「地味に痛いがすぎる」スパイラル ソウ オールリセット usami99さんの映画レビュー(感想・評価)
地味に痛いがすぎる
過去作1〜7作品はDVDを所持しているファンです。1が一番好きです。
結論から言えば、ジグソウを期待しないほうがいいということです。
続きはありそうですが、この1作品のみでも完結している感はあるのと、ラストの複線回収はSAWらしくて好きでした。
ただ、同じく推理メインの1では犯人がわからなかったけど、今作は途中でわかってしまったのでそこももう一捻り欲しかったかも。
全体のテンポもそれなりで良かったですが、痛そうな描写を早回しもなくだらだら気味に流すので、
こんなに無駄にグロい描写流す必要ある?って正直思っちゃいました…。
ソウ:レガシーよりはグロ多め。
今作のグロ評価は以下でした。
痛そうなグロ ★★★☆☆
派手なグロ ★☆☆☆☆
派手だけれど、イメージのしづらいものが多かった過去作に比べ、
爪剥がしのような、少し身近で痛みが分かりそうな装置が多かったです。
注射器風呂とか肋骨パカーとか大掛かりな装置が多かったSAWシリーズにしては地味に痛い系。
エンタメ的にも…装置に関しては…面白味はないかな。
ただ痛そうなのより派手なのが好きなので微妙でした。
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【【下記からネタバレです。】】
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今作の犯人はあくまでジグソウの模倣犯であり、装置も模倣犯らしい粗末なものだと思いました。
あとやっぱりジグソウの「Hallo,〇〇.Let's play game.」ってセリフの声が格好良くて大好きだったのですが、今作の犯人の声には重みがなく感じました。
犯人のキャラクターにも、やはりジグソウのようなカリスマ性が足りない…。
ジグソウの装置は、基本的に「苦痛に耐え、体の一部を差し出せば、罪の代償を背負いながら生き続けることができる」というポリシー(ジグソウ以外の装置は省く)があり、また装置もその罪にちなんだもので、改心させることが目的でした。ゲームプレイヤーに寄り添って考えているような節がありました。
それが今作では装置の構造上どれも、多量出血死を免れなかったり等、確実に死ぬようなゲームでした。
例えば指の装置は罪の内容からして、片方の腕だけで良かったはずですし、女性の装置は「頭が」と言っていましたが「頭を残して」では結局罪の内容と合致していないと思いますし、ゲームクリアしてもその後の人生があまりにキツすぎます。
私怨に走った模倣犯の犯行で、何かとやりすぎ感が拭えず…。
SAWといえば装置や拷問方法も魅力の一つなのでそこは適当にしないで欲しかったです。
ただ、ラストの伏線回収とそこの装置内容は良かったです。
満塁本塁打さん
お返しコメントありがとうございます😀
今作はラストがあまり気持ちの良い終わり方じゃなかったですよね…。
この後も続くんじゃ!って言われてる感じがします。
初見さんにもオススメと評価されている方もいますが、やたら装置が痛そう(痛々しく見せる演出が強めであまりにドS的)なので個人的にはオススメできないかな…^^;
個人的にはどうしても過去作SAWをなぞっている感が否めなくて、ファンが作った作品みたいにも見えました。
ちなみに1〜7はストーリーも続き物で登場人物も継続しているので、もし見るのであれば飛び飛び観はオススメしません!
コメントありがとうございます😊。勉強になります。ただ本作限定で見てみると、なんか底が浅く感じました。続編前提は宿命なのでしょうね。ただ初見の者から見ると尻切れトンボの中途半端映画と思えました。全てが中途半端。残念でした。参考になります。ありがとうございます。