「あと一捻り何かが足りないが、空き時間に十分楽しめるコンパクトな出来。」モンタナの目撃者 アルさんの映画レビュー(感想・評価)
あと一捻り何かが足りないが、空き時間に十分楽しめるコンパクトな出来。
山火事と暗殺者をどう絡めて展開してくるのか、脚本が難しそうと思ったがご都合主義になり過ぎず、動機付けも及第点。起承転結も分かりやすく、個人的には良かった。
時折挟まれる''間''が絶妙で上手く、登場人物も短時間での深掘りも出来ていて、非常に感情移入しやすい。
ハンナ役アンジーはさすがの安定感。だがそれ以上にコナー役フィン・リトル君が素晴らしく、つい演技に魅入ってしまった。今後の活躍に期待大。そしてアリソン役メディナ・センゴアが思いの外に大活躍、初見だったが良い演技で魅せてくれた。アンジーの脇が光るとても良いキャスティング。
山火事の演出、炎の怖さ、もう少しキツめに表現してもと思うが、臨場感は良かった。強いて言えば、炎の熱さをイマイチ感じられなかったのが残念。
ラストがあっさりなのは好みが分かれる所。後日譚も描けたと思うが、敢えて100分にまとめたスッキリしたエンディングは個人的に好き。
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