「☆☆☆★★ 簡単に。 若い頃に難民として日本へやって来たオザンとラ...」東京クルド 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★ 簡単に。 若い頃に難民として日本へやって来たオザンとラ...
☆☆☆★★
簡単に。
若い頃に難民として日本へやって来たオザンとラマザン。
映画は基本、この2人の難民として日本で生きて行く苦悩の姿を通して進んで行きます。
仲良しの2人であるのに、ラザンは終始やる気や覇気が感じられない。
それに対してラマザンは前向きだ。どんなに無駄な努力だと分かっていても、将来の為に…と、少しずつ前を向いている。
始まりはトルコ国籍を持ちつつも、少数民族のクルド人として生きて行く為に多くの問題点を浮き彫りにする内容なのか?と思っていたが、次第に映画全体が迷宮へと迷い込んで行ってしまっている様に感じる。
日本の入管の問題を炙り出そうとすると、どうしても肝心なクルド問題が薄味になってしまう。
最終的に着地点を見出せずに終わってしまった感がどうしても拭えない中途半端気味な内容だったのが残念でした。
それにしても、、、
「◯ったらいいのに、◯ったら!」
「他の◯に行ってよ、他の◯に」…って💦
スゲ〜な日本の入管のやる気のなさすぎ度は
2021年10月9日 キネマ旬報シアター/スクリーン3
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