前科者のレビュー・感想・評価
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涙なしでは観ることができない
この映画は涙なしでは観ることが出来ません。恵まれた環境になく刑務所に入ってしまった方が、出所後に保護司の方の支援を受けながら更生する物語です。保護司を演じた有村架純さんは素晴らしい女優です。これからも頑張ってください。応援しています。ありがとうございました。
現実はどうなの?
個人的に有村架純並に可愛い女性が
保護司としてとはいえ
静かな密室に犯罪を犯したような男性と2人で
事件(わいせつ的な)は起こらないのか?!危機感無さすぎ!隙ありすぎ!
という心配しかなくなって
ストーリーに入っていけなかった…
てことで星低め。
内容としては(多分)良かったです。
そんな仕事(?無給で)があるとは知らなかったので
知識にもなりましたしストーリーもよかったかと。
ただ…ただ…心配になってヒヤヒヤしながら観てました。
ほかの女性視聴者はそんなことなかったのかなぁ…
泣けました
ドラマも原作も知らず、主演のお二人にも特に思い入れは無く、時間が空いたので公開初日に鑑賞。
結果とても良い映画でした。森田さんの演技に心揺さぶられ、有村さんも今更ながら良い役者さんだなあと思いました。
森田剛が役者になってた
無償の愛をみる映画。
有村架純は今回もいいです。
髪をまとめて眼鏡をかける役を引き受けたんだ~とびっくりしました。
演技は…この言い方、ドラマのあの時に似てるな…とか思えてしまったので これからに期待。
森田剛は映画は初めて観たけど
この人、ジャニーズやめても
役者でいけるんじゃない
素晴らしかったです‼️
ファンの方には前から役者だよ(怒)って怒られそうですね💦
更生とは生き返ること
おそらく、
人によって曲げられた人格を
人によって新たに作り直す
そんな仕事なんだけど、そんなに簡単な事ではない。
どうしたって過去は消せないから
履歴で決めつけられ、傷付けられ、
また、同じ道を辿る...
演者さん達が、皆さん素晴らしい配役でした。
ただ架純ちゃんくらいの年齢でも
そういう方がいらっしゃるのかしら。
貫禄は、無くはないのですが、
先生と呼ばれるには可愛すぎましたかね?
誠と実の悲しすぎる過去のエピソードが
2人の現在の姿を見て、より鮮明に刺さりました。
2人は最後にお父さんに会って
何を思ったんだろうか。。
他人は簡単に殺せたのに、何故??
人の感情はそんなに単純ではないのよ、、
というのが、登場人物それぞれに
とても上手く描かれていたと思います。
森田剛さん、若葉竜也さん、
どちらも見応えある役者さんで、
めちゃくちゃお腹いっぱいになりました!
架純ちゃんと磯村勇斗くんも
表の顔と裏の顔がある感じがちゃんと出ていて
とてもよかったです。
複雑な感情になりますが、
とても優しい気持ちになれる作品でした。
この手のテーマの公開規模が少ないのは良くない事。
なぜ 児童虐待 がテーマの映画は
公開規模が少ないのか?
重く残酷だから動員が低い?
避けてはいけないのに。
しかも今作は 有村架純 の女優としての熱演
+怪優 森田剛 共演+助演陣が全員素晴らしく
観ごたえ感半端ない。
有村さんは真骨頂だなー。
断然可愛きのに、可愛さを武器にしない作品。
どんどん演技女優として昇って欲しいなー。
物語的にも感情を出す方向性に
好き嫌いは出てくるだろうけど
進行が見事なので
わかりやすくサクサクと進むのが
物凄く良い。
フラグも見事に全て回収。
あと、マキタスポーツさん!
やっぱいい役者ですよねー!
凄い好きです!
今更ながら鑑賞しました。とにかく切ない。
保護司という仕事があるのは、知っていたが、無報酬でおこなっているのは知らなかった。
ほんと、なかなかできない大変な仕事だと思いました。
私は無理です。聖母みたいな人でないと務まらない!
有村さんは、安定の演技でしたが、びっくりしたのは、森田さんの演技です。
セリフは、少ないですが、逆にセリフの少ない演技をあそこまで、こなすことができることにびっくりです。
いい味でてました。
物語の内容は、本当に切ない。だけど良い映画でした。
上映している映画館もかなり少なくなってきてますが、見る機会があれば、鑑賞しても損はしないと思います。
名作です
前科者の更正を手助けする保護司の話。
保護司を演じる有村架純の演技はもちろん、前科者を演じる森田剛の演技も目を見張る物があった。
特に終盤の有村架純の言葉に涙を流すシーンでは約10㎝超はあろう特大の鼻水を振り子のごとくぶら下げて号泣するシーンはまさに圧巻。
そこには「ジャニーズ森田剛」ではなく、「俳優 森田剛」がいました。
個人的に主演男優賞をあげたい。
役者人の演技と設定が上質
2022年劇場鑑賞9本目 秀作 68点
ちゃんとアマゾンプライムでドラマ版鑑賞した上で鑑賞。
まあまあ良かったです。
有村架純は演技それなりにうまいんだけど、もう一皮二皮めくれたら本当に化けるのになあとまた思った。
とにかく若葉くんが良かった。愛がなんだくらいから徐々に評価がたかまっている気がする。
磯村勇斗もなんか最近よく観ますね。今日から俺はからきた印象。
まあでも全体通して演者はみんな演技派を揃えていて、脚本も良かったので評価高いのは頷けます。
是非。
人は誰しも失敗や間違いを犯してしまう……
私はWOWOWのドラマをアマプラで見ました。見てよかったです。さらに前科者にハマりました。そして今回の作品を鑑賞しました。本当に泣けて声を出して泣きたいほどの作品でした。鑑賞後は、すぐに席から立ち上がる事が出来ませんでした。人は一生の内に何度も失敗し挫折し苦しみ、自分の個性を出せずに引きこもって犯罪に手を染めてしまう。それはいつ自分が受刑者になるか分からないし、身近な存在が気づかずにそうなってしまうのか、そういった事を感じました。
では、感想です。まず保護司役の有村架純さん去年の花束みたいな恋をしたの作品とは全く違う演技力でものすごく鳥肌ものでした。有村さんの悲痛な叫び、自分の無力さに気付きどうしようも無い気持ちになる圧巻の演技素晴らしかったです。森田剛役の工藤さんを助けたい気持ち、応援したい感情全てが涙ものでした。次に森田さん。寡黙で口下手な役として凄く難しい役だったと思いますが、一つ一つの動きに重圧を感じ物凄く良かったです。そして事件に関与しているのが、自分の弟である実役の若葉竜也さんも悔やんでも何処にぶつけていいのやらと言う感情の作り方に驚きました。実が連続殺人をする理由には、人を信用する怖さ、子供の繊細さ、脆さ、などの部分から金田刑事の警察としての無自覚な人間、福祉課のおばさんの人に簡単に濡れ衣を着させるくずさ、施設で薬ばかり飲ませるアホ男どれも人間としてあるまじき行為見ていて胸糞悪く実の感情に凄く移入がしやすかったです。父親のリリーフランキーさんの怒りも湧きましたが、何故か憎めない人物像どの役者さんも凄いなと思いました。お父さんの仕事からの家族に対した虐待、でも更生することの出来る良いお父さんだったのが辛かったです。どうしてなの?なんで家族を傷つけちゃったの?と感じました。そして工藤誠は、仮釈放から解放されたい真っ当な人間に戻りたい、でも弟の復讐を止めなければと葛藤する姿に涙無しでは見れませんでした。パン工場のクズな上司嫌でしたね〜
他のキャストさんのアンナチュラルからの活躍で好きになった北村有起哉さん、罪の声からの活躍に歯止めが効かない宇野祥平さん 、仮面ライダーエグゼイドからの活躍に応援したくなる磯村勇斗君全てに感動でした。物凄く長いレビューになってしまいましたが、参考程度に見てって下さい。本当に見てよかった作品でした。2022年のベスト10確定で入りますよ!文句の付け所のない評価5でござります!
久々の良作
アマプラでドラマを観てから鑑賞。
近くの映画館は上映最終日で駆け込みだったけど、映画館で観られてよかった!
保護司側の目線の話と共に、ある事件が起こりそれを追う刑事と二つの話が交差する。
サスペンスとしてもよく出来ていて、133分と長めですが全く飽きずに釘付けだった。
とにかく切ない。全員切ない。保護司の阿川佳代、刑事の真司、前科者の工藤誠と再会した弟実。
どの目線で観るかで湧いてくる感情も違うと思う。
私がすごくしっくり来たのは被害者遺族であった真司の話。
テレビでもよく事故現場に見ず知らずの人が献花したり、ましてやペットボトルの飲み物やお菓子を置いている映像見る度にもの凄い違和感を感じてたけど、遺族の実状はこうだよね、と。
阿川佳代のキャラクターがとても良いですね。
ただの聖人ではなく、ダメと分かっていて対象者とお酒を飲んで潰れたり、久々に再開した同級生と関係持ちそうになったり、イライラして大切な友人を傷付けてしまったり。
完璧で無くとても人間味溢れる人柄であるからこそ、前科者に寄り添える。
久々に良作に出会えました。
有村架純さんと森田剛さん始め、演者の皆さん素晴らしかったです。
保護司という職務ではありながら、一線を越えてしまうほどの佳代の優しさが心の傷を癒す!!
「ビッグコミック」で連載されている漫画の実写化作品ではあるが、漫画自体が東野圭吾の短編のようなテイストであることから、映像化しても、ほとんど違和感ないし、地味眼鏡スタイルを最近よく観る有村架純にはハマり役。
ドラマ『前科者 −新米保護司・阿川佳代− 』の3年後という設定ではあるが、基本的な情報は冒頭で説明が入るため、観ていなくても理解することはできる。ただ、 佳代のモチベーションや信念が構築された過程や、主要キャラクターのバックボーンほ知るうえでは、観ておいた方が良いだろう。
特に佳代が保護司になって、一人目の対象者みどり(石橋静河)との友情関係に深みは増すだろう。
今作では、ドラマの中では直接的に描かれず、断片的にフラッシュバックするだけに留まっていた佳代の過去も描かれている。連続殺人事件が並行して起きることで、ドラマと比べて、全体的にサスペンス色やエンタメ色が強く、その中で佳代の過去に経験した事件のことにも大きく触れていくことになる。
こちらもざっくりとしか語られていなかった、佳代が保護司になった理由にも、直接的にリンクしていく。
公務員という枠組みではありながら、同時にボランティアの立場である保護司。ほとんどが年配で、生活に余裕のある人が行うことでありながら、佳代の場合は、コンビニでアルバイトをしている。
あくまで職務という立場上でも、どうしても感情移入してしまい、介入し過ぎてしまう、境界線がゆるい佳代ではあるし、そこは若く保護司としての経験も薄いということも作用しているとは思うが、ドラマの3年後という設定においても、その境界線のゆるさはそのままである。
その職務では無い優しさを感じるエピソードの数々が重なりあっている作品でもある。
工藤誠(森田剛)の物語がメインであり、もう一人の主人公と言っても過言ではない。工藤を通して、救えたはずだったのに、行政や警察の手から漏れてしまった人たちの行く末を描いて、保護司は必要だと感じさせる一方で、保護司の元に辿り着く前に、救えるような社会にならなければ、負の連鎖は終わらないことも痛感する作品だ。
ネタバレはできないが、連続殺人の被害者には、ある共通点があって、その理由も心をえぐられるようなものだが、特にリリー・フランキーが演じている男を殺そうとするシーンに注目してもらいたい。
非情に人を殺していた犯人が、ためらい涙を流すシーンは、どんな関係性であっても、子どもは親のことを怨み切ることができない悲しさが一瞬で伝わるシーンとなっている。
有村架純の演技の幅広さに驚かされる
評価が高かったので前々から気になってはいたのですが、ようやく鑑賞できました。
主演の有村架純さんは私の昨年のベスト映画『花束みたいな恋をした』でも主演していましたし、物語の中心人物である過去に殺人を犯した工藤誠を演じた森田剛さんは、私が日本のノワール映画で一番好きと言っても過言ではない『ヒメアノ~ル』でも殺人犯を演じていましたね。
好きな俳優さんが揃い踏みの映画ですので、非常に期待しての鑑賞です。
結論ですが、素晴らしかった!!
脇を固める俳優さんまでもが全員役にハマっていて素晴らしいですね。ストーリーも本当に素晴らしく、普段の生活では知ることができない「保護司」という役職について知ることができ、そして刑務所から出てきた前科者が社会に復帰することがいかに難しいかという社会問題にも切り込んだ内容になっており、ただ面白いだけじゃなくて勉強になるというインタレスティングな映画でしたね。
WOWOWで本作の前日譚にあたるドラマが上映されたそうですが、映画単体で綺麗に完結した内容になっていますので、ドラマ版を観ていない状態でも一つの映画作品として十分楽しめました。
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刑期を終えて釈放された前科者の社会復帰を支援する「保護司」として多忙な日々を送っていた阿川佳代(有村架純)。彼女の元に、殺人罪で懲役を受けていた工藤誠(森田剛)がやってくる。控え目で真面目な性格の工藤は保護期間中で全く問題を起こすことなく生活していたのだが、間もなく保護期間が終わるという時期になったある日、忽然と姿を消してしまうのだった。
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「保護司」という役職について、私は本作を鑑賞するまであまり知りませんでした。先日鑑賞した藤原竜也さんと松山ケンイチさんダブル主演の『ノイズ』で殺人犯を猪狩島に連れてきた男性が「保護司」として説明されていたので、名前だけは聞いたことがある状態です。
本作は、細かな描写が素晴らしいですね。例えば、阿川が出所直後の工藤に牛丼を作って食べさせるシーン。「ついさっき吉野家で牛丼食べたばっかりなのにまた牛丼出された」っていうギャグシーンになっているだけではなく、肉より玉ねぎの方が多い阿川の牛丼を見ると、「阿川は決して経済的に豊かなわけではないんだな」と伝わってきます。映画中盤で石橋静河さん演じるみどりが阿川の家ですき焼きを食べているシーンでも「貧乏で良い肉を食えないだろうからごちそうする」とみどりが阿川に言うシーンもありますので、それがよくわかります。
阿川と滝本(磯村勇斗)の対比も良かったですね。学生時代に、とある人物の死によって人生が変わってしまった二人。片や阿川は殺人犯の更生を手助けする保護司となり、滝本は「殺人犯は人間じゃない」と言い放つ程の強い憎悪を抱きながら警察官となる。全く対照的な二人のぶつかり合いから、「犯罪者の更生」という難しい社会問題についてキッチリと踏み込んだ内容になっているように感じました。
役者陣も全員素晴らしかったんですね。特に良かったのはやはり有村架純さんでしょうか。昨年の『花束みたいな恋をした』では「ありきたりで可愛い女子大生」を演じていたり、『るろうに剣心』では「ミステリアスな美女」を演じていました。そして本作では「真面目で飾り気のない女性」を演じています。
化粧や髪型や衣装による違いはあるでしょうが、それ以上に有村さんの演技によってそのキャラクターのイメージが固まっているような気がします。まるで別人のようなキャラクターの演じ分け。本当に素晴らしかった。
他にも、森田剛さんは言わずもがな素晴らしかったですし、殺人犯の実を演じた若葉竜也さんは『街の上で』で観た演技とは似ても似つない猟奇的な演技で、精神の不安定さや狂気性が伝わってきました。本当に、登場する役者さんが一人残らずキャラクターにピッタリでした。
ストーリーは面白いし、役者の演技は素晴らしいし、社会問題に切り込んだ内容になっているし、ラストの締めが個人的にめちゃくちゃ好きでした。文句を言うような部分が一切なくて、「減点方式で言ったら100点」という感じの映画ですね。
公開からかなり時間も経過してしまって、上映終了してしまった映画館も多いですが、本当に素晴らしい映画だったので是非多くの人に観ていただきたいですね。オススメです!
重たいけど…
wowowのドラマから見て映画も楽しみにしていました。こんなに重たい内容なのになんでこんなに面白いのか。俳優さんのお芝居が素晴らしいです。特に主演の有村架純さんの内に秘めた力強さ。熱量に引っ張られて集中して鑑賞しました。映画の主題よりお芝居の印象が強い映画かなと思います。
脇の俳優さん達の魅力。
脇の俳優さん達の演技を観るだけでも価値がある。
これはドラマ版も同じく。
良い作品とは、全ての俳優さんの演技如何で左右されるということを思い知りました。
塩辛いコメディ作品
犯罪者を校正させる人、保護司という人が社会にいることを広めたい監督の意気込みが感じられる作品となっていました。過去を背負った犯罪者と保護司との絡み合いには、シリアス感だけでなくコメディを加えた絶妙の駆け引きがとても楽しく、キャストの表現がとてもよかったと思います。
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