るさ・強さ、それでも決して片意地張っている訳ではない自然さ、は加賀まりこのからっとした存在感あってこそだと思う。④塚地は芝居していると感じる部分は所々あるものの、障害があっても周りで起こっている事、周りの人の言動に無関心な訳ではなく、その時々の状況で涌き上がる(障害のため言葉という形には出来ないけれども)感情を顔の表情だけで理解させる演技力には感心した。

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もーさん

4.0加賀まりこはすごい

2021年12月11日
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この映画を見て、やはり加賀まりこはすごい女優さんだと思った。加賀まりこの演技を見るだけで充分価値がある。

話は日常にありそうなことだったけど、昨今年齢を重ねて、いろんなことを考える年になって、こういう映画をみたいと思った。
こころを大きく揺るがす映画ではなかったが、じわじわといろいろと考えさせるいい映画でした。
なかでも、「お互い様でしょ」って言う言葉と舞台挨拶で話をしていた「手を差し伸べてくれとは言わないけど、そばで微笑んで欲しい」という言葉に感動した。
僕もそういう人間になりたい。

加賀まりこにはまだまだもっとたくさん映画に出て欲しい。

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とね

3.5解決か?先送りか?

2021年12月11日
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笑える

難しい

幸せ

加賀まりこと塚っちゃんを見るだけでも価値がある映画です。

「おたがいさまだろ?」

そんな気持ちがコミュニティに浸透すれば、生きやすい世の中になるんだろうけど、そこまで到達するにはまだまだなんだろうけど。
それでも少しずつ、お隣さんからでも共有できればいいのかな。

ただ、この親子、少しずつ幸せになっているのか?それとも、少しずつ不幸せになっているのか?そんなことを考えてしまった。
少し解決したのか?それとも先送りしたのか?

ちょっと深いかも。

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スコア105

3.5ほのぼのとした愛情を感じたが、まあまあな現実を突きつけられる。 解...

2021年12月5日
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鑑賞方法:映画館

ほのぼのとした愛情を感じたが、まあまあな現実を突きつけられる。
解決出来ない事や先の事を考えると悲観的になりがちだが、折り合いをつけながら一歩一歩日々を生活する、そんなテンポでも幸せな瞬間を味わえるんだな。

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パプリカ

3.5裏切らぬムガ

2021年12月5日
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笑える

単純

幸せ

予告を見て面白そうだったので鑑賞。
加賀まりこと塚地武雅が親子で心温まるストーリーなんて言われたら見ないわけないでしょう。

宣伝通り、心が温まる映画でした。
77分と実写邦画映画にしてはかなり珍しい短尺映画なのにも関わらず、まとめ方が上手くて十分に楽しめました。

自閉症の息子・忠さん(塚地武雅)と共に暮らし占い業を営む珠子(加賀まりこ)は、自分がいなくなった時のことを考え忠さんを知的障害者が共同生活を送るグループホームに入居させることにした。

加賀まりこも塚地武雅も最高。
少しおっちょこちょいだけど優しくて人を惹きつける珠子が超ハマり役。加賀まりこは若々しさがまだどこか残っているような気がする。
塚地武雅は本当に凄いな。芸人が本業だとは思えないほどの演技力。話し方とか仕草とか全くもって違和感がない。そんな2人の噛み合いも面白くて、やっぱり癒された。

短い尺が幸をそうしたのか、とても見やすかった。
構成だとか演出だとかテンポだとかが意識されていて、77分間集中が途切れることなく見れた。登場人物の個性と成長が丁寧に描かれていて、雑さが見られないのがシンプルに凄いなと感じた。

颯太くんが感じることがグッとくる。
子供がわかっていることを大人はわかっていない、わかろうとしない。自分勝手に自分の正しさを押し付け、自分が良ければそれでいい。グループホームで珠子さんが言ったことを何も聞いてなかったのか?と思う発言をした馬小屋の女性には驚いた。でも、世の中の大人ってこんな人ばかり。ひとつがダメなら全てダメですか?

ただ、映画としては欠陥あり。
尺の短さはいいとして、わざわざ映画館で見るような作品ではないなと。何も起こらずボリュームも無いし、テレビドラマでしか無かった。それで終わり?ってとこで終わるし、なんだか不完全燃焼。いいテーマだからもっと上手くできたと思うんだけどなぁ。

とまぁ、気になるところはあったけどなかなか面白い映画でした。やっぱり、家族の映画って心温まっていいですね。珠子さんの温かさと忠さんの心優しさに大満足!

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サプライズ

3.0自立と地域共生の難しさ

2021年11月30日
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自閉症の人が自立し地域で生活していくことはとても困難で、家族や支援する人や近隣住民の協力や支えが必要だ。しかも母と同居し、50歳になろうとしている人の自立支援は深刻とも言える。
でも、加賀まりこ演じる母と、塚地武雅演じる忠さんの関係性と2人の演技がそれをほのぼのとした人間ドラマに変えてしまった。特に塚地武雅の演技は堂々としたもの。山下清を演じたこともあるので安心して観ていられた。俳優としての凄みが増してきてるな。
話の方は正直、大した事件は起きないし、根本的なものは何も解決していないし、大きな感動が待ち受けているわけではない。意外とリアルな話だなと感じた。
グループホームの近隣住民が反対する理由もわからないではないし、そこを反対されてしまうと地域で暮らすことができないというホーム側・利用者側の意見もわかる。これは発達障害だけでの問題ではない。障害者が地域で暮らすこと、そして障害者が大人になって自立していくことの難しさが表現されていた。ほのぼのとした雰囲気の映画だがテーマは深い。
ただ、何も変わっていないわけではない。2人の行動や発言が確実に周りを変えていったことがわかる。いや、映画だからそうなったとも言える。でも実際、そんな地域もあるんじゃないかという気がしてきた。少なくとも映画を観た人は近所にグループホームができても反対しないんじゃないか。反対しないでほしい。

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kenshuchu

4.0問題が解決しないところはあるが

2021年11月30日
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路地の突き当たりの新居に越してきた家族の目線でほぼ描かれている。塚地氏やグループホームの方々の言動にそうそうあるよね、と思った。
反対運動は、利用者が出ていくことでしか収まらなかったことは、残念だがそんなこともあるだろう。高い壁を作ることや光が漏れないよう窓を小さくすることを要求されたりすることはある。時間が解決することもあるだろう。それが現実だ。

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亮

4.0面白くて、あったかくて、ちょっと切ない

2021年11月29日
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自閉症の息子”忠さん”(塚地武雅)と暮らす珠子さん(加賀まりこ)。息子はもう50歳。このままではいずれ親子共倒れ。ついに忠さんをグループホーム「さくら」(さくら園だったかも)に入居させる決意をするが・・・

”桜切るバカ”・・・「さくら」に闇雲に反対して退去を迫る人たち。でも、社会的な意義より自分の安心を優先したい気持ち、分からなくはないです。

”梅切らぬバカ”・・・忠さんの為にも、早く社会に慣れさせるべき。忠さんが大好きな梅の木も、枝が隣家にはみ出ているんだから、枝は切るべき。
でも、理屈では分かっていても、気持ちがなかなか付いて行かない事ってあるのよねえ。
ゆっくり、時間がかかってもいいから、少しずつ解決していきましょう。

加賀まりこさんは、歳を重ねてもとっても素敵。元祖小悪魔と呼ばれたらしいですから。(若い頃の出演作は観てません)
塚地さんはじめグループホームの人達も良い味出してました。
隣家の主人(渡辺いっけい)もなんだかんだ言って悪い人じゃないです。
あったかい気持ちになれます。

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ゆり。

4.0障害者を取り巻く環境をリアルに扱った作品

2021年11月28日
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自分は障害者の通う生活介護事業所で働いていて、家族からはグループホームの建設をずっと要望され続けていますが、人手不足で建設の目処が立たない現状を抱えています。
この映画がそういった内容だとは全く知らずに観てそういう題材なのかと驚きました。
ドキュメンタリーでは割と地域に歓迎されている事が多いのですが、そうでないと映画として成り立たないという事はあるのでしょう。グループホームを描いたフィクション映画としては「くちづけ」がありますが、あれは障害者に関わっている人全員を絶望に突き落とすクソ映画なので観ないほうがいいです。
この作品で描かれるグループホームと近所の関係や隣人との関係はリアルで、あそこまで露骨に反対運動までいくことはレアケースとは思いますが概ねああいう説明会のような事は日常茶飯事ですし、市役所もグループホームが運営できなかったら行き場のない人が出てきて困る割には法人任せという所もリアルでした。
この映画の惜しい所は「えっ、ここで終わるの?」というところでしょうか。この数年後に確実に起こるであろう事になんの解決も指針もなく終わってしまったのが残念てした。結局グループホームは親亡き後でも子供が生きていけるという安心の為にあるものなので・・・。

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ガゾーサ

5.0答えがないのが人生だ!

2021年11月27日
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笑える

知的

幸せ

人生の答えはない 自分でもゴールはわからない
だから、こういう終わり方も自然だと思えた。

和島香太郎監督が考えた終わり方

それでいいと思う
答えは人それぞれ

素晴らしい作品
素晴らしいキャスト、スタッフ

次回作も期待してます!

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まさ

3.5単純な話しなんだけど

2021年11月27日
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単純

幸せ

単純な話なのだけど、
ちゅうさん、梅、馬、いろいろかかって、ちょっと深い話になってる。

それらに関係なく、子どもの優しさと正直さにちょっと涙。
時々笑い。

ただ、評価が高いですがあんまりハードルあげない方が良いかも。そのまま終わるというか、何も起きないというか、優しい気持ちにはなります。

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だるまん

0.5映画館で見る価値なし、公民館で十分。

2021年11月27日
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酷い映画。昭和の教育番組ぐらいつまらない。道徳映画にもなっていない。小学3年生でもつまらないと思えるぐらい幼稚。なんの問題も解決されず、ただ母親のエゴで子供を置いて置きたいだけ?自閉症の子供をただペットのようにそばに置いて楽しく生きて行きましょうがテーマなのか?老いて先に死ぬ問題はどこに行ったのか?
なぜキャストはこのような幼稚な映画に出演するのか?仕事がないからなのか?そこそこのキャストなんだから仕事選ばないと。子供とチュウサンが馬を出す話も全く伏線がないから伝わらないしここはもっと突っ込んで話を進めないと。ここで尺使わないとは馬鹿げている。牧場の女主人が真っ白いおろしたての軍手で作業してるなんてディテールこだわらない無能なスタッフ、監督だと思う。恥ずかしくないのだろうか?
ハッキリ言います。この映画を面白い、素晴らしいと言ってる人は信用しては駄目だと断言します。

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ゆう

4.0良質のドキュメンタリー

2021年11月23日
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鑑賞方法:映画館

加賀まりこさん主演の新人監督作品。
当初上映館はもっと少なかったようですが、宣伝の甲斐あって増えたと加賀さんがテレビで話されてました。
ロングランになりそうだし、海外で評価されそうな佳作だと思いました。

自閉症スペクトラムについてあまり詳しくないけれど、特質?としての感覚過敏とか几帳面さは共感できました。

怖いのはわからないから、
正義の反対はまた別の正義、
地域住民とグループホームのやり取りからそんな言葉が浮かびました。

自分の子供、家、日常、動物
大切なのはみんな同じで守りたいからこそ声をあげる。
傷つけたくてわざとやっている訳ではないのに、ままならない現実があります。

それをそのまま誠実に映しているのでともすれば悲壮感漂いそうなのに、
そうならないのは加賀まりこさんの達観した明るさと塚地武雅さんのどこか憎めないキャラクターの成せる技。
あと音楽も軽やかで効果的でした。

77分と短く、他の方のレビューでもあったようにこれで終わり?と物足りない印象もあるかもしれません。

私は監督からの投げかけと受け止めました。この後のことを考えて想像したり、話し合ったりしてみて下さいと。
わかりやすい結末よりも余韻のあるエンディングでした☆

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marin33