聖地Xのレビュー・感想・評価
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豪華俳優陣の無駄遣い
夫のだらしない性格が嫌になった要は兄・輝夫が暮らす韓国を訪れ、しばらく兄と一緒に居ることになった。そので、起きる奇妙な出来事に対応する話。
これ全く怖さがなくホラーじゃない、と思った。
脚本も演出も冴えなくて、岡田将生、川口春奈、緒方直人など豪華俳優陣の無駄遣いに感じた。
わざわざ韓国まで日本人を連れて行って撮影しないといけない理由も感じず、何を意図して作ったのかさっぱりわからなかった。
唯一、第3のシゲルを出した韓国女優がスタイル良くてそこそこ綺麗だっただけ。
ラストも含め、何だったのか、作った人たちに聞きたくなる訳の分からない作品に感じた。
なんか拍子抜け
タイトルの重々しさとオール韓国ロケという事からシリアスなサスペンススリラーを想像していたが、「これはコメディ映画?」と迷ってしまうような作品だった。
やたらとドタバタシーンが目立つ。とにかく追いかけっこが多いので、緊迫感の演出のためにそうしているんだろうと思おうとしてみたが、やっぱりそうは見えない。
かと言って、コメディとしては振り切りが足りない。
そもそも、設定を韓国にした必然性が全く見えない。と言うか、スタッフもキャストも日本人中心なんだし内容的にも全ての設定を日本国内に置き換えても成立してしまうのだから、わざわざ全編韓国で撮影したのは単なる製作陣の自己満(主に朝日新聞?)としか思えない。
まあ、川口春奈のかわいさ以外は見るべきところは無かったかな
最後まで楽しく鑑賞できるケッサクなコメディ
面白かった。期待のハードルが低かったのかもしれないが、予想しなかった展開に心が踊ったことが大きい。作品のジャンルは言うなればパラサイコロジカルコメディ、日本語だと超心理学喜劇とでもなるのだろうか。
岡田将生は2019年に舞台をふたつ観た。Bunkamuraシアターコクーンでの「ハムレット」と、シアタークリエでの「ブラッケン・ムーア 荒野の亡霊」である。実物は背が高くて足が長くて顔が小さくて整っていて、見栄えがとてもよろしい。あれほど容姿に恵まれた俳優はいないと思った。それが三枚目を演じるところがいい。映画「CUBE 一度入ったら、最後」でも一番かっこいい彼が一番情けない役を演じたところに好感が持てた。本作品でも強引に押しかけた妹を相手にオロオロするところがとても上手だ。
その自分勝手な妹の要(かなめ)を演じた川口春奈は、華がなくて、婀娜っぽさも女の優しさも感じさせない女優だが、そこが本作品に丁度よかったと思う。要に女としての魅力がないから、別れようとしている夫の風俗通いにも共感できるし、夫が要を好きだと言い張ることには逆に全く共感できない。つまり夫にはまったく感情移入できないのだが、本作品では観客が夫に感情移入してはいけない展開になっている。だから丁度よかったのだ。
真木よう子はテレビドラマではちょっと変わった役が多い気がするが、本作品ではごく普通のOLを演じている。当方は、変わった人を演じるよりもごく普通の人を演じるほうが難しいと思っているので、本作品での演技に感心した。こういう演技ができるほど、真木よう子の演技の幅は広がっている訳だ。
ストーリーについてはネタバレになるので書けないが、笑える場面があちこちに散りばめられている。韓国人のお手伝いさんが二人いるのだが、どちらも演技が達者である。喜劇のポイントをきちんと押さえていて、笑えるシーンでちゃんと笑わせてくれる。ホラーだと思って観ると腹が立つかもしれないが、事前情報なしで観たらケッサクなコメディで、最後まで楽しく鑑賞できた。
演出が大失敗してる
普段なるべく情報を入れないで片っ端から映画を観るようにしています。その方がサプライズをより大きく感じられるからです。
この映画に関しては韓国が舞台の日本人キャストが中心のホラーという情報のみで観ました。
なるほど、導入でいきなり死人が出て確かにホラー。ただその後の音楽が2時間サスペンスっぽく、その後主演陣の会話のやり取りを聞いていると昼ドラ、そしてのんきな渋川清彦や真木よう子が出てきた時点でコメディ、岡田将生が張り切りはじめてSFと印象がどんどん変わっていく映画でした。ただ、どのジャンルかカテゴライズしにくいのが長所になるのはあくまでコメディベースであって、シリアスな雰囲気をベースにしてこの感じだと悪ふざけにしか見えなく、かなり興醒めしてしまいました。
三谷幸喜が書きそうなシチュエーションコメディの設定だったので、彼ならこの状況をもっと大げさに、可笑しく明るく描けただろうと思いました。
真剣さの希薄。宣伝文句の嘘。
ソラリスを焼き直すなら真剣にやって欲しかった。
主役含め事に当たる動機が見えず、ゆえに見る側を巻き込めず、その時点で早々に負けが決まった感。
面白く出来る素材だろうに。
宣伝文句の嘘も頂けぬ。
入江悠、大丈夫か?
記憶に残る迷作
監督が観客に何を見せたいのか、何を感じて欲しかったのか知るよしもないが、記憶に残る迷作を見た実感はある。その場その場のシーンには引き込まれるし、ドタバタコメディはけっこう笑える。語りは上手いんだけど、物語は蛇行しながらの迷走状態。もっと言えば大スベリで終わっている。
序盤は不穏な音楽も流れて、ヤバそうな出来事が起きそうで、期待も高まる。それが、韓国の拝み屋が出てきたくらいから、コメディ色が強くなってくる。このままドタバタコメディで突っ走れば面白い作品になったのになぁ。SF色を出して理論づけしたのが失敗だと思う。
岡田将生、川口春奈、真木よう子は三者三様で個性を発揮していた。特に真木よう子がおいしいところを全部持っていった気がする。
2021年トップ級のやっちゃった映画として語り継がれていくのは間違いない。
アメリカン・パイは青春コメディ
仁川のオープン前の居酒屋を舞台に巻き起こる不可解な出来事の話。
20XX年8月、交通事故で亡くなった両親のもっていた仁川の別荘で暮らす兄輝夫のもとに、旦那に愛想を尽かした妹要がやって来て、暫く同居することになって巻き起こるストーリー。
そこにオープンを来月に控えた日本食居酒屋経営者夫婦と曰く付きのストーリーが絡んで…。
恐怖系のホラーかと思ったら、ホラーではあるけれど案外コミカルだし、ちょっと肩透かし。
何者かがある程度掴めて問題解決したい筈の9月19日の要のリアクションとかちょっとおかしいし、消えるヤツも要じゃなくてスンヨンのじゃ?
ある意味キャッチャーでわかりやすいエンタメホラーという感じかな。
嫌いでは無かったけどね。
オカルト映画
思い込みから分身が派生してしまう変わったホラー。
怖さはなく謎の現象を解明していく。
前半はまあまあ面白かったが、後半解明してからはちょっと飽きてしまった。
舞台が韓国、韓国人のキャスト混じりに、韓国特有のシリアスな映像が、韓国映画好きには加点だった。
内容とセリフが日本語なので、結局はちゃんと邦画でしたが(笑)
ちょっと観るのに困ったら悪くない映画かな。
思い込み、、、?
ホラーが苦手でも全く問題なく観ることが出来ます。
私はホラーは苦手です。
「エクストリームホラー」(絶叫系ホラー)ということなので、スルー、、だと思っていましたが、舞台挨拶付きのチケットが1900円だったので見に行きました。
演劇が原作らしく、どっちかというとコメディですね。
以下、舞台挨拶で聞いた内容を含みます。内容には触れていませんが、完全ネタバレが嫌は人は読み飛ばしてください。
この映画のテーマは「思い込み」だそうです。
つまり、映画自体も、予告や前情報で、「韓国の絶叫系ホラー映画」と思い込ませておいて、逆にコメディとかちょっと応援したくなるような温かい内容です。このプロモーションの仕方では、予告動画見てからホラー映画を期待した人は壮絶な肩透かしをくらい、ホラー映画苦手な人は見に行かないでしょう。
結果、SNSや口コミサイトではかなり厳しいかと。
でも逆じゃなくて良かった。コメディだと思って見てたらホラーだったら地獄。
私も、苦手なホラー映画を想像していたら、ちょっとぬるい?内容だったので眠気と戦うことに。
コメディ映画と思って観られればまた違った印象になるかと。
出てくる俳優さんのファンで、予告動画や予備情報が全くなければ、この映画も楽しめるかもしれません。
舞台挨拶もグタグタ過ぎて苦笑いでした。
だれかしっかりした進行役かまとめ役がいないので、質問に回答できなかったり。ちょっと残念。
川口春奈が生で見られたから良いか。
舞台挨拶で何度もSNSで温かい感想を!と言われたので、素直にプラス1評価しました。
コメディだ〜
兄の輝夫のオロオロした言動から始まるが。
この作品は全体的にコメディだ。
ちょいちょい笑ってしまう。
ホラーを期待して観に行く人にとっては、ありえないと思うのかもしれないが、普通にどんな作品なんだろう?と思い観に行った私にとっては、十分に満足な作品だった。
だって何度も笑える部分があり、面白おかしく楽しめたから。
終わり方も悪くない。
ドッペルゲンガーを生み出す聖地!
ひ ど い
見たい映画2本の丁度ど真ん中に入るし、川口春奈やし。ある程度の辛さは覚悟の上なれど。
こりは、ひどいかも。少なくとも、このキャストでシネコンに掛けられるネタじゃ無いのと、音楽のセンスの、あまりの古さには。70年代のジミー・コブハムみたいな。いや、今も、この系統使う人はいるけど。使い方が唐突過ぎるし、それ以前に流れる音楽に統一感無いし。
役者の皆さんの、次作に期待してます!
ん?ん?ん?
184本目。
あれ、10人もいない?
今週公開だよな、でも俺もチェック入れてなかったから、こんなもんなのか?
この御時世のせいか、コロナ禍に韓国ロケしたのかが気になってしまう。
謎解きが始まって、成程と思う部分と腑に落ちない部分、あと面白いと思った瞬間に次の瞬間には、何か違うと思っている自分。
なんかスッキリしないけど、一番スッキリしないのは、映画と分かっているけど、その面で川口春奈の夫役なのに、風俗とかふざけるなと思ってしまう。
雰囲気は大好きなのだが…
舞台は未観劇。
個人的には大好きな雰囲気の作品。
じわっと気持ち悪く、奇妙な雰囲気。
ストーリーとしては、SFなのだろうか。
なるほど!と思えるシーンもあるのだが、こじんまりと収まってしまっている印象。
韓国の雰囲気は作品に合っている印象だっただけに、もっとホラー、謎解き、ラブストーリー、サイコサスペンス、なんでも良いのだが攻めに行って欲しかった。
あとは、一部の役者さんが少し浮いているように感じてしまったのももったいなかった。シーンの意味や意図、やりたいことはよく伝わるだけに残念。
川口春奈さんは「この状況でよくそれだけの集中力を出せたな」と感心した。
すごくいいなと思ったのは後半の岡田将生さんのあるシーン。泥臭く、あえての素人臭さがよかった。
最近は残念イケメンな役で拝見することが多い岡田さんですが、ハッとするいい表情を見せてくれました。このシーンが見られただけでもよかったです。
90分ほどのドラマでもよかったんじゃないか、というスケールになっていたが、面白くなる要素はたくさんあると感じただけに、惜しい!と感じました。
舞台で見たらここは笑うところなんだろうなぁ、といったシーンも結構あって。
しかしながら、やっぱり雰囲気は好きです。
世にも奇妙な物語
ホラーじゃないです、世にも奇妙な物語です。そりゃ予告編もああなるわ、見せ場なさすぎて予告作るの大変だったのでは、、
中盤までの期待させといてさせといて、蓋を開けたら拍子抜け。入江監督の演出が凝ってるだけに、その後の展開に肩ガクン。なぜ話がそっち方向に進む?まさかこのシーンが見せ場?怖くない…!わざと笑かそうとするホラー映画、これはこれで斬新?なのかもしれません。
そもそも舞台がなぜ韓国なのでしょうか。日本でも中国でもどこでもOKな内容でしたが。
川口春奈の恋人役の人のサイコっぽい演技だけは最高でした。
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