前科者のレビュー・感想・評価
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話の内容がリアルだった
保護司として工藤の更生の手助けをしていた阿川。
工藤はきちんと仕事をしてよいと思ったが、工藤の過去に関係する人達が次々と殺された。
警察は工藤のことを調べ、工藤に関係していた人物を捜した。
阿川も工藤のことを調べ、関係している人物を捜した。
工藤はある目的を持っていたが、阿川が説得したという内容だった。
話の内容が本当にあったことみたいにリアル感がありました。
行政の行いや、被害者加害者の気持ちもよく描かれている作品だなと思いました。
保護司はとても大変な仕事だなと思いました。
保護司さんのイメージとは?
この作品に森田剛さんが出ている事で…この人の演技も気になっていた作品。
WOWOWドラマは観てなくて。
森田剛さんと言えばV6で歌っているイメージしかなかったので…
最初そのオーラが全く無く、あの髪型だったし誰かわからない感じすらあり、演じている役柄もだいぶ暗いイメージだったから余計に誰なの!?という感じでしたが…
話が進むにつれて役者のイメージに変わっていき、あのラストのシーンには泣かされました。
保護司さんのイメージは、もう少し年配の方では無いのか…と頭をかすめました。
それなりに人生経験のある方がされているイメージだったので、そこは少し違和感。
それでも有村架純ちゃんも地味な保護司さん役をしっかりと演じていました。
なかなか重たい内容だったけど、キャストの方々もよく、少し尺が長く感じたが磯村勇斗くんも観れて良い作品でした。
丁寧に描かれていてとても良い作品です。
保護司と前科者
“保護司”と“前科者”のストーリーだけでなく、“保護司”の阿川さんと“保護司”になった阿川さんの物語がしっかりと描かれていた。
悲しいけれど、加害者や被害者をこれ以上増やさない強い思いが、ラストに向けて響いてくる。
誠さんと実さんの兄弟の絆。
実さんと離れ離れになり、そのまま放置してしまっった罪悪感だけでなく、兄として実さんに何かしてあげたいと動く行動はとても人間らしく、喪ってしまったことにより、それを埋めるように動いたところに阿川さんがしっかりと支えるのもよかった。
弟を演じた若葉竜也さんの演技がすごくよかった。
そして彼女は好きだった、真司くんの父を事件に巻き込まれ目の前で亡くすという、辛い過去を持つのだけど、同様苦しんできた真司との再会。
違った意味でも阿川さんは傷を追うけど、それがある事件をきっかけに少し前に進める
物語は重めだけど、最後に少し日が差す終わり方がよく、いい映画を観たなと感じた。
とにかく森田剛さんの演技の上手さに驚きました。ついこないだまでアイ...
人を救うのもまた人
怨念を晴らす・・その情熱だけが歪んだ生き甲斐になる、人たちが居る事実!
若葉竜也と森田剛の兄弟は幼い日に、最愛の母親を実の父親が刺し殺す、
その現場を目撃する。
その後の人生は悲惨そのもの。
若葉竜也は母親を救おうとしなかった警官や、福祉の担当者、養護施設の施設長などに
恨みと怒りの矛先を向け復讐してゆく。
奈良市襲撃事件の犯人もそんな恨みを爆発させることに生き甲斐を見出した人で、
まったく弁護の余地のない犯罪ですが、犯人の余りに不幸な生い立ちに声を無くしてしまいました。
社会的弱者に寄り添う有村架純の保護司。
彼女もまた犯罪事件の被害者であり、恨まれる立場でもある。
有村架純のひたむきな演技に胸打たれました。
悩みの中で彼女が見つけた答え。
それは弱い立場の人に寄り添い味方になる保護司の仕事を選ぶ事でした。
一番の悪人はリリー・フランキーさんの演じた実の父親だと思います。
奈良市の事件でも実母ではなく怒りの矛先は他者に向かう。
そこにも社会の歪み、弱者の怒りを感じます。
《なんとかしなくては!!》
と、思うけれど困難な事です。
森田剛の良さ
フライヤーの儚げな少女感のある有村さんに惹かれて
なのに劇場には足を運んでいないのですね。
観もしない作品の数々のフライヤーばかりをもらってくる、ある意味映画泥棒なのね・笑
コレクターなんだよ!無駄には捨てないよ!
いえ、公開前の有村さんの美しくて儚げな表情の写真に惹かれていたのは本当なのですね。
なのにしょっぱなからバイタリティ溢れる人の好いオバサンみたいに描かれているギャップにも惹かれました。
ギャップ萌え。
あと、眼鏡萌え。
眼鏡萌えの元祖といえば、あの伝説のセイントフォーの板谷祐三子さんですよね♡
バク転担当の。
Take a big Chance♪Like a flash Dance♪ですね。
↑
また余計な情報を…
余計と言えばね私、未成年時代に保護観察処分になったことあるの。
バイクのスピード違反が度重なって。簡単な裁判を受けたの。
しかも処遇期間中に、またスピード違反を犯したものだから
半年の処分で済まずに丸々一年のお勤めをしたことあるの。
この映画のように、月に二度、観察員さんだか民生委員さんだかの元を訪れていたの…
でも、その人って、当然有村さんじゃないの。
ごく普通のおばちゃんだったの(。´・_・`。)
有村さんだったら確実に恋してた自信しかないです♡
てか、リアルにあんな観察員さんなんていらっしゃらないですよね。
フィクション眩しい。リアル現実厳しい。
ごめんなさい、いつもの悪いクセで。
とっととレビュー行きますね。
私この作品、原作漫画も知らないし、読んでいないし。
テレビドラマも一切観ていないのですね。
なので、あくまでも一本の映画という観点のみで語らせていただきますね。
えーっとね、まず軽~く戦犯を挙げてみようか。
しいたけを頭にのせてるっぽいヘアスタイルの磯村勇斗さんの演技が微妙だったのね。
ヘタとまでは言わないけれど、なんか妙な違和感があったと思ったのは事実で。
正直ウザいと感じました。
めーっちゃいい味出してるマキタスポーツさんとの絡みのあるシーンならなおのこと、それが浮き彫りになるのですね。
コンビニ店長の宇野さんも、阿川さんの“別のお仕事”に理解のあるいい人の味出してるじゃないですか。そこも含めて。
もちろん森田剛さんの、元ジャニーズアイドルの片鱗も垣間見えなくなった、不器用なしょぼくれ男感溢れる演技も含めて。
リアル鼻水垂らしながら泣くシーンの迫真の演技だとか。
それらの対比で。
なので、言っちゃ悪いけれど、磯村さんの演技は、ちょっと一本調子で浮いてるなぁ…と思っちゃったです。
でね、私なら、あれこれ余計なこと考えずに、阿川さん(有村さん)と一緒にラーメン食べる道を選ぶね!って思ったね!ラーメンデートちょううう美味しい♡
てかね!誠が『前科者』なら実は『邪魔者』すぎ!兄の幸せ奪うなし!ですよ。
阿川さん(有村さん)とのラーメン奪うなし!ですよ。泣きながらのひとりラーメンさせるなし!ですよ。
いえ、真面目な話はね。肉親との愛情は不純な♡よりも強しなんですね。
私も弟がふたりいるので、よくわかるですよ。
劇中でちょっと笑っちゃったのがね、阿川さんが「警察だったら何をやっても許されるんですか!」と吠えるのにに対して
『孤狼の血』的に「警察じゃけぇ、何をしてもええんじゃ!」の台詞がソッコーでに浮かび上がったのですね。舞台が岡山じゃなくてよかったね。
銃殺の件もね、岡山的には「弾はまだ残っとるがよ…」を思い出しちゃったの。
余計なことばかりフラシュバックせずにレビューに戻れよ!
そうですよね、これレビュー書いてるんでしたよね。
閑話休題。
ヒューマンドラマパート。
皮肉なのが、事の発端を作った犯罪者の義父は、とっくに更生の道を歩んでいたことなのね。
大切にとっておいたホームビデオを眺める“父”の表情にうる…っときちゃいました。
実の凶行を前に一瞬で全てを悟った時の表情といい。
でもね、物語の根幹を成す、佳代が何故保護司の道を選んだのかの動機がちょっと希薄にすぎると思って。
これだけかよ!
いえ、ここは皆さんのレビューを拝読した限り、既に多くが語られていたと思うから。
あえて私ごときがさら駄文で語って汚さない方がよいかもと思い。
(一番肝心なところを投げ出しやがった!・笑)
有村さん萌えパート。
この映画、有村さんを余すことなく堪能することのできる映画だと思ったです♡
誠が更生していく様に寄り添って、幸せげな微笑みをこぼす様だとか、
そんな誠がまたもや堕ちてい様に悲しみをぶつける表情だとか
みどりの独白に泣き顔を見せるシーンだとか
有村さんの様々な表情の魅力大爆発でした。
実は私、本作以前には有村さんのこと、それほど意識していなかったの。
『あまちゃん』で、若き日の春子さんを演じたイメージしかなくて。
でも、どうやら本作で有村さんファンになったっぽいの。
本当に惚れっぽいのな!自分。
サスペンスドラマパート
ちょっと不思議だったのは、実の殺害方法。
母親がそうであったのなら、その逆恨みとも言える殺害方法は、刺殺に拘るんじゃね?思っちゃったの。
なんで拳銃奪ったのかが謎で。
あと、交番勤務の警察官さん。
同一の派出所に10年以上も勤務できていたのかどうか?
ここ、よく知らないので、これ以上はツッコミませんが、そこちょっと不思議に思ったのですね。
あと二人の所在は掴めたとしても、よほどの計画的ストーキングでもしなきゃ、あんなにタイミングよく射殺なんてできなかったろうと思うし。
誠があの切羽詰まった状況で、DNA鑑定の捜査を混乱させるための偽装工作なんて瞬時に思いつかないでしょ?だとか。
そこの実と誠の行動に疑問を感じたの。
あとね、あれだけの犯行重ねておいて、自分たちが追われる身になっていることに気付かないかなぁ?普通。
大いなる謎パート
若き日の真司が、図書室の中也の詩集に殴り書きした恐ろしい文字の数々が一体何だったのか、ちょっと訳がわかりませんでした。
いつもながら、なんなん、このクソレビュー。
いやね、やはりこの手の真面目な作品と私のレビュースタイルは相性が悪いのよ。
影がある役…
森田剛の熱演が素晴らしい。実際に前科者の社会生活での更生は相当厳しいと思う。この映画で初めて保護司という仕事があることを知った。非常勤の国家公務員でありながら、ボランティア。何でそんな仕事を引き受けるのか。。有村架純演じる新米保護司の阿川は自身の過去の出来事から本職についた。ストーリーは近しい人物が偶然出会うなど、出来すぎている部分が否めないが、実力派俳優陣が派手な演出をせず、静かで温かみある演技に徹している。
保護司役にぴったりはまった有村架純
最近の有村架純にはずれはない。『花束みたいな恋をした』、『るろうに剣心』、そして本作。
いまらさらながらに可愛いだけの女優ではない。こころが演技に沁みとおっている。
彼女の熱演で、保護司という仕事の理解度が深まる。
『護れなかった者たちへ』にも通じる、弱者と決めつけられがちな、生活保護者や前科者に寄り添うことの難しさ。彼女の演技でそこが痛いほどに伝わってくる。
仕事と割り切りすぎると上から目線とみなされ、距離感を縮めすぎると突き上げられる。
その彼女の苦悩の向こうに事件が顔を覗かせる。
コンビニでバイト、趣味は読書、中原中也のファン、得意料理は牛丼。
これが等身大の有村架純なんだ、と思わせる彼女が凄い。
『ヒメアノール』の凶暴な役柄とはまた違った味わいを見せる、森田剛も見逃せない。
悲しい現実
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